eSIMマネージャーとは?各端末での確認方法も解説
eSIMの設定・アクティベートに必要なSIMマネージャー。スマホメーカー別の基本情報と確認方法をご紹介します。
一部のスマートフォンには、「SIMマネージャー」というeSIMを管理する機能が搭載されています。
また、Google Playでは、「SIMマネージャー」アプリを提供しています。
このSIMマネージャーはどのように使うのでしょうか?
本記事では、eSIMを管理できるこのSIMマネージャーについて解説します。
Google、Samsung、Appleなど、メーカー別の確認方法や取得方法についてご確認いただけます。
ぜひ使いこなしてみましょう。
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Google eSIMマネージャーとは?
Google eSIMマネージャーは、Googleが開発したeSIMプロファイルを管理するためのアプリです。
当初は、Google Pixelが「Google Fi」のサービスと連携して動作するためにリリースされました。
Google Fiは、複数の大手通信業者のネットワークを一つのプランで利用できる、アメリカGoogleの通信サービスです。
現在は、Pixel以外のAndroidデバイスの一部にも対応しています。
Google eSIMマネージャーの機能
eSIMマネージャーは、SIMの複数持ちに便利です。
いつでもインストールしたeSIMの有効化・無効化の切り替えができます。
💡eSIMマネージャーの機能
🔵 購入したeSIMのダウンロード
🔵 有効化・無効化などeSIMの管理
Google eSIMマネージャーの入手方法
Google eSIMマネージャーのアプリをGoogle Playから無料でダウンロードできます。
ただし、このアプリは全てのスマホで動作するわけではありません。
対応する機種を確認しましょう。
💡 利用できる端末の条件 |
---|
・eSIMに対応したAndroid端末 ・Androidのバージョンが8.0以上 |
Apple・Samsung・HuaweiのeSIMマネージャー
GoogleのSIMマネージャーの他にも、AndroidやiOSデバイス向けに同じ機能を持つアプリがあります。
eSIMが世界標準規格として普及する中、各デバイスに合わせた管理ツールがリリースされています。
以下で、各端末向けのeSIMマネージャーをご紹介します。
iPhone用eSIMマネージャー
eSIMに対応するiPhoneでは、デフォルトでeSIMマネージャーが搭載されています。
eSIMマネージャーは、「設定」内の「モバイル通信」内に組み込まれているので、気づかずに既に使っている方もいるかもしれません。
機能が充実しており、複数のeSIMを管理するのに大変便利です。
💡eSIMマネージャーの機能
🔵 eSIMのダウンロード
🔵 有効化・無効化
🔵 使用する回線の選択
🔵 名前の変更
🔵 使用条件の詳細設定
🔵 削除
※削除ボタンをタップするだけで、iPhoneから削除できますが、削除してもeSIMの通信契約はキャンセルされません。
eSIMに付随するプランの契約を終了されたい場合は、通信事業者に問い合わせする必要があります。
iPhoneにeSIMを設定する方法は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:iPhoneにeSIMを設定する方法
Apple Watch用eSIMマネージャー
Apple Watch向けeSIMマネージャーは、Watchアプリの中で見つけることができます。
例えば、MultiSIMサービスを有効にする場合、Watchアプリにアクセスし、eSIMの登録、支払い、ダウンロードを行う必要があります。
このアプリでは、Apple WatchにインストールしたeSIMとデータ消費量を確認することができます。
Apple WatchでeSIMを使う方法は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:Apple Watchを単体で使うには?
Samsung用eSIMマネージャー
Samsung端末のeSIMマネージャーは、iPhoneのeSIMマネージャーと似ており、機能が充実しています。
eSIMに対応するSamsung端末の「設定」画面からアクセスし、データプランの追加、無効化、削除が可能です。
Samsung GalaxyにeSIMを設定する方法は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:GalaxyにeSIMを設定する方法
Samsungウェアラブルデバイス用eSIMマネージャー
Samsungは、eSIMに対応したスマートウォッチを販売しています。
しかし、それぞれのeSIMを管理するためには、Galaxy Wearableアプリをインストールする必要があります。
eSIMをインストールするには、通信事業者から提供されたQRコードを読み取ります
このアプリで他のBluetooth接続機器を操作することも可能です。
Pixel用eSIMマネージャー
Google Pixelには2つのeSIMマネージャーがあります。
1つ目はスマホの設定からアクセスでき、2つ目は端末の電源を入れたときに起動するウィザード形式のアプリです。
PixelのeSIMマネージャーは、Google Fi、Sprint、AT&Tなど、アメリカの通信事業者のeSIMを管理しやすくするために設計されています。
PixelにeSIMを設定する方法は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:PixelにeSIMを設定する方法
Huawei用eSIMマネージャー
eSIMが搭載されているHuaweiのスマホも例外ではなく、eSIMマネージャーでデュアルSIMとeSIMを管理できるよう検討中のようです。
Huawei P40でeSIMを設定する方法についての記事も併せてご覧ください。
Huaweiウェアラブルデバイス eSIMマネージャー
HuaweiのウェアラブルデバイスでeSIMを使う場合、スマホに「Huawei Wear」アプリをインストールしておく必要があります。
これを使えば、スマートウォッチのeSIMの管理、追加、削除、無効化を操作することができます。
Samsung Wearアプリと同じような機能を持ちます。
通信事業者のeSIMを追加するためにはQRコードが必要となります。
eSIMマネージャーの注意点
ウェブ上では、さまざまなeSIMマネージャー、またはAPK(Android)をダウンロードできるサイトがいくつか存在します。
自動的に更新される安全なアプリをダウンロードするために、Google Play・App Storeからダウンロードすることをおすすめします。
まとめ
本記事では、eSIMを管理できるSIMマネージャーについてご紹介しました。
eSIMの普及に伴い、SIMマネージャーの機能も進化しています。
スマホはもちろん、ウェアラブル端末でも、eSIMを管理できるSIMマネージャーがあり、利用できる幅が広がっています。
普段のSIMに加え、用途別のeSIMを追加・管理することもカンタンです。
海外旅行には、現地で使えるeSIMを準備して、お得にスマートに旅をお楽しみください!
eSIMマネージャーに関するよくある質問
GoogleのSIMマネージャーはiPhoneでも利用できますか?
GoogleのSIMマネージャーは利用できませんが、iPhoneにはデフォルトでeSIMマネージャが搭載されています。
iPhoneにGoogleのeSIMマネージャーをインストールする方法は?
このアプリは、eSIMに対応する一部のAndroid端末でのみ利用できます。
Googleアプリを使用せずにeSIMをアクティベートできますか?
eSIMに対応した携帯端末を販売する全てのメーカーは、独自のeSIMマネージャーを持っています。そのため、Googleアプリを利用せずにeSIMをアクティベートができます。
アプリをインストールされている場合もあれば、オンラインショップからダウンロードが必要な場合もあります。
SIMマネージャーからeSIMを購入できますか?
Googleのアプリには、eSIMプロファイルを直接入手できるオプションがあります。