スペイン・マヨルカ島の観光ガイド｜見どころ・行き方・モデルコースまとめ

マヨルカ旅行を計画中の方に向けて、おすすめ観光スポット・日本からの行き方・モデルコースを解説。

スペインの地中海に浮かぶマヨルカ島は、透明度の高いビーチと美しい旧市街が魅力の人気リゾート地。

この記事では、日本からの行き方、代表的な観光スポット、モデルコース、現地の治安や気候、旅の費用目安まで徹底解説します。

初めての海外リゾートでも安心して旅行計画が立てられるよう、移動手段やおすすめエリア、注意点までカバー。最新情報で、あなたのマヨルカ島旅行をしっかりサポートします！

スペイン・マヨルカ島とは？観光地としての魅力と歴史

マヨルカ島（Mallorca）は、スペイン・バレアレス諸島最大の島で、「地中海の宝石」とも称される人気の観光地です。

地理的には、スペイン本土のバルセロナから南東へ約200km、飛行機で約1時間の距離にあります。

透明度の高い海と白砂のビーチ、美しい旧市街や歴史的建築物が魅力で、ヨーロッパ中から多くの旅行者が訪れます。

年間300日以上の晴天に恵まれた温暖な気候と、美食・自然・文化のバランスが取れた島は、リゾート初心者にもおすすめです。

マヨルカ島の魅力

マヨルカ島には、次のような魅力があります！

・美しいビーチ：

カラ・メスキダやエストレンクなど、地中海らしい透明度抜群のビーチが点在

・旧市街の街歩き：

パルマ大聖堂を中心に、石畳の街並みやおしゃれなカフェも楽しめる

・アクティビティ充実：

サイクリング、ハイキング、ソーリェル鉄道での絶景旅など多彩

・美食の宝庫：

地元料理「アロス・ブルート」や伝統スイーツ「エンサイマーダ」も人気

リゾート気分を満喫しながら、アクティブに過ごしたい方にもぴったりの島です。

マヨルカ島の歴史と文化

フェニキア人、ローマ帝国、アラブ文化など、さまざまな文明が交錯してきたマヨルカ島。歴史ある建築や街並みは、今もその足跡を色濃く残しています。

なかでも作曲家ショパンが滞在したことで有名なバルデモッサ村は、文化的な見どころのひとつ。中世の修道院、美術館、音楽の足跡をたどる旅も魅力的です。

観光だけでなく、歴史や芸術に触れる知的な旅を楽しみたい方にもおすすめのエリアです。

マヨルカ島のおすすめ観光｜歴史と文化を感じるスポット

パルマ・デ・マヨルカ大聖堂（Catedral de Mallorca）

13世紀に建設が始まり、16世紀に完成したスペイン屈指のゴシック建築。ガウディが手掛けた天蓋飾りや壮大なステンドグラスが魅力で、海沿いにそびえる姿は圧巻です。

📍基本情報

• 住所：Plaça de la Seu, s/n, Centre, 07001 Palma, Illes Balears, スペイン（ GoogleMap ）
• アクセス：パルマ市内中心部から徒歩約10分
• 訪問時間：平日 10:00 – 17:15（冬季は短縮） ／ 土 10:00 – 14:15
• 入場料：一般：10ユーロ ／ 学生：8ユーロ
• 公式サイト：https://catedraldemallorca.org/en/

ベルベール城（Castell de Bellver）

14世紀に建てられた円形の要塞。現在は市立歴史博物館として利用され、丘の上からのパノラマビューが楽しめます。

📍基本情報

• 住所：Carrer Camilo José Cela, s/n, Ponent, 07014 Palma, Illes Balears, スペイン（ GoogleMap ）
• アクセス：パルマ市内からバス約20分
• 営業時間：火～土 10:00 – 19:00 ／ 日 10:00 – 15:00（冬季は短縮）
• 入場料：一般：4ユーロ ／ 学生：2.50ユーロ

バルデモサ・カルトゥジオ会修道院（Cartoixa de Valldemossa）

作曲家ショパンと作家ジョルジュ・サンドが滞在した場所として有名。

修道院内にはショパンのピアノや、彼が作曲した楽譜などが展示されており、当時の雰囲気を体感できます。

📍基本情報

• 住所：Plaça Cartoixa, s/n, 07170 Valldemossa, Illes Balears, スペイン（ GoogleMap ）
• アクセス：パルマ市内からバス約30分
• 営業時間：月〜金：10:00 – 17:00 ／ 土：10:00〜16:00
• ピアノリサイタル：10:30、11:30、12:30、13:15、14:15
• 入場料：一般：12.5ユーロ ／ 学生：8.5ユーロ
• 公式サイト：https://cartoixadevalldemossa.com/en/home/

マヨルカ島のおすすめビーチ＆リゾートエリア

カラ・メスキダビーチ（Cala Mesquida）

透明度抜群の海と白砂が広がる穴場スポット。自然保護区に隣接し、手つかずの自然を満喫できることで人気です。

📍基本情報

• 住所：07589 Capdepera, Balearic Islands, スペイン（ GoogleMap ）
• アクセス：パルマから車で約1時間15分
• 設備：シャワー、レストラン、駐車場あり

エストレンクビーチ（Es Trenc）

カリブ海を思わせる白砂とターコイズブルーの海が広がる人気ビーチ。周辺には塩田が広がり、独特の景観が楽しめます。

📍基本情報

• 住所：Es Trenc, スペイン（ GoogleMap ）
• アクセス：パルマから車で約45分
• 設備：レストラン、トイレ、駐車場あり

マヨルカ島でアクティビティ・大自然を楽しむ

トラムンタナ山脈（Serra de Tramuntana）

ユネスコ世界遺産に登録された壮大な山脈。サイクリングやハイキングに最適で、地中海を望む絶景を楽しめます。

📍基本情報

• エリア：トラムンタナ山脈（マヨルカ島北西部）（ GoogleMap ）
• アクセス：パルマから車で約40分
• おすすめ時期：春・秋（夏は暑いため注意）
• 公式サイト：https://serradetramuntana.net/

ソーリェル鉄道でのんびり旅

100年以上の歴史を誇る木製電車。パルマからソーリェルまでの約27kmを結び、オリーブ畑やオレンジ畑を走り抜けるノスタルジックな旅を体験できます。

📍基本情報

• 出発駅：パルマ駅
• 終点：ソーリェル駅（さらにトラムでプエルト・デ・ソーリェルへ約30分）
• 所要時間：約1時間
• チケット料金：片道：23ユーロ ／ 往復：30ユーロ
• 公式サイト：https://trendesoller.com/

マヨルカ島のアクセス・行き方

日本からの行き方

日本からマヨルカ島へは直行便がなく、バルセロナまたはマドリード経由でのアクセスが一般的です。

✅ ルート例：成田・羽田・関空 → バルセロナ or マドリード経由 → パルマ・デ・マヨルカ空港（PMI）

筆者おすすめの航空会社と料金相場は、次のとおりです。

・ルフトハンザ航空（公式サイト）：東京発パルマ・デ・マヨルカ行き約24万円〜

・イベリア航空（公式サイト）：マドリード経由の運航あり、料金は変動

関連記事：スペインの空港一覧！マドリード・バルセロナなど主要空港を解説

スペイン国内からのアクセス

スペイン国内の空港から飛行機、または地中海沿岸の都市からフェリーでアクセスできます。

飛行機（所要時間：約1時間）

・バルセロナ、マドリード発の直行便多数

・片道約25ユーロ〜

フェリー（所要時間：約6〜8時間）

・バルセロナ→パルマ（約7時間、約30ユーロ〜）

・バレンシア→パルマ（約7時間30分、約19ユーロ〜）

・車の持ち込みOK！ゆったり移動派におすすめ（Baleària公式サイト）

島内の移動手段

マヨルカ島の移動手段は、主にバス・タクシー・レンタカーの3つです。

1. バス

・主要都市・観光地を結ぶ路線が充実

・料金：1.50〜10ユーロ

・運行時間：6:00〜23:00（路線により異なる）

2. タクシー

・初乗り3〜5ユーロ

・パルマ〜アルクディア間：約50〜60ユーロ

・深夜・休日料金あり

3. レンタカー

・1日40ユーロ〜（時期・車種による）

・空港周辺にレンタカー会社多数

・運転ルール＆駐車場情報を要確認

旅のスタイルに合わせて最適な移動手段を選び、マヨルカ島を快適に楽しみましょう！

マヨルカ島の治安は安全？

マヨルカ島はスペインの中でも比較的安全な観光地ですが、スリや置き引きには注意が必要です。

以下のポイントを押さえておきましょう！

・観光地ではスリ・置き引きに注意（特にパルマ大聖堂・ボルン通り・公共交通機関）

・マガルフエリアは夜のトラブルが多め。夜間の一人歩きは避ける

・夜のビーチは人が少なくなるため、複数人で行動を

マヨルカ島は女性や一人旅でも楽しめる？

安全なエリアと注意が必要なエリアを事前に知ることで、より安心して楽しめます！

✅ 安全なエリア

・パルマ旧市街やポルト・デ・ソーイェルは治安良好で観光向き

・夜は明るく人通りの多いエリアを選ぶ

🚨 注意が必要なエリア

・マガルフの繁華街：ナイトクラブ周辺での犯罪報告あり。

・人気のないビーチ周辺：夜は避ける。

困ったときの連絡先

筆者の経験から、安全に楽しむポイントは次の4つ！

✅ 貴重品は最小限に！ 必要以上の現金は持ち歩かない
✅ バッグは体の前で持つ！ リュックは前抱えがおすすめ
✅ タクシーは正規乗り場で！ 違法タクシーは避ける
✅ 夜は明るく人通りのある場所を！

関連記事：スペインの治安まとめ｜バルセロナ・マドリードの危険エリアと安全対策を徹底解説

マヨルカ島のベストシーズンと気候

マヨルカ島は地中海性気候で、年間を通じて過ごしやすい温暖な気候が特徴です。

シーズンごとに異なる魅力があるため、「どんな旅を楽しみたいか？」を考えて、最適な時期を選びましょう！

季節ごとの特徴とおすすめの時期

夏（6月〜9月）：ビーチ＆リゾート滞在に最適

・日中の平均気温：25〜31°C

・地中海の美しいビーチを満喫！マリンスポーツやクルージングにぴったり

・夜は街が賑わい、ナイトライフも充実

・注意点：観光客が多く、ホテルや航空券は高騰するため、早めの予約が◎

春・秋（4月〜6月、9月〜10月）：観光＋アクティビティにベスト

・平均気温：15〜25°C

・ハイキングやサイクリング、ワインツアーなど、アクティブを楽しむのに最適

・夏に比べ観光客が多くなく、落ち着いた雰囲気で過ごせる

・おすすめ：トラムンタナ山脈のハイキング、ソーリェル鉄道の旅

冬（11月〜3月）：オフシーズンならではの静かな旅

・平均気温：5〜15°C

・夏の混雑を避け、ゆったりとした滞在が可能。

・クリスマスマーケットや地元のイベントを楽しめる。

・注意点：一部の観光施設やリゾートは休業することも。

旅行時の服装と持ち物リスト

夏（6〜9月）
・Tシャツ、ショートパンツ、ワンピースなど（軽装）
・日焼け対策（サングラス、日焼け止め、帽子）
・ビーチグッズ（水着、サンダル、シュノーケルセット）
・レストランやクラブ用に軽めの羽織りも◎

春・秋（4〜6月、9〜10月）
・昼は半袖＋軽い羽織りもの（ジャケット・カーディガン）
・朝晩は冷え込むので、スカーフや薄手のコートもあると便利
・突然の雨対策として折りたたみ傘やレインジャケット

冬（11〜3月）
・セーター・コート・暖かい靴（防寒対策必須）
・防水アイテム（雨の日があるため、ブーツやレインコート）
・観光用バッグ（盗難防止対策も忘れずに！）

あなたの旅のスタイルにぴったりのシーズンを選んで、マヨルカ島を思いっきり楽しみましょう！

マヨルカ島のおすすめグルメとレストラン

マヨルカ島は、美しいビーチや歴史的な街並みだけでなく、美食の宝庫でもあります。

ここでは、訪れるならぜひ味わってほしいグルメを厳選してご紹介します！

マヨルカ島の名物料理

アロス・ブルート（Arròs Brut） – マヨルカ風パエリア
スープ仕立てのパエリアで、地元の野菜や肉、時には魚介類をたっぷり使用。スパイスが効いた濃厚な味わいが特徴で、寒い時期にもぴったりです。

エンサイマーダ（Ensaimada） – 名物スイーツ
マヨルカの伝統的な甘いパン。ふんわりとした食感とほんのり甘い味わいが絶妙！カスタードやチョコレート入りのものもあり、お土産にもおすすめです。

新鮮なシーフード料理
地中海に囲まれたマヨルカ島は、シーフードが絶品！

・カルデタ・デ・ラングスタ（Caldereta de Langosta） – 伊勢海老のシチュー

・サルモレホ・デ・マジョルカ（Salmorreta de Mallorca） – トマトベースの魚の煮込み

・マヨルカ風グリルフィッシュ – オリーブオイルとハーブで焼いたシンプルな逸品

おすすめのレストランとカフェ

地元の人が通う隠れ家的レストラン

・Mesón Ca’n Pedro   – 郷土料理とグリル料理が楽しめる老舗レストラン。地元のワインと相性抜群です。

・Ca Na Toneta  – オーガニック素材を使った創作マヨルカ料理が人気のお店。

眺めの良い海沿いのカフェ

・Cassai Gran Café & Restaurant  – モダンな内装と地元の味が融合した人気カフェ＆レストランです。

・Rosevelvet Bakery  – 自家製ペストリーが評判のカフェ。コーヒーとエンサイマーダの相性抜群です。

マヨルカ島のグルメは、旅の楽しみをさらに広げてくれます。地元の味を楽しみながら、最高のひとときをお過しください！

旅行スタイル別！マヨルカ島のモデルコース

マヨルカ島は、歴史的な街並み、絶景のビーチ、アクティビティ満載の大自然が魅力です。

滞在日数や旅行スタイルに合わせて、ぴったりのプランを選びましょう！

【1日で巡る】弾丸観光プラン

「短時間でもマヨルカの魅力を満喫したい！」という方におすすめのプランです。

午前：パルマ・デ・マヨルカ大聖堂（La Seu）見学
ゴシック建築の傑作で、ガウディが手がけた装飾も必見！朝早く訪れて混雑を避けよう。

昼前：ベルベール城（Castell de Bellver）へ
円形の珍しい要塞からパルマ湾の絶景を堪能。大聖堂からタクシーで約10分。

ランチ：旧市街のローカルレストランで郷土料理を味わう
エンサイマーダやアロス・ブルート（マヨルカ風パエリア）を楽しめるお店がおすすめ。

午後：旧市街（Casco Antiguo）を散策
石畳の街並みを歩きながら、おしゃれなカフェやブティック巡り。

夕方：カテドラル近くでサンセット鑑賞
ビーチ沿いを歩きながら、夕暮れに染まる海を眺めて旅の締めくくり。

【2泊3日】定番＆人気スポット巡り

「人気スポットをしっかり巡り、ビーチも楽しみたい！」という方におすすめです。

1日目：パルマ市内観光＆グルメ

・パルマ・デ・マヨルカ大聖堂 → ベルベール城 → 旧市街散策

・地元のレストランでマヨルカ料理を堪能

2日目：ビーチでリラックス

・カラ・メスキダビーチ or エストレンクビーチでのんびり

・海沿いのレストランでシーフードランチ

・夕方はビーチバーでカクテルタイム

3日目：トラムンタナ山脈でアクティブに！

・ソーリェル鉄道でのんびり旅（パルマ → ソーリェル）

・トラムンタナ山脈でハイキングまたはワイナリー巡り

・夜はパルマのレストランでディナー

【3泊以上】ゆったりリゾート＆アクティビティ

「マヨルカ島の魅力を存分に味わいたい！」方に最適な贅沢プランです。

1日目：ビーチでのんびり

・午前：ホテルのプライベートビーチ or カラ・メスキダビーチ

・午後：マリンスポーツ（SUP・シュノーケリング・クルージング）

・夕方：ビーチ沿いのレストランでサンセットディナー

2日目：ショッピング＆スパでリラックス

・パルマ旧市街でブティック巡り＆ショッピング

・高級スパで癒しのひととき

・夜はルーフトップバーでおしゃれに乾杯

3日目：ワイナリー＆郊外観光

・ビニサレム（Binissalem）でワイナリー巡り＆試飲

・バルデモサ村でショパンが愛した街並みを散策

・地元レストランでゆったりディナー

4日目以降：追加で楽しめるアクティビティ

・カブレラ島ツアー：手つかずの自然が残る国立公園を探索

・カーブ探索：ドラッシュ洞窟で幻想的な地下湖を堪能

あなたの旅のスタイルに合わせて、マヨルカ島の魅力を最大限楽しみましょう！

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マヨルカ島旅行に関するよくある質問

Q. マヨルカ島で英語は通じますか？スペイン語は必要ですか？

A. マヨルカ島の観光地や中心部では英語が通じます。ただし、ローカルな店や市場ではスペイン語のみの場面もあります。旅行中の基本的な会話には、簡単なスペイン語の挨拶を覚えておくと安心です。

Q. マヨルカ島旅行の予算はどれくらいですか？

A. 中級ホテルに宿泊し、観光や食事を楽しむ場合、1日あたり約150〜250ユーロが目安です。バックパッカーなら100ユーロ以下、リゾート滞在なら300ユーロ以上かかることもあります。

Q. マヨルカ島は家族旅行やカップル旅行に向いていますか？

A. はい、マヨルカ島は家族旅行にもカップル旅行にも最適です。子連れに人気のビーチやアクティビティが充実しており、カップルにはサンセットが楽しめるホテルやレストランが好評です。

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