データ使用量の多いアプリ大公開!バッテリーを長持ちさせる対策も
スマホのデータ使用量を抑えたい方必見!YouTubeやLINEなど、データ消費量がアプリのランキングを紹介。バッテリーを長持ちさせる方法も解説します。
スマホはSNSや動画の閲覧ができて便利ですが、夢中になって見ているとデータ使用量が予想以上に増え、支払いがかさんでしまうのが悩みの種です。
データ使用量を削減するにはどうしたらよいのでしょうか。
今回の記事では、YouTube・Disney Plus・Uber といった人気アプリのデータ使用量をくわしくまとめました。
さらに、データ使用量の削減方法やバッテリー消費を抑える方法など、スマホを快適に利用するための対策を解説します。
本記事を読めば、利用しているアプリのデータ使用量や、削減のための具体的な方法が理解できます。データ使用量を賢く管理し、快適なアプリの利用を実現しましょう。
データ使用量の多い人気アプリランキング
データ使用量の多い人気アプリのトップ10(2024年)を、以下の表にまとめました。ランキングのデータは、5 分ごとの使用量を示したものです。
以下は、アプリごとのデータ使用量が多い原因です。高解像度動画の再生や、リアルタイムの情報更新などが挙げられます。
高機能なアプリほど消費量が多い傾向にあります。
アプリ | データ使用量が多い原因 |
---|---|
YouTube・Disney Plus・Prime Video | 高品質な映像コンテンツの再生処理 |
Uber・Google Maps | GPSの常時使用と頻繁な位置情報の更新 |
Snapchat・Pinterest・TikTok・Telegram・Instagram | カメラ機能の常用、動画の自動再生、継続的なデータ同期処理 |
DuoLingo | 学習状況の常時更新、音声の使用 |
データ使用量の多いストリーミングアプリランキング
世界でデータ使用量の多いストリーミングアプリのトップ10(2024年)を、以下の表にまとめました。
ストリーミングとは、インターネットを通して動画や音楽を配信する方法です。動画や音楽をダウンロードして保存するにはスマホの容量も待ち時間も必要です。
しかし、ストリーミングならダウンロードできた部分から再生できるため、すぐにコンテンツを楽しめます。
データ保存はしないのでスマホの容量の心配はありませんが、Wi-Fi環境でない場合データ使用量がかかります。
ストリーミングアプリがデータ量を消費する大きな原因は、高解像度動画の再生です。
とくに、ライブ配信やリアルタイム更新がデータ使用量を増加させる傾向にあります。
いつも使っているあのアプリも?!データ使用量が多い日本の人気アプリ
データ使用量が多い日本の人気アプリは、以下のとおりです。
- Safari
- LINE
- Uber Eats
- パズドラ
- X
- LINEマンガ
スマホにインストールされているものがあったら、どの程度のデータ使用量なのかを確認しましょう。
Safari
iPhoneの標準ブラウザであるSafari(サファリ)は、ブラウザアプリの中では最も使用量が多いです(参考:The Apps That Use the Most Mobile Data, Ranked – Holafly)。
たとえば、一般的なニュース記事5件の閲覧ではSafariが約6.6MB、Chromeが約4MB、Opera Miniが約4.7MBです。
データ使用量を抑えるには、iPhoneの場合は「トップヒットを事前に読み込む」という機能をオフにしておくのが方法の一つです。
よく使うサイトはアクセスをしない場合でも読み込まれており、その分の負担をなくすことでデータ使用量を抑えられます。
LINE
LINEは日本でもっとも利用されているコミュニケーションアプリで、メッセージ送信・音声通話・ビデオ通話などが行えます。
LINE利用時のデータ使用量について、以下の表にまとめました。
1MB=1024KBです。
使用方法 | データ量 |
---|---|
音声通話 | 0.3MB/分 |
ビデオ通話 | 5.1MB/分 |
テキストメッセージ | 2~3KB/回 |
スタンプ | 6~10KB/回 |
画像送信 | 100KB~1MB/枚 |
動画送信 | 5~7MB/件(30秒の動画) |
スタンプを使うとテキストメッセージのみより3倍以上のデータ使用量がかかりますが、6~10KBなのでさほど負担にはなりません。
使用量が飛びぬけて多いのは、ビデオ通話と動画配信です。
また、画像も高画質になると送信に1MBほど消費することがあります。
LINEでデータ通信量を抑えるには、ビデオ通話や動画送信をWi-Fi環境下で行ったり、必要がなければ画質を落としたりすることです。
Uber Eats
Uber Eatsはユーザーが近隣のレストランから料理を注文し、配達員が指定の場所まで届けるフードデリバリーサービスのアプリです。
Uber Eatsアプリのデータ使用量は6~30MB/時です。配達員が併せて使うGoogle Mapsは、標準モードなら5~10MB/時ですが、衛星モードにすると50MB以上/時になります。
配達員としての稼働時間が長い場合は、大容量プランやモバイルWi-Fiの導入を検討しましょう。
Google Mapsはダウンロードしておけば、オフラインでも使用できます。
パズドラ
パズドラ(パズル&ドラゴンズ)はパズルを解きながらモンスターを育成し、チームを編成して冒険やバトルを楽しむスマホゲームです。
パズドラをプレイするときのデータ使用量は、約960KB/時です。
他のゲームアプリと比べてもデータ消費量が少ないことが特徴で、ゲームプレイ中はほとんど消費されません。
アプリのダウンロード時にデータ量が多く消費されるため、Wi-Fi環境下で行うとよいでしょう。
X
X(旧Twitter)はユーザーが短文・画像・動画を投稿し、他者とリアルタイムでコミュニケーションをとれるSNSです。
Xのシーン別のデータ使用量について、以下の表にまとめました。
使用方法 | データ量 |
---|---|
タイムライン閲覧 | 180MB~240MB/時 |
リンク先のコンテンツ閲覧(動画再生含む) | 500~600MB/時 |
Xの外部のページに飛ぶと、データ消費量が増えるのがわかります。
データセーバー機能を活用すれば、画像の低画質表示や動画自動再生の停止により通信量を削減できます。
LINEマンガ
LINEマンガは、多様なジャンルのマンガをスマホやタブレットで手軽に読める電子コミック配信サービスです。
アプリの立ち上げには20MB以上消費されますが、そのまま使い続ければ1話の閲覧にかかるデータ使用量は10~12MBほどです。
LINEマンガの読み方には、インターネットを通して読む「ストリーミング形式」と、オフラインでも読める「ダウンロード形式」の2種類があります。
ダウンロード形式の場合は、端末のストレージ容量が必要です。
快適な読書環境を維持するために、Wi-Fi環境下でのダウンロードや、自動的に保存されてしまうキャッシュデータの定期的な削除を実施しましょう。
【日本でも人気】データ使用量が多い旅行関連アプリ
旅行中は特にスマホのデータ使用量に注意が必要です。
データを使いすぎるとバッテリーの消耗が早まったり、海外旅行では通信料が高額になる恐れもあります。
日本でも人気のある旅行関連アプリの中から、データ使用量が特に多いアプリを以下の表にまとめました。
上記から「リアルタイム情報を扱う」「大量の旅行プランや価格を取得」といったアプリは、データ使用量が多いとわかります。
バッテリー消費量の確認方法は?
データ使用量が多いとスマホのリソースを大きく消費し、バッテリーにも負荷がかかります。
快適にスマホを活用するために、データ使用量だけでなくバッテリー消費量にも注目しましょう。
自分がダウンロードしているアプリの中からバッテリー消費量の多いアプリは、スマホの「設定」から確認できます。
iPhoneでバッテリー消費量の多いアプリを確認する手順は、以下のとおりです。
- 「設定」を開く
- 「バッテリー」をタップする
- 「24時間以内」または「過去10日間」を選択してアプリ別のバッテリー使用量を確認する
- 「アクティビティを表示」をタップすると、各アプリの画面上およびバックグラウンドでの使用時間が表示される
Androidでバッテリーの消費量が多いアプリを確認する方法は、以下のとおりです。
- 「設定」を開く
- 「電池」または「バッテリー」→「バッテリー使用量」をタップする
- アプリごとのバッテリー消費量がパーセンテージで表示される
- 消費量が多いアプリは、「設定」→「アプリ」→「アプリをすべて表示」から強制停止できる
バッテリーを長持ちさせるには?
バッテリーを長持ちさせる主な方法は、以下のとおりです。
- 低電力モードを使用する
- アプリのバックグラウンド更新を停止する
- 不要な通知をオフにする
バッテリーを長持ちさせる方法を理解し、充電が切れそうな事態に追い込まれないようにしておきましょう。
1.低電力モードを使用する
iPhone・Androidの低電力モードを使用すれば、バッテリーの消費を抑えて長持ちさせられます。
ディスプレイの明るさやバックグラウンドアプリの更新などの制限により、データ消費の抑制が可能です。
通常時でも設定メニューから手動で低電力モードに切り替えられます。
iPhoneは、バッテリー残量が20%になると通知されます。
2.アプリのバックグラウンド更新を停止する
アプリのバックグラウンド更新は便利な反面、データ通信量の増加とバッテリー消費の原因となりますので停止しましょう。
iPhoneでは「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」の手順で進み、バックグラウンド更新を停止したいアプリを選びます。
Androidは「設定」→「アプリと通知」からバックグラウンド更新を停止したいアプリを選択し、「バックグラウンドデータの使用を許可」でオフにしましょう。
3.不要な通知をオフにする
通知の受信は画面点灯や振動によってバッテリーを消費し、くわえてデータ通信量も増加させるためオフにしましょう。
以下、iPhoneで不要な通知をオフにする方法です。
- 「設定」アプリを開く
- 「通知」をタップする
- 通知をオフにしたいアプリを選択する
- 「通知を許可」をオフにする
Androidで不要な通知をオフにする手順は、以下のとおりです。
- 「設定」アプリを開く
- 「アプリと通知」または「通知」をタップする
- 表示されたアプリから、該当するアプリのオン/オフを切り替える
不要な通知をオフにすれば煩わしさがなくなり、データ使用量・バッテリー消費量ともに抑えられます。
データ使用量の多いアプリを確認して対策しよう
データ使用量の多いアプリは、高解像度の動画再生が原因で、通信制限に達しやすくなります。
たとえば、LINEはビデオ通話で、Xはリンク先の動画視聴中心の利用で多くのデータを消費します。
またGPSのように、使用していなくてもバックグラウンドで常に更新が行われているアプリも、データ消費につながります。
データ使用量の多いアプリを快適に利用するには、Wi-Fi環境の活用や大容量プランがおすすめです。
スマホでアプリごとのデータ使用量を定期的に確認し、データ使用量を抑える機能も活用しましょう。