【2025年版】韓国の大邱(テグ)旅行におすすめの観光地10選!
韓国第3の都市・大邱(テグ)を旅するなら必見!穴場観光地やご当地グルメ、便利なアクセス情報まで、大邱の楽しみ方をまとめてご紹介します。
韓国旅行といえばソウルや釜山が定番ですが、韓国第3の都市「大邱(テグ)」には、まだ知られていない魅力がたくさんあります。
しかし、情報が少なく、どこを訪れればよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、大邱のおすすめ観光スポットやモデルコース、グルメ情報をご紹介します。
これを読めば、大邱旅行の計画がスムーズに立てられるようになりますよ!
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韓国の大邱(テグ)とは
大邱(テグ)は、韓国南東部に位置する韓国第3の都市で、人口は約240万人。
行政的には「大邱広域市(テグ・クァンヨクシ)」という特別な自治体で、政治・経済・文化の中枢都市としても知られています。
地理的には釜山とソウルのちょうど中間に位置しており、どちらからもアクセスが良いのが特徴。内陸にあるため夏は非常に暑く、韓国でも「猛暑の街」として有名ですが、その気候を活かした果物(りんごなど)も名産です。
また、大邱は韓医学の中心地としても知られており、歴史ある薬令市場が象徴的存在です。さらに、最近では韓国の若者文化やグルメ、アートに触れられる街として、リピーターを中心に人気が高まっています。
静かで落ち着いた雰囲気の中に、ローカルな魅力と都市らしい洗練さが融合した、知る人ぞ知る韓国旅行先――それが大邱です。
日本からのアクセス
日本から大邱へは、成田・関西・福岡などの空港から直行便が出ていて、とてもアクセスしやすいです。
フライト時間もだいたい2時間前後と短めなので、週末旅行にもぴったり。LCCを使えば、コスパよく韓国旅行を楽しめるのも嬉しいポイントです。
出発地によって運航している航空会社が異なるので、事前にチェックしておくのがおすすめです。
出発地 | 所要時間 | 航空会社 |
---|---|---|
東京(成田) | 約2時間30分 | 大韓航空、ティーウェイ航空 |
大阪(関西) | 約1時間30分 | エアプサン、ティーウェイ航空 |
福岡 | 約1時間10分 | エアプサン、ティーウェイ航空 |
ソウル・釜山からのアクセス
韓国国内をまわる旅の中でも、大邱は移動がしやすい街のひとつです。
ソウルや釜山からはKTX(高速鉄道)や高速バスが便利で、移動時間もそれほどかかりません。KTXを使えばソウルから約2時間、釜山からは1時間ほど。
観光の拠点として、日帰りでも十分楽しめる距離感です。旅のスケジュールや予算に合わせて、移動手段を選びましょう。
出発地 | 移動手段 | 所要時間 | 料金目安 |
---|---|---|---|
ソウル(ソウル駅) | KTX(高速鉄道) | 約1時間50分 | 約43,000ウォン |
釜山(釜山駅) | KTX(高速鉄道) | 約1時間 | 約20,000ウォン |
ソウル(高速バスターミナル) | 高速バス | 約3時間30分 | 約15,000ウォン |
釜山(西部バスターミナル) | 高速バス | 約1時間30分 | 約10,000ウォン |
大邱のおすすめ観光スポット
大邱には魅力的な観光スポットが多数あります。
ここでは、その中から特におすすめの10カ所をご紹介します。
大邱タワー(83タワー)

大邱のランドマーク的存在ともいえる「83タワー」は、遊園地「E-World」の中にある高さ202メートルの展望タワー。
大邱の街並みを一望できる展望台は、昼間の景色はもちろん、夕暮れから夜にかけてのライトアップされた夜景がとてもロマンチックで、カップルにも人気のスポットです。
タワー内には展望デッキのほか、カフェやレストランもあり、ゆっくりと景色を楽しみながら休憩することもできます。季節によってはイベントやイルミネーションも行われており、観光に訪れたらぜひ立ち寄りたい場所のひとつです。
基本情報
住所: 大邱広域市達西区頭流公園路200(Google Map)
営業時間: 10:00〜22:00
入場料: 大人10,000ウォン、子供8,000ウォン
公式サイト
アプサン展望台

アプサン(鴨山)展望台は、大邱の南側に広がる自然豊かなアプサン公園内にある絶景スポット。
標高約600メートルの山の中腹に位置していて、市内を見渡すことができるパノラマビューが魅力です。空気が澄んでいる日は、遠くの山々まで見渡せて、とっても爽快な気分に。
展望台までは登山道も整備されていますが、観光客にはケーブルカーの利用が断然おすすめ。山の自然を楽しみながら、気軽に絶景を味わえます。特に夕方の時間帯は、沈む夕日と街の光が交わる幻想的な景色が広がり、写真映えスポットとしても人気です。
展望台の周辺にはカフェや軽食コーナーもあり、ハイキングがてらのんびり過ごすのにもぴったりです。
基本情報:
住所: 大邱広域市南区アプサン公園(Google Map)
営業時間: 10:30〜19:00(季節により変動)
入場料: 無料(ケーブルカー利用時は別途料金)
公式サイト
大邱近代歴史館
大邱近代歴史館は、大邱の昔の暮らしや文化を感じられる博物館です。
建物は、かつて日本の領事館として使われていた赤レンガ造りの洋館で、レトロな雰囲気がとっても素敵。歴史にあまり詳しくない人でも楽しめるように、展示内容はわかりやすく工夫されています。
中では、日本統治時代や大邱の近代化の過程に関する資料や写真が展示されていて、当時の街の様子や人々の生活を垣間見ることができます。静かで落ち着いた空間なので、街歩きの合間にちょっと立ち寄るのにもぴったりです。
建物の外観もフォトジェニックなので、歴史に興味がある人も、そうでない人も楽しめるスポットですよ。
基本情報
住所: 大邱広域市中区慶尚監営路67(Google Map)
営業時間: 9:00〜18:00(月曜休館)
入場料: 無料
公式サイト
アンジランコプチャン横丁
大邱グルメといえばここ、「アンジランコプチャン横丁」!
有名なホルモン焼き(コプチャン)の専門エリア。
細い路地の両側にはコプチャンを出すお店がずらりと並び、夕方になるといい香りと煙が立ちこめて、一気に食欲をそそられます。
この横丁では、ぷりぷりのコプチャンを炭火でじっくり焼きながら、ピリ辛のタレで味わうのが定番スタイル。地元の人たちはもちろん、観光客にも人気で、週末の夜には行列ができることもあります。
リーズナブルな価格で本場の味を楽しめるのも魅力。ビールや焼酎との相性も抜群なので、韓国らしい“飲み”を楽しみたい方にもおすすめです!
基本情報
住所: 大邱広域市南区アンジラン路(Google Map)
営業時間: 店舗により異なる(夕方〜深夜が中心)
西門市場(ソムンシジャン)

西門市場(ソムンシジャン)は、大邱で最大規模を誇る伝統市場。
とにかく広くて活気があり、地元の人たちの生活を感じられるローカルな雰囲気が魅力です。市場内には食べ物、衣料品、雑貨、漢方など、あらゆるお店がぎっしり並んでいて、歩くだけでも楽しい!
中でも人気なのが夜市(ナイトマーケット)。日が暮れると屋台が並び始め、コプチャンやホットク、トッポッキなど、韓国のB級グルメを気軽に楽しめます。旅行の最後の夜にふらっと立ち寄って、ローカルフードを片手に食べ歩きなんてのもおすすめ。
観光客だけでなく地元の人にも愛されている市場なので、ちょっとディープな大邱を感じたい人にぴったりのスポットです。
基本情報
住所: 大邱広域市中区大新洞115-378(Google Map)
営業時間: 9:00〜18:00(夜市は19:00〜23:00)
公式サイト
東城路(トンソンロ)
東城路(トンソンロ)は、大邱の中心にあるショッピングとグルメのストリートで、地元の若者に人気のお出かけスポット。
ソウルでいう明洞(ミョンドン)のようなエリアで、流行のファッションやコスメ、雑貨店、カフェがぎゅっと集まっています。
歩行者専用通りになっていて、週末になるとストリートパフォーマンスやイベントも開催され、にぎやかな雰囲気に。おしゃれなカフェでひと休みしたり、韓国ブランドの洋服をチェックしたりと、ぶらぶら歩くだけでも楽しいエリアです。
ショッピング好きはもちろん、最新の韓国カルチャーを感じたい人にもおすすめ。夜までにぎわっているので、観光の合間や夕食前の時間にもぴったりですよ。
基本情報
住所: 大邱広域市中区東城路(Google Map)
営業時間: お店によって異なりますが、だいたい11:00〜21:00ごろまで営業
キム・グァンソク通り
キム・グァンソク通りは、大邱出身の伝説的フォークシンガー、キム・グァンソクさんを記念してつくられたアートな通りです。
彼の音楽や人生をテーマにした壁画や立体作品が約350メートルの道沿いに並び、街そのものがまるでギャラリーのような雰囲気に包まれています。
アートが好きな人や、フォトスポットを探している人には特におすすめで、SNSでもよく見かける人気の観光地です。壁画にはキム・グァンソクさんの歌詞やメッセージも描かれていて、知らない人でも心に響くものがあります。
通りの周辺にはおしゃれなカフェや雑貨屋さんも点在していて、のんびり散策しながら立ち寄れるのも魅力。静かな雰囲気の中で、音楽とアートを感じながら過ごす時間は、大邱らしい落ち着いた旅のひとときを演出してくれます。
基本情報
住所: 大邱広域市中区大鳳洞6-11(Google Map)
営業時間: 24時間
大邱薬令市場(ヤンニョンシジャン)
大邱薬令市場は、韓国でも有数の伝統ある薬草市場で、その歴史はなんと350年以上。
韓国三大薬令市場のひとつにも数えられており、大邱が“韓医学の街”として知られるきっかけとなった場所です。
市場の通りには、韓方薬(ハンバン)の材料を扱う専門店がずらりと並び、朝鮮人参や鹿茸(ロクジョウ)、乾燥した薬草などがずらっと並ぶ光景は圧巻。
独特の香りが漂う中を歩くだけでも、旅の気分がグッと深まります。
市場内にある「薬令市韓医薬博物館」では、韓方の知識を楽しく学べる展示や、足湯体験ができるコーナーもあり、観光としても十分楽しめるスポット。
韓国の伝統医療や健康文化に興味がある人には、ぜひ訪れてほしい場所です。
基本情報:
住所: 大邱広域市中区南城路51-1(Google Map)
営業時間: 店舗は9:00〜18:00(店舗によって異なる)/博物館は10:00〜18:00(土日祝は〜17:00)
桂山聖堂(ケサンソンダン)
桂山聖堂(ケサンソンダン)は、大邱の中心部にある歴史あるカトリック教会。
1902年にフランス人の宣教師によって建てられた赤レンガ造りのゴシック様式の建物は、外観の美しさはもちろん、静かで神聖な雰囲気も魅力的です。
韓国三大聖堂の一つとしても知られ、建物の中にはアーチ状の天井や美しいステンドグラスがあり、思わず息をのむような荘厳な空間が広がります。
観光客の見学も歓迎されており、静かに礼拝堂を訪れることができますが、ミサの時間帯は中に入れないこともあるので、訪問のタイミングには注意しましょう。
周辺は「中央路(チュンアンロ)」と呼ばれるエリアで、カフェや書店なども多く、桂山聖堂を中心にのんびり散歩するのもおすすめ。忙しい旅の途中で、少しだけ心が落ち着くような時間を過ごせるスポットです。
基本情報
住所: 大邱広域市中区西城路10(Google Map)
営業時間: 6:00〜21:00(※ミサ中は見学不可)
アクセス: 地下鉄1号線「中央路駅」から徒歩約5分
公式サイト
慶尚北道(キョンサンブクド)

大邱を旅の拠点にするなら、ぜひ訪れてほしいのが隣接する「慶尚北道(キョンサンブクド)」エリア。
ここには、韓国の歴史や伝統が色濃く残る観光地が点在していて、1泊や日帰りでのプチトリップにもぴったりです。
特に有名なのが、ユネスコ世界遺産にも登録されている「安東の河回村(ハフェマウル)」。朝鮮時代の建物が今も残り、まるでタイムスリップしたかのような風景が広がります。
また、韓国仏教の代表的な名刹「仏国寺(プルグクサ)」がある慶州(キョンジュ)も見逃せません。ここは「屋根のない博物館」とも呼ばれ、歴史好きにはたまらない街です。
どちらのエリアも大邱から高速バスやKTX、レンタカーを使ってアクセス可能で、2〜3時間で行ける距離感。都会的な大邱とはまた違った、韓国の古き良き風景に出会えるのが魅力です。
「ちょっと足をのばして、もう一つの韓国を体験してみたい」という方に、慶尚北道はぴったりの寄り道先です。
基本情報
エリア名: 慶尚北道
代表的な観光地: 安東(河回村)、慶州(仏国寺・石窟庵)、聞慶(ムンギョンセジェ)、浦項(迎日台など)
大邱観光のモデルコース

大邱を初めて訪れる人にも、韓国リピーターにもおすすめの、秋の1泊2日モデルコースをご紹介します。
過ごしやすい季節の中、限られた時間でも観光・グルメ・夜景までしっかり楽しめるようにプランを組んでみました。
Day1|ソウル出発→大邱着 → 近代文化と夜景、グルメを満喫
08:00 ソウル駅発(KTX)→大邱へ移動
ソウル駅からKTXに乗って約1時間50分。到着後、東大邱駅から市内ホテルへ移動&荷物を預けて観光スタート!
12:00 西門市場でランチ&食べ歩き
西門市場でナプチャッマンドゥやホットクなど大邱名物の屋台グルメを満喫。市場ならではの活気も楽しめます。
13:00 近代歴史館・桂山聖堂・薬令市場を徒歩で巡る
旧日本領事館を活用した歴史館で大邱の近代を学び、赤レンガの美しいカトリック教会・桂山聖堂へ。続いて韓方の香り漂う薬令市場で伝統医療文化を体感。
15:00 東城路でショッピング&カフェタイム
トンソンロでウィンドウショッピングを楽しんだり、韓国伝統茶で休憩を。観光とローカル感が程よくミックスされたエリア。
16:30 83タワーの展望台で大邱の街を一望
タワーからはパノラマの景色が広がり、天気が良ければ遠くの山々まで見渡せます。
18:00 アプサン展望台で夕焼けと夜景を堪能
ロープウェイで登れる手軽な絶景スポット。夕方から夜にかけての眺めは、大邱の旅のハイライトに。
19:30 アンジランコプチャン横丁でディナー
ホルモン好きにはたまらない!香ばしく焼いたコプチャンをビールと一緒に。活気ある屋台街で、地元の夜ごはんを体験。
21:00 ホテルチェックイン&周辺散策
時間があれば、夜の東城路や西門夜市でローカルナイトライフをもう少し味わってみてください。
Day2|市内散策と最後のグルメ → 東京へ帰国
09:00 キム・グァンソク通りで朝のアート散歩
音楽とアートが融合した人気の壁画通り。写真スポットがたくさんで、散策にぴったりな静かな朝のひととき。
10:30 東大邱駅周辺でお土産購入・荷物ピックアップ
梨ジュースや韓方茶など、大邱らしいお土産をゲット。駅ビルのショッピングモールも充実しています。
11:30 東仁洞でチムカルビランチ
ニンニクの効いたピリ辛の牛カルビを蒸し煮にした大邱名物!「鳳山チムカルビ」などの名店で、旅の最後のグルメを楽しみましょう。
13:30 大邱空港へ移動・チェックイン
市内中心部からタクシーで約20〜30分。時間に余裕を持って移動しましょう。
15:30 大邱発→東京へ帰国
2日間で大邱の魅力をたっぷり体感したら、日本へ帰国。美しい夜景やご当地グルメの思い出が心に残る旅になるはずです。
大邱のおすすめグルメ10選
大邱を訪れたら、ぜひ楽しみたいのがここでしか味わえない“ご当地グルメ”。
地元の人たちに愛され続けるローカルフードから、旅の記憶に残るちょっとユニークな一皿まで、食の魅力も大邱観光の大きな楽しみのひとつです。
ここでは、大邱ならではの絶品グルメ10選をご紹介します。
1. 大邱ユッケジャン

大邱で定番のローカル朝ごはんといえば、ユッケジャンに似たピリ辛スープの「タロクッパ(따로국밥)」。
牛肉と野菜をじっくり煮込んだ赤いスープは、見た目に反してまろやかなコクがあり、ピリッとした辛さが体の芯から温めてくれます。
この料理の最大の特徴は、スープとごはんが別々に提供される「따로(別々)」スタイル。ごはんをスープに浸して食べるもよし、スープをおかずのように味わうもよし、自分の好みのスタイルで楽しめるのが魅力です。
もともとは夜勤明けの労働者や市場の商人たちが、手早く栄養を摂るための朝食として親しまれてきたメニューですが、今では地元の人々から観光客まで幅広く愛されています。
📍おすすめ店: クギルタロクッパ(국일따로국밥)
住所: 大邱広域市中区東城路2街88-1
営業時間: 24時間営業
定休日: 年中無休
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2. 焼きうどん
大邱の焼きうどんは、日本のそれとはひと味違う、韓国独自のアレンジが効いたローカルグルメ。
モチモチの太麺に、イカやエビなどの海鮮、たっぷりの野菜を加えて、ピリ辛のコチュジャンベースのタレで炒めるのが特徴です。
ピリッと辛い中に海鮮の旨味と野菜の甘さが絶妙に絡み合い、箸が止まらなくなる人も多いとか。
この焼きうどんは、元々中華料理店から生まれたメニューで、大邱で最初に出した店が「中和飯店」といわれています。地元では長年親しまれてきた味で、今では世代を超えて愛される家庭的な一皿です。
旅の合間にちょっとピリ辛な一品が食べたい時にぴったりのローカルフード。日本人の口にもよく合うので、初めてでも安心して挑戦できます。
📍おすすめ店: 中和飯店(중화반점)
住所: 大邱広域市中区大鳳洞6-11
営業時間: 11:30~15:30、17:00~21:00
定休日: 不定休
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3. ギャラ焼き
「ギャラ焼き」とは、大邱で定番のホルモン焼きの一種で、豚の胃袋(ギャラ)を香ばしく炭火で焼いたローカルグルメ。
韓国語では「マッチャン(막창)」と呼ばれ、地元の居酒屋や専門店で根強い人気を誇るメニューです。
ぷりぷりとした食感が特徴のギャラは、下処理に手間がかかる分、臭みが少なく食べやすいのが魅力。炭火でじっくり焼かれることで外はカリッと、中はもちっとした独特の食感に仕上がり、噛むたびに肉の旨味がじゅわっと広がります。
焼き上がったギャラは、コチュジャンやニンニクを効かせた特製のタレにくぐらせて食べるのが大邱流。好みで青唐辛子やニンニク、サム(葉野菜)と一緒に包んで食べると、また違った美味しさが楽しめます。
📍おすすめ店: マルマクチャン(마루막창)
住所: 大邱広域市 寿城区 頭山洞 684
営業時間: 17:00~翌3:00
定休日: 不定休
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4. ムンティキ(牛刺し)
ムンティキは、大邱ならではのスタイルで提供される牛刺し料理。
韓国語で「ムン(문)」は「生」、そして「ティキ(뜯기)」は「かぶりつく」を意味し、その名の通り、新鮮な牛肉を豪快に味わうのがこの料理の醍醐味です。
脂身が少なく、しっとりとした赤身が特徴で、薄くスライスされた肉を、塩とごま油だけのシンプルなタレでいただきます。この素朴な味付けが、肉本来の甘みと柔らかさを引き立ててくれるのです。
地元の人はもちろん、韓国グルメに詳しい旅行者にも評判で、焼酎との相性も抜群。夕方から開店するお店が多いので、夜の軽い一杯とともにぜひ体験してみてください。
📍おすすめ店: ワンゴミ食堂(왕고미식당)
住所: 大邱広域市中区南山洞605-10
営業時間: 16:00~21:00
定休日: 日曜日
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5. 東仁洞チムカルビ
大邱を代表するソウルフードのひとつが、東仁洞(トンインドン)エリア発祥のチムカルビ。
甘辛いタレで煮込まれた骨付き牛カルビは、ニンニクのパンチが効いた濃厚な味わいで、ご飯が止まらなくなるおいしさです。
「チム」とは「蒸す・煮込む」を意味し、たっぷりのヤンニョム(甘辛ダレ)に漬けたカルビを、強火でグツグツと煮込んだこの料理は、見た目のインパクトも抜群。銀色の丸鍋に盛られて運ばれてくると、湯気とともに香ばしい香りが立ちのぼり、食欲を刺激します。
肉はホロホロになるまで柔らかく煮込まれ、骨からすっと外れるほど。タレの旨味がしっかり染み込んでおり、白ごはんとの相性は言うまでもなく抜群です。
📍おすすめ店: 鳳山チムカルビ(봉산찜갈비)
住所: 大邱広域市 中区 東仁洞1街 332-3
営業時間: 10:00~22:00
定休日: 第1・第3日曜日
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6. ムチムフェ(和え刺身)
ムチムフェは、新鮮な魚の刺身を唐辛子や酢、コチュジャンベースのタレで和えた、ピリ辛でさっぱりとした韓国風の海鮮料理。
使われる魚はヒラメやタイ、サーモンなど様々ですが、いずれも生の刺身をそのまま豪快に和えるのが特徴。
タレには唐辛子粉、酢、コチュジャン、砂糖、ごま油などが絶妙にブレンドされ、甘辛酸っぱいクセになる味。刺身というより「サラダ感覚」で食べられるため、ビールや焼酎との相性も抜群です。
大邱では昔から地元の市場や屋台で親しまれてきた料理で、新鮮な魚介が手に入る都市だからこそ味わえるローカルグルメ。辛いものが好きな人はもちろん、海鮮好きにもおすすめの一皿です。
📍おすすめ店: プルンフェ食堂(푸른회식당)
住所: 大邱広域市中区南山洞605-10
営業時間: 11:00~22:00
定休日: 月曜日
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7. ヌルングクス(焦げうどん)
ヌルングクスは、韓国語で「ヌルンジ=おこげ」「ククス=麺料理」を意味する、大邱ならではのユニークな郷土料理です。
名前の通り、鍋の底にできた香ばしいおこげにスープを注ぎ、そこに手打ちのうどんを合わせた、素朴ながらも深みのある味わいが特徴です。
うどんといっても、韓国式の「カルグクス」に近く、モチモチとした太めの麺がスープとよく絡みます。スープは牛骨や干しエビなどから取られた出汁をベースにしており、あっさりとしつつもおこげの香ばしさと絶妙にマッチ。
大邱では数少ない専門店で提供されていますが、その分希少価値の高いご当地グルメ。観光の合間にふらっと立ち寄って、ほっとひと息つける一杯を味わってみてはいかがでしょうか。
📍おすすめ店: テヤンカルグクス(태양칼국수)
住所: 大邱広域市東区新岩2洞新成路63
営業時間: 10:30~21:30
定休日: 月曜日
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8. ノンメギメウンタン(なまずの辛い鍋)

ノンメギメウンタンは、淡水魚の“なまず(ノンメギ)”を主役にしたピリ辛の鍋料理。
大邱をはじめとする韓国南部地方で親しまれている伝統的な郷土料理です。
見た目は赤くてかなり辛そうですが、スープには魚の旨味がしっかり溶け込んでおり、辛さの奥に深いコクが感じられるのが魅力です。
使用されるなまずは、身がふっくらと柔らかく、煮込んでも崩れにくいのが特徴。スープには豆もやしやセリ、ネギ、エゴマの葉など香り高い野菜がたっぷり加えられ、唐辛子とにんにくの効いたヤンニョムでじっくり煮込まれます。
ちょっと変わった韓国料理に挑戦したい方にはぴったりの一品。観光の合間にしっかり食事を取りたいときにおすすめです。
📍おすすめ店: サンジョンノンメギメウンタン(산정논메기매운탕)
住所: 大邱広域市達城郡多斯邑釜谷里308-1
営業時間: 10:00~20:00
定休日: 不定休
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9. ナプチャッマンドゥ(ぺちゃんこ餃子)

ナプチャッマンドゥは、大邱の屋台や市場で長年親しまれている、薄くて平たい独特な形の餃子です。
韓国語で「ナプチャッ」とは「平べったい」「押しつぶしたような」という意味。その名の通り、餃子の生地をぎゅっと潰して焼き上げることで、表面はパリパリ、中はもっちりジューシーに仕上がるのが特徴。
具材には春雨、にんじん、もやし、キムチなどが使われており、一般的な肉餃子とはまた違った、野菜の旨味が詰まったヘルシーな味わい。見た目は地味ながら、シンプルな味付けと香ばしい焼き目の香りにハマる人が続出しています。
屋台では鉄板で焼きたてを提供してくれることが多く、酢醤油やピリ辛のタレにつけて頬張るのが大邱流。ひとつひとつが薄くて軽いため、小腹が空いた時や食べ歩きのおともにもぴったりです。
📍おすすめ店: ミソンダン(미성당)
住所: 大邱広域市中区南山洞2267-13
営業時間: 10:00~21:00
定休日: 月曜日
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10. ボゴプルコギ(ふぐのプルコギ)
ボゴプルコギは、淡白で上品な味わいの“ふぐ”を、韓国風のピリ辛タレで炒めた大邱ならではの高級感ある一品。
ふぐ料理といえば鍋や刺身を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、大邱ではこのようにコチュジャンベースの甘辛ダレで炒めたスタイルが定番です。
プルコギという名前がついていますが、牛肉ではなくふぐを使うことで、あっさりとした味わいとピリ辛のコントラストが楽しめるのが魅力。
ふぐは高級魚というイメージがありますが、大邱では比較的リーズナブルに食べられるため、ちょっと特別なランチや夕食にもぴったりです。
日本ではあまり見かけない“ふぐ炒め”というユニークなグルメを、ぜひ現地で体験してみてください。
📍おすすめ店: ミソンフグプルコギ(미성복불고기)
住所: 大邱広域市寿城区上洞12-7
営業時間: 11:00~22:00
定休日: 月曜日
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大邱で開催されるイベント

大邱では年間を通じて多彩なイベントが開催されており、旅行のタイミングに合わせて訪れることで、より深く地域の魅力を体感できます。
特に夏から秋にかけては、グルメ、伝統文化、芸術が融合した祭りが目白押しです。以下に、代表的な3つのイベントをご紹介します。
大邱チメクフェスティバル(대구치맥페스티벌)
「チメク」とは、チキン(치킨)とビール(맥주)を組み合わせた韓国独自の飲食文化を指します。
このフェスティバルは、大邱が「チメクの聖地」として知られることから始まりました。毎年、全国から多くの人々が訪れ、さまざまな種類のフライドチキンと冷たいビールを楽しみます。
また、K-POPコンサートや花火大会などのエンターテインメントも充実しており、夏の夜を盛り上げます。
開催情報
期間:2025年7月2日(水)〜7月6日(日)
会場:頭流(ドゥリュ)公園一帯(大邱達西区公園循環路36)
アクセス:大邱地下鉄2号線「頭流駅」15番出口から徒歩約10分
公式サイト
大邱ランタンフェスティバル(대구연등축제)
毎年春に開催されるこのフェスティバルは、お釈迦様の誕生日を祝う伝統的な行事です。
数千個のカラフルなランタンが夜空を彩り、幻想的な光景が広がります。訪れた人々は、願い事を書いたランタンを空に放ち、心を込めて祈りを捧げます。
また、韓服の試着や伝統的な遊び、仏教文化体験など、多彩なプログラムも用意されています。
開催情報
期間:毎年4月または5月(2026年の日程は未定)
会場:東化寺周辺および市内各所
アクセス:大邱地下鉄1号線「中央路駅」から徒歩約10分
公式サイト
大邱国際オペラフェスティバル(대구국제오페라축제)
ユネスコ音楽創造都市に認定された大邱で開催されるこのフェスティバルは、韓国最大級のオペライベントです。
世界各国の著名なオペラ団体やアーティストが参加し、多彩な公演が行われます。ク
ラシック音楽ファンはもちろん、初めてオペラに触れる人にもおすすめのイベントです。
開催情報
期間:9月26日から11月8日(毎年9月〜11月)
会場:大邱オペラハウス(大邱広域市北区ホアム路15)
アクセス:大邱地下鉄3号線「清明駅」から徒歩約5分
公式サイト
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まとめ

ソウルや釜山に比べてまだまだ知られていない一面も多い大邱ですが、実は歴史、自然、グルメ、イベントがぎゅっと詰まった魅力的な都市です。
1泊2日でも十分にその魅力を味わえるモデルコースや、ここでしか食べられないご当地グルメ、大邱ならではの祭りなど、旅の思い出になるスポットがたくさんあります。
韓国旅行の新しい行き先として、次はぜひ大邱を訪れてみてください。
大邱に関するよくある質問
1. 大邱のベストシーズンはいつですか?
大邱の観光におすすめのシーズンは春(4〜5月)と秋(9〜10月)です。春は桜や花々が美しく咲き誇り、気候も穏やかで街歩きにぴったり。秋は空気が澄んでいて過ごしやすく、紅葉とともに大邱の山々や夜景を楽しめます。真夏はかなり暑く、真冬は冷え込みますが、季節限定のグルメやイベントもあるため、好みに合わせて訪れる時期を選ぶのがおすすめです。
2. 大邱出身の芸能人は誰ですか?
大邱はK-POPや韓国ドラマ界でも多くの有名人を輩出している都市です。たとえば、防弾少年団(BTS)のV(キム・テヒョン)や、Wanna One出身のユン・ジソン、女優のキム・ソヒョンなどが大邱出身として知られています。地元出身のスターの出身地を巡る“聖地巡礼”を目的に訪れるファンも少なくありません。
3. 大邱は日本でいうとどこですか?
大邱は、韓国第3の都市として、ソウルや釜山に次ぐ規模と経済・文化の中心地です。日本で例えるなら「名古屋」に近いイメージを持つ人が多いです。歴史や伝統を重んじつつ、現代的な都市機能も併せ持っている点で、バランスの取れた都市といえるでしょう。