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「南米って治安が悪いって聞くけど、本当に旅行して大丈夫?」そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

実は、南米(中南米)はGPI 2025で世界8地域中唯一平和度が改善した地域。国やエリアを選べば、安全に旅行を楽しめる場所も数多くあります。

本記事では、GPI(世界平和度指数)や外務省の最新データをもとに、南米11カ国の治安ランキング・安全な国と避けたいエリア・旅行者が知っておくべき犯罪手口と対策・緊急連絡先までをわかりやすくまとめました。

南米旅行の計画を安心して進めるために、ぜひお役立てください。


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南米の治安はどう?最新データで見る全体評価

南米の治安は国によって大きく異なります。

最新の世界平和度指数(GPI)や外務省の危険情報をもとに、南米11カ国の治安レベルを比較し、全体像を把握していきましょう。


南米11カ国の治安ランキング【GPI 2025】

南米の治安を客観的に比較する上で参考になるのが、世界平和度指数(GPI)です。

GPIは経済平和研究所(IEP)が毎年163カ国を対象に発表する平和度ランキングで、「社会の安全」「進行中の紛争」「軍事化」の3領域から総合スコアを算出します。スコアが低いほど平和な国です。

2025年のGPIで、南米は世界8地域中で唯一平和度が改善した地域(0.59%改善)でした。

国名GPI順位(世界163カ国中)前年比
アルゼンチン46位↑5ランク改善
ウルグアイ48位横ばい
チリ62位横ばい
パラグアイ75位↑2ランク改善
ボリビア83位↓10ランク悪化
ペルー96位↑14ランク改善
ガイアナ106位横ばい
エクアドル129位横ばい
ブラジル130位↑1ランク改善
ベネズエラ139位↓3ランク悪化
コロンビア140位↑1ランク改善

出典:Global Peace Index 2025(IEP)

この表から読み取れるポイントを整理します。

・上位3カ国は比較的安全:

アルゼンチン・ウルグアイ・チリは世界40〜60位台に位置し、南米の中では治安が安定しています。アルゼンチンは前年から5ランク改善し、南米トップになりました。

・ペルーが大幅に改善:

14ランクアップと、南米で最大の改善幅を記録。2022〜2023年に続いた大規模デモの収束や経済回復が背景にあります。

・下位4カ国は注意が必要:

エクアドル・ブラジル・ベネズエラ・コロンビアは世界130位以下。ベネズエラは2024年の大統領選をめぐる政治混乱でさらにスコアが悪化しました。


外務省の危険レベルで見る南米の安全情報

GPIが国全体の平和度を示すのに対し、外務省の「海外安全情報」はエリア単位で渡航リスクを確認できる実用的な指標です。

南米主要国に出されている危険レベルは以下のとおりです。

危険レベル意味意味対象国・地域
レベル1十分注意ウルグアイ、チリ、アルゼンチン、パラグアイ、ペルー、ボリビア
レベル2不要不急の渡航中止ブラジル、コロンビア、エクアドル(各主要都市・一部地域)
レベル3渡航中止勧告ベネズエラ全土、コロンビア一部地域

ポイントは、同じ国でもエリアによってレベルが異なること。たとえばコロンビアは、主要都市がレベル2でも農村部や国境地帯にはレベル3が出ています。渡航前に「国単位」ではなく「エリア単位」で確認するようにしましょう。

また、3カ月未満の短期渡航でも外務省の「たびレジ」に登録しておくと安心です。現地でデモや自然災害が発生した際に、最新情報がメールで届きます。

最新の危険レベルやマップは、外務省「海外安全ホームページ」で確認できます。


日本と比べて南米の治安はどれくらい?

前のランキングで見たとおり、南米1位のアルゼンチンでもGPI順位は世界46位で、日本(12位)とは30ランク以上の差があります。

韓国(41位)や台湾(40位)に近い水準ですが、犯罪データを見ると日本との差はさらに大きくなります。

在アルゼンチン日本大使館の安全の手引き(2022年治安省統計)によると、ブエノスアイレス市の犯罪発生率は日本比で以下のとおりです。

・殺人: 約4倍

・窃盗: 約5倍

・傷害: 約8倍

・強盗: 約1,300倍以上

これは南米で最も安全とされる国の首都の数値です。

数字を見ると不安に感じるかもしれませんが、犯罪の多くは特定のエリアや時間帯に集中しています。日本と同じ感覚で行動するとリスクは高まりますが、現地の防犯ルールを守れば安全に旅行を楽しめます。

具体的な犯罪の手口や対策は、後のセクションで詳しく紹介します。


南米で比較的治安が良い国と安全な観光エリア

GPI上位のアルゼンチン・ウルグアイ・チリは、エリアを選べば安全に観光を楽しめます。各国の安全なエリアと注意点を見ていきましょう。


アルゼンチン(世界46位)

ブエノスアイレスのプエルト・マデロ地区の近代的な高層ビル群と水辺の都市景観
出典:Shutterstock

南米で最も平和度が高いアルゼンチンは、ブエノスアイレスの洗練された街並みやパタゴニアの大自然など、見どころの多い国です。

安全なエリアと避けるべきエリアを事前に把握しておきましょう。

◼︎安全に楽しめる観光エリア

ブエノスアイレス市内では、パレルモ地区やレコレータ地区が観光客の滞在先として人気があり、比較的安全に過ごせます。パタゴニア地方やイグアスの滝周辺も警備が行き届いた観光エリアです。

◼︎注意が必要なエリア

ボカ地区(カミニート周辺以外)やレティーロ駅北側、ビジャ(スラム)周辺は強盗リスクが高いため、立ち入らないようにしましょう。サンタフェ州ロサリオ市でも麻薬組織間の抗争が報告されています。

◼︎代表的な犯罪手口

・ケチャップ強盗: 背後から液体をかけ、拭くふりをして荷物を盗む

・モトチョロス: バイクの2人組によるひったくり

・タクシー強盗: 流しのタクシーでの被害。配車アプリの利用が安心



ウルグアイ(世界48位)

ウルグアイ・コロニア・デル・サクラメントの石畳の街路と灯台が見える穏やかな旧市街の風景
出典:Shutterstock

「南米のスイス」とも呼ばれるウルグアイは、政治の安定度が高く、南米の中でも旅行者が安心して過ごしやすい国です。

◼︎安全に楽しめる観光エリア

首都モンテビデオの旧市街(Ciudad Vieja)やポシートス地区は、日中であれば問題なく散策できます。南米屈指のリゾートタウン・プンタ デル エステや、世界遺産の街並みが残るコロニア デル サクラメントも、観光客が多く管理されたエリアです。

◼︎注意が必要なエリア

モンテビデオ郊外や人通りの少ないエリアでは、夜間のスリ・強盗リスクが高まります。近年は銃器を使った犯罪も増加傾向にあるため、万が一強盗に遭った場合は抵抗せず、身の安全を最優先にしてください。

◼︎代表的な犯罪手口

・スリ・ひったくり: バス車内や青空市場(フェリア)など混雑した場所で、2人組によるスリやバイクでのひったくりが発生

・車上荒らし: 路上駐車中の車内から荷物が盗まれる被害が多い。車内に荷物を残さないのが基本



チリ(世界62位)

チリ・プエルトバラスの街並みと湖越しに望むオソルノ火山の雪景色
出典:Shutterstock

パタゴニアやアタカマ砂漠など世界的に人気の自然観光地を持つチリは、南米の中でも旅行先として選びやすい国の一つです。ただし、都市部では注意が必要な場面もあります。

◼︎安全に楽しめる観光エリア

パタゴニア(トーレス デル パイネ国立公園)やアタカマ砂漠は、治安リスクが極めて低い人気エリアです。サンティアゴ市内では、ラス コンデス区やビタクラ区などの住宅・商業エリアが比較的安全とされています。

◼︎注意が必要なエリア

サンティアゴ中心部のアルマス広場やサンタ ルシアの丘周辺では、スリやケチャップ強盗が多発しています。世界遺産の港町バルパライソも観光客に人気ですが、昼間でも強盗被害が報告されており、ケーブルカー周辺や丘の上への路地では警戒が必要です。

◼︎代表的な犯罪手口

・ケチャップ強盗: アルゼンチンと同様の手口で、日本人旅行者の被害も報告されている

・デモ・抗議活動: 突発的に発生することがある。遭遇した場合は近づかず、その場を離れること



注意は必要だが観光できる南米の国

GPIで中間層に位置するペルーとボリビアは、マチュピチュやウユニ塩湖など人気の観光地を持つ国です。エリアと行動に気をつければ、十分に旅行を楽しめます。


ペルー(世界96位)

ペルーの世界遺産マチュピチュ遺跡と背後にそびえるワイナピチュ山を観光客が巡る様子
出典:Shutterstock

マチュピチュやナスカの地上絵など世界的な観光資源を持つペルーは、南米で最も人気の旅行先の一つです。観光地を選べば安全に楽しめますが、都市部では旅行者を狙った犯罪に注意が必要です。

◼︎安全に楽しめる観光エリア

マチュピチュやクスコ周辺は観光インフラが整い、比較的安全に楽しめます。聖なる谷(ウルバンバ渓谷)やチチカカ湖のプーノ側も、観光客が多く管理されたエリアです。

◼︎注意が必要なエリア

リマ旧市街(セントロ)は観光スポットですが、夜間は人通りが減り強盗リスクが高まります。空港周辺のカヤオ地域も治安が悪く、流しのタクシーは避けてください。クスコやマチュピチュでも、置き引きやスリには注意が必要です。

◼︎代表的な犯罪手口

・マルカ強盗: 空港やレストランで旅行者をマークし、尾行してホテル到着時に襲う

・窓割り強盗: 信号待ちの車の窓ガラスを割り、座席の荷物を奪う

・首絞め強盗: 背後から首を絞めて気絶させ、金品を奪う。人通りの少ない場所での単独行動は避けること



ボリビア(世界83位)

ボリビアの憲法上の首都スクレの白い街並みとカテドラルの時計塔、ボリビア国旗がはためく風景
出典:Shutterstock

ウユニ塩湖で知られるボリビアは、日本人旅行者にも人気の渡航先です。ただし、旅行者を狙った巧妙な犯罪や、政治的な道路封鎖など独自のリスクがあるため、事前の備えが大切です。

◼︎安全に楽しめる観光エリア

ウユニ塩湖はツアー参加が基本のため、治安リスクは比較的低いです。ラパスの観光エリア(サガルナガ通り周辺)も日中であれば比較的安全に過ごせます。

◼︎注意が必要なエリア

ラパスの市場周辺やバスターミナル付近では、スリや偽警察官による被害が多発しています。夜間の移動はリスクが高まるため、控えるようにしましょう。

◼︎代表的な犯罪手口

・偽警察官詐欺: 路上で「警察だ」と名乗り、パスポートや財布の提示を求めてくる。共犯者が「親切な旅行者」を装う場合も。ボリビアでは警察の路上所持品検査は禁止されているため、応じないこと

・ケチャップ強盗: 汚物をかけて気をそらし、荷物を盗む

◼︎旅行前に知っておきたいポイント

・道路封鎖(ブロケオ): 政治的な抗議活動で幹線道路が封鎖され、バスが動かなくなることがある。日程には余裕を持っておくと安心

・ウユニ塩湖の交通事故: 塩湖周辺は交通規制がなく、過去に死亡事故も発生。信頼できるツアー会社を選び、シートベルトの着用を忘れずに

・高山病: ラパスやウユニは標高が高いため、到着直後の体調管理に注意



南米で特に治安が悪い国

GPI 2025で世界130位以下の4カ国は、渡航に特に注意が必要です。ただし国内にも安全に観光できるエリアはあるため、リスクの内容を正しく理解した上で判断しましょう。


コロンビア(世界140位)

コロンビアのコロニアルな町の中央広場と教会を上空から捉えた俯瞰写真
出典:Shutterstock

GPI 2025で南米最下位ですが、近年は観光地としての整備が進んでいます。エリアを選べば旅行を楽しむことも可能ですが、場所によってリスクが大きく異なる国です。

◼︎安全に楽しめる観光エリア

カルタヘナ旧市街(城壁内)は観光客向けに整備されており、日中は比較的安全に過ごせます。ボゴタのカンデラリア地区やウサケン地区も、管理された観光エリアです。

◼︎注意が必要なエリア

農村部の紛争地帯、都市部のスラムエリア、夜間の繁華街周辺は避けてください。都市間移動のバスが武装集団に襲撃される事例や、国境地帯での紛争リスクもあります。

◼︎代表的な犯罪手口

・特急誘拐(パセオ・ミジョナリオ): タクシーで拉致し、ATMで現金を引き出させる手口。流しのタクシーは使わず、配車アプリを利用すること

・路上でのスマホ強盗: 現地では「No dar papaya(チャンスを与えるな)」が鉄則。路上でスマホを出すのは「盗んでください」と言っているのと同じ



ベネズエラ(世界139位)

ベネズエラの首都カラカスの丘陵地帯に密集するカラフルなバリオ(住宅街)の全景
出典:Shutterstock

経済崩壊と政治的混乱が続くベネズエラには、日本の外務省から全土にレベル3(渡航中止勧告)が出されています。現状では、一般的な観光旅行は推奨されません。

◼︎主なリスク

警察機能の腐敗・弱体化により、犯罪被害に遭っても解決は期待しにくい状況にあります。空港から市内への移動ですら誘拐や強盗のリスクが伴い、短時間誘拐や身代金目的の誘拐で外国人が被害に遭うケースも報告されています。

◼︎観光資源はあるが渡航判断は慎重に

エンジェルフォールやカナイマ国立公園など魅力的な観光資源はありますが、現在の治安状況で安全な観光は極めて困難です。どうしても渡航が必要な場合は、最新の情勢を確認し、十分な安全対策を整えた上で判断してください。


ブラジル(世界130位)

 リオデジャネイロのコパカバーナ海岸沿いの波模様の石畳遊歩道とヤシの木が並ぶビーチ
出典:Shutterstock

南米最大の国ブラジルは、観光地としての魅力も大きい一方、都市部を中心に犯罪発生件数が多く、エリアによって治安状況が大きく異なります。

◼︎安全に楽しめる観光エリア

イグアスの滝周辺は国立公園内で管理されており、比較的安全に観光できます。パンタナール大平原やレンソイス マラニャンセス国立公園も、アクセスが限られる分、治安リスクの低いエリアです。

◼︎注意が必要なエリア

リオデジャネイロやサンパウロのファベーラ(スラム)周辺は、麻薬組織が支配する地域もあり、警察との銃撃戦が発生することもあります。立ち入らないようにしてください。夜間のビーチや人通りの少ない路地も避けましょう。

◼︎代表的な犯罪手口

・集団ひったくり(アラスタン): コパカバーナなどの有名ビーチでも、集団で一斉に荷物を奪う手口が頻発

・稲妻誘拐: 短時間拘束して金品を奪う手口。夜間の移動や人気のない場所でのATM利用は避けること

・信号停車狙い強盗: 赤信号で停車中の車を狙う。特に夜間は信号で完全停止しない(徐行する)のが現地の慣習



エクアドル(世界129位)

エクアドルの首都キトにあるバシリカ教会のゴシック様式の双塔と街並みを望む景観
出典:Shutterstock

かつては比較的安全とされていたエクアドルですが、近年は治安が急速に悪化しています。殺人発生率は2018年の5.7人から2023年末には45.1人/10万人へと約8倍に急増しました。

◼︎安全に楽しめる観光エリア

ガラパゴス諸島は独自の入島管理があり、治安リスクは非常に低いです。キト旧市街(世界遺産エリア)も、日中の観光であれば比較的安全に過ごせます。

◼︎注意が必要なエリア

最大の商業都市グアヤキルでは暴力事件が多発しており、注意が必要です。コロンビア国境付近も麻薬密輸ルートの影響でリスクが高く、夜間の都市部全般も避けるようにしましょう。治安悪化に伴い非常事態宣言が度々発令されているため、渡航前に最新の情勢を確認してください。



南米・中南米の治安が悪いと言われる理由とは?

リオデジャネイロのファベーラ(貧民街)と背後に広がる高層ビル群。南米の治安問題の背景にある経済格差を象徴する風景
出典:Shutterstock

南米の治安が不安定な背景には、一つの原因ではなく、社会や経済に深く根付いたいくつかの要因があります。渡航前にこうした背景を知っておくと、現地での適切なリスク判断にもつながるでしょう。


麻薬密売と組織犯罪の影響

コロンビア、ボリビア、ペルーは世界有数のコカイン生産国であり、周辺国は欧米への密輸ルートとして利用されています。ブエノスアイレス市で検挙された犯罪の約4割が薬物関連というデータ(在アルゼンチン日本国大使館「安全の手引き」)からも、麻薬ビジネスが治安に与える影響の大きさがわかります。

こうした巨額の利権をめぐる麻薬カルテル同士の抗争は、比較的安全とされるウルグアイでさえ殺人事件の主な要因とされるほど、南米全域に及んでいる状況です。ブラジルのファベーラ(貧民街)では麻薬組織が地域の秩序維持を担う事例もあり、問題は犯罪にとどまらず社会構造そのものに根を下ろしています。

旅行者にとって注意したいのは、知らないうちに薬物の「運び屋」にされるリスクです。衣類の縫い目や瓶のラベルの裏など精巧な方法で隠されるケースがあるため、見知らぬ人から荷物を預からないようにしましょう。


深刻な経済格差

南米では、富裕層と貧困層が同じ都市の中で隣接しており、この極端な格差が日常的な犯罪の温床になっています。

アルゼンチンでは経済・財政的な苦境により貧困層が増加し、都市部を中心に強盗やひったくりが多発。 ブラジルの首都ブラジリア周辺でも、地方から流入した住民が集まる地域で凶悪犯罪が頻発するなど、貧困と犯罪の結びつきは南米各国に共通する課題です。教育機会の不足から若年層がギャングに加わるケースも多く、アルゼンチンでは未成年者による銃器使用の強盗が社会問題となっています。

旅行者が意識しておきたいのは、貧富の差が激しい社会では「外国人=お金持ち」と見られやすい点です。高価な腕時計や宝飾品を身につけて歩くと犯罪の標的になりやすいため、現地では目立たない服装・持ち物を心がけましょう。


政治的不安定さ

南米では、政治的な対立や経済政策への不満が大規模な抗議活動に発展し、治安が急激に悪化するケースが少なくありません。

アルゼンチンでは労働組合や社会団体によるデモが日常的に発生しており、過激化した場合は警察との衝突に発展することもあります。デモは道路を占拠して行われることが多く、交通にも大きな影響を及ぼします。ベネズエラでは2024年の大統領選挙をめぐる不正疑惑から全国規模の抗議活動が起き、GPI 2025で南米最大の治安悪化を記録しました。

また、一部の国では警察官が強盗や誘拐に関与したり、制服警察官が旅行者に金品を要求する事案も報告されています。「治安機関=安全」と無条件に信頼できない場合があることも、南米の治安を考えるうえで知っておきたいポイントです。


銃器の流通量と武装犯罪

南米では合法・違法を問わず大量の銃器が社会に出回っています。アルゼンチンでは正規登録だけで約200万丁、違法に流通している銃もさらに約200万丁とみられており(在アルゼンチン日本国大使館「安全の手引き」)、比較的安全なウルグアイでも「国民の3人に1人が銃を所持している計算になる」と言われるほどです。

こうした環境では、路上強盗やひったくりといった犯罪でも、犯人がけん銃を持っている確率が非常に高くなります。在ブラジル日本国大使館の安全の手引きでも「犯罪者のほとんどが武器を携行している」と明記されており、万が一被害に遭った場合は、抵抗せずに金品を渡すことが身を守る最善の行動とされています。


南米旅行で注意すべき犯罪と対策

ベンチの前で、男性が女性のバッグから黒い財布をすり取ろうとしている様子。スリ被害の瞬間をとらえたイメージ。
出典:Shutterstock

南米では「自分の安全は自分で守る」意識が不可欠です。ここでは、旅行者が遭遇しやすい犯罪の手口と、すぐに実践できる対策を紹介します。


強盗・ひったくりの手口と予防策

南米の強盗は刃物や拳銃を所持しているケースが多いため、万が一遭遇した場合は抵抗しないことが最も大切です。

◼︎よくある手口

バイク2人組によるひったくり(モトチョロス)、背後からの首絞め強盗、空港や銀行から尾行する追尾強盗、信号待ちの車を狙う窓割り強盗など、手口はさまざまです。共通しているのは、人通りの少ない場所・夜間・不用意に貴重品を見せている状況で発生しやすい点です。

◼︎予防策

・抵抗しない: 犯人は興奮状態にあり、ポケットに手を入れる動作すら武器を出すと誤解される場合がある。身の安全を最優先に

・歩きスマホは厳禁: 屋外でのスマホ使用は避け、必要な場合は建物内で壁を背にして操作する

・車内でも油断しない: ドアロック・窓閉めを徹底し、荷物は外から見えない場所に置く


スリ・置き引きが多い場所と対策

強盗ほどの危険度はないものの、南米旅行で最も遭遇しやすいのがスリ・置き引きです。手口と発生場所を知っておくだけで、被害リスクを大きく減らせます。

◼︎被害が多い場所と手口

・公共交通機関: 混雑に乗じたスリ、バッグの切り裂き

・レストラン・カフェ: 椅子に掛けたバッグやテーブル上のスマホが狙われる

・バスターミナル・空港: 手続き中や荷物棚に置いた荷物の盗難

・観光地の路上: 「服が汚れていますよ」と声をかけ、拭くふりをする間に共犯者が荷物を持ち去る「ケチャップ強盗」

◼︎基本の対策

・荷物は常に身体の前で抱えるか、体の一部に触れさせておく

・レストランでは荷物を膝の上に置き、椅子や床に放置しない

・貴重品は分散して保管する

・見知らぬ人の「親切」には応じず、荷物を抱えてその場を離れる


詐欺・ぼったくりの回避法

南米では、権威や親切を装った巧妙な詐欺にも注意が必要です。手口を知っているだけで、被害を防げるケースが多くあります。

◼︎よくある手口と対策

・偽警察官詐欺: 所持品検査を口実に財布の中身やカード情報を盗む。本物の警察官が路上で財布を検査することはないため、要求には応じず、車にも乗らないこと

・タクシーを使った犯罪: 流しのタクシーで乗客をATMに連れていき現金を引き出させる手口。配車アプリ(Uber・Cabifyなど)やホテル手配の無線タクシーを利用し、乗車前にナンバーと車種を確認すること

・昏睡強盗: 親しげに近づいた人物の飲み物に睡眠薬が含まれている手口。知らない人から勧められた飲食物は口にせず、バーでは自分の飲み物から目を離さないこと

トラブルに遭った際、ネットが使えればすぐに大使館や警察へ連絡できます。HolaflyのeSIMなら渡航前にネット環境を準備できるので安心です。


南米でトラブルに遭ったときの対処法と連絡先

空港でスマートフォンを見ながら、通信が繋がらず困っている旅行者の様子
出典:Shutterstock

万が一トラブルに巻き込まれた場合に備えて、対処の手順と連絡先を事前に確認しておきましょう。冷静な初動が、被害を最小限に抑えることにつながります。


被害に遭ったときの基本行動

南米で犯罪被害に遭った場合、日本とは異なる対応が求められます。各国の日本大使館が共通して推奨している行動指針を押さえておきましょう。

◼︎まず身を守る

前のセクションでも触れましたが、最も大切なのは抵抗しないことです。急な動作も避け、犯人の顔を見ないようにしましょう。

◼︎被害直後にやるべきこと

・現場を離れ、警察署やホテルなど安全な場所へ避難する

・管轄の警察署で被害届(デヌンシア)を提出し、「ポリスレポート(盗難証明書)」を取得する(※海外旅行保険の請求やパスポート再発行に必須)

・クレジットカード会社へ連絡し、利用停止手続きを行う

・パスポートを紛失した場合は、最寄りの日本大使館・領事館へ連絡する

◼︎覚えておきたいスペイン語フレーズ

・助けて!:¡Socorro!(ソコーロ)/¡Ayuda!(アユーダ)

・警察を呼んでください:Llame a la policía(ジャメ・ア・ラ・ポリシア)

・救急車を呼んでください:Llame a una ambulancia(ジャメ・ア・ウナ・アンブランシア)

・私は日本人です:Soy japonés/a(ソイ・ハポネス/ハポネサ)


主要国の緊急通報番号と日本大使館情報

南米は国によって緊急通報番号が異なります。渡航先の番号は、オフラインでも確認できるようメモしておきましょう。

◼︎南米主要国の緊急通報番号

国名警察救急
アルゼンチン911 / 101107
ウルグアイ911105
チリ133131
ボリビア110165
ペルー105106
ブラジル190192
コロンビア123123
エクアドル911911
ベネズエラ911911

◼︎日本大使館の連絡先(代表電話)

国名電話番号
アルゼンチン(+54-11) 4318-8200
ウルグアイ(+598) 2418-7645
チリ(+56-2) 2233-9200
ボリビア(+591-2) 241-9110
ペルー(+51-1) 219-9500
ブラジル(+55-61) 3442-4200
コロンビア(+57-1) 317-5001
エクアドル(+593-2) 2278-700
ベネズエラ(+58-212) 262-3435

※閉館時でも緊急対応(電話転送など)を行っている公館が多いです。

パスポート紛失時の流れは、警察で盗難届を提出→ポリスレポートを取得→大使館で「帰国のための渡航書」を申請、という手順になります。


南米旅行にはネット環境の準備も忘れずに

Holaflyのアプリが表示されたスマートフォンを手に持つ人物の画像。

南米旅行では、ネット環境が安全対策の面でも重要な役割を果たします。出発前に準備しておきましょう。

◼︎ネット環境が安全を守る理由

この記事で紹介した配車アプリでの安全な移動、トラブル時の大使館への連絡、翻訳アプリでのコミュニケーション、デモや道路封鎖のリアルタイム情報の確認。いずれもネット環境がなければ使えません。南米旅行では、ネットは「便利なもの」ではなく「安全のために必要なもの」です。

◼︎HolaflyのeSIMなら出発前に準備できる

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・南米18カ国対応: アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、ペルーなど、周遊でも設定変更なしでそのまま使えます



南米の治安を正しく理解して安全な旅を

南米の高原地帯で雪山と湖を前に両手を広げる旅行者の後ろ姿
出典:Shutterstock

南米はGPI 2025で世界唯一平和度が改善した地域です。アルゼンチン・ウルグアイ・チリは比較的安全で、ペルーやボリビアも観光エリアを選べば十分に旅行を楽しめます。

コロンビア・ブラジル・エクアドルは注意が必要ですが、国内にも安全に観光できるエリアはあります。

正しいリスク認識、基本的な防犯対策、ネット環境の準備。この3つを整えて、南米旅行を安心して楽しんでください。

※治安は短期間で変動する場合もあるため、渡航の際は必ず最新情報をご確認ください。



南米の治安に関するよくある質問

南米で一番治安がいい国はどこですか?

A. GPI 2025のデータでは、アルゼンチン(世界46位)が南米で最も治安が良い国です。次いでウルグアイ(48位)、チリ(62位)と続きます。この3カ国は比較的安定していますが、都市部ではスリやひったくりも発生するため、油断せず基本的な対策を心がけましょう。


南米の治安が悪い理由は何ですか?

A. 主な原因は、麻薬密売を中心とした組織犯罪、深刻な経済格差、政治の不安定さの3つです。南米はコカインの生産・密輸ルートにあたり、利権を巡るギャング間の抗争が治安悪化を招いています。都市部にスラム街が隣接する構造的な貧困も、犯罪の温床となっています。


南米旅行で女性の一人旅は危険ですか?

A. リスクはありますが、防犯対策を徹底すれば一人旅は可能です。夜間の外出を避ける、路上でスマホを見ない、華美なアクセサリーを身につけないことが基本です。移動は流しのタクシーではなく、配車アプリ(Uber等)やツアーを利用しましょう。


中南米で比較的安全に旅行できる国はどこですか?

A. 南米ではアルゼンチン・ウルグアイ・チリ、中米ではコスタリカやパナマが比較的安全です。これらの国は政情が安定しており、観光インフラも整っています。ただし、バスターミナルでの置き引きや観光地でのスリは発生しているため、荷物は常に身体から離さないようにしましょう。


ブラジルの危険度レベルはどのくらいですか?

A. GPI 2025で世界130位と、南米の中でも治安リスクが高い国です。外務省は主要都市にレベル1(十分注意)以上、ファベーラ周辺にはレベル2(不要不急の渡航中止)以上の危険情報を出しています。ただし、イグアスの滝やパンタナールなど管理された観光エリアでは、比較的安全に観光を楽しめます。


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