イタリア世界遺産コロッセオ!歴史&観光まるわかり完全ガイド
世界遺産大国イタリアの中でも有名なコロッセオに焦点を当て、その歴史や観光地としての魅力を存分にお届けします。
イタリアの世界遺産、コロッセオ。
その壮大な歴史を、あなたはどこまで知っていますか?
「全然わからないけど、興味ある!」という方に向けなのが、この記事!
世界遺産大好きなHolalfy(オラフライ)メンバーが、コロッセオの歴史を紐解き、ユニークな魅力をわかりやすくお届けします。
また、コロッセオのチケット情報、行き方、事前に知るべき注意点など、実際に訪れたい人にも役立つ情報満載ですので、ぜひ最後までご覧ください。
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世界遺産コロッセオの歴史
世界最多の世界遺産数を誇るイタリア。その中でも、有名なのがコロッセオです。
しかし、コロッセオがなぜ建てられたのか、なぜ世界遺産になったのか知らない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、世界遺産コロッセオの歴史を紐解きます!
コロッセオはいつ・どこで・何のために建てられた?
コロッセオは西暦80年、古代ローマ帝国時代に建造された円形競技場です。現在のイタリア、ローマのフォロ・ロマーノ北東に位置しています。
コロッセオの建造を命じたのは、フラウィウス朝の皇帝ウェスパシアウス帝で、西暦70年に着工されました。しかし、ウェスパシアヌス帝は完成を見ることなく崩御し、息子のティトゥス帝の時代、西暦80年にようやく完成、盛大な落成式が催されました。
コロッセオの建造目的は、市民への娯楽提供でした。中でも、剣闘士同士の決闘や、剣闘士と猛獣との死闘は、当時のローマ市民を熱狂させました。これらの見せ物は、皇帝が市民の不満を和らげ、政治的な安定を維持するための「パンとサーカス」政策の一環として行われたものです。見せ物の他に、公開処刑の場として使用された歴史もあります。
当時は「フラウィウス円形場」という正式名称でしたが、近くに皇帝ネロの巨大な像、コロッスス(Colossus)があったことから、次第に「コロッセオ」と呼ばれるようになったと言われています。
コロッセオはなぜ世界遺産に登録された?
コロッセオは単独ではなく、1980年に「ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂」の一部として世界遺産に登録されました。この複合遺産は、コロッセオを含む古代ローマの重要建造物群で構成され、イタリアとバチカン市国にまたがっています。
「ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂」は、文化遺産の基準で登録されており、その理由は以下のとおりです。
・約3000年に及ぶローマ史で、様々な時代の建築物が良好な状態で保存されていること
・古代ローマから近世に至るまで、ローマ発祥の芸術様式が世界に大きな影響を与えたこと
・ローマの遺跡群が当時の高度な技術を現代に伝えていること
・古い街並みと現代建築が調和した景観を形成していること
・キリスト教世界の中心都市として、ヨーロッパ文化の基盤となっていること
これらの理由から、ローマ歴史地区は、歴史的・芸術的・文化的に極めて重要な遺産群として世界的に認められました。コロッセオは、その象徴として、世界遺産登録に大きく貢献したのです。
つまり、コロッセオはローマの歴史と文化、世界への影響を象徴する重要な遺産として、世界遺産に登録されたと言えるでしょう。
イタリアには、コロッセオをはじめ数多くの世界遺産が存在します。「せっかくイタリアに行くなら、他の世界遺産も巡りたい」という方は、こちらをご覧ください。
関連記事:イタリア世界遺産一覧&おすすめ7選|初めての旅行に役立つ完全ガイド
世界遺産コロッセオの構造と見どころ
ここからは、コロッセオの特徴的な構造と見どころをご紹介します。事前にこれらの豆知識を知っておくことで、訪れた際の感動が倍増すること間違いなしです!
コロッセオはどれくらい大きい?
コロッセオは、約5万人を収容する巨大な建造物です。
その特徴的な形状は、正円ではなく楕円形であり、高さや広さは次のとおりです。
・長径約:188メートル(陸上競技場のトラック直線部分とほぼ同じ長さ)
・短径約:156メートル(サッカー場のピッチ幅よりも少し大きい)
・周囲:約527メートル(東京ドーム外周約470mとほぼ同じ規模)
・高さ:48メートル(10〜15階建てのビルに相当)
コロッセオはどんな構造?見どころは?
コロッセオの構造は、地下部分(ハイポジウム)、アリーナ、観客席(カヴェア)、そして柱とアーチによって構成されており、当時の最新技術が用いられています。
1. 地下部分(ハイポジウム):舞台裏の仕掛け

アリーナの下に広がる地下部分は「ハイポジウム」と呼ばれ、剣闘士や猛獣の待機場所、武器庫、舞台装置の保管場所として使われていました。
迷宮のように入り組んだ通路や部屋には、人力エレベーターや跳ね上げ式の出入り口など、観客を驚かせるための仕掛けがありました。
現在はアリーナの床がないため、この地下構造を間近で見ることができますよ!
2. アリーナ:闘技の舞台

アリーナは、長さ約86メートル、幅約54メートルの楕円形をしており、闘技が行われた場所です。
床は砂で覆われた木製で、時には水を張って模擬海戦(ナウマキア)も行われていました。
3. 観客席(カヴェア):身分で分られた空間

コロッセオには、かつて約5万人を収容できる4層構造の観客席(カヴェア)がありました。各層は身分によって分けられ、皇帝や貴族は最前列、一般市民は中段、最上階は奴隷や女性の席でした。
最上階には、日除け天幕(ヴェラリウム)を支えるポールの穴が残っており、この天幕は当時の海軍兵士によって操作されていたと言われています。
4. 柱とアーチ:外観と強度を支える要素

コロッセオの外観を特徴づけるのは、3層に重なる柱とアーチの連続です。
各層の柱は、古代ギリシャ建築のオーダー様式に基づいており、下から順に、ドーリア式、イオニア式、コリント式となっています。
・ドーリア式:最もシンプルな柱、力強い印象。
・イオニア式:渦巻き状の装飾が特徴、優雅な印象。
・コリント式:アカンサスの葉を模した装飾、華やかな印象。
これらの柱の間にはアーチが設けられ、建物の強度を高め、地震にも強い構造を実現しました。建材には、現代のコンクリートにも匹敵する強度と耐久性を持つ「ローマン・コンクリート」が使用されてます。
この素材のおかげで、約2000年経った今でも、コロッセオは良好な状態を保っているのです。
コロッセオが半壊している理由は?
コロッセオが半壊している理由はさまざまですが、主に次の2つが挙げられます。
1. 地震による被害
2. 建築資材としての利用
コロッセオは、建造以来、何度か地震に見舞われており、特に中世に複数回発生した大地震はコロッセオに大きな損傷を与えました。
また中世以降は、他の建造物を立てるために、大理石をはじめとする貴重な建材がコロッセオから持ち出され、教会や宮殿の建設に転用されたと言われています。
事前に知るべき3つのコロッセオ観光情報

1. コロッセオのチケットの種類・購入方法
コロッセオへの入場は、日付と時間を指定した予約が必要です。そのため、事前のオンライン予約がほぼ必須といえます。
チケットの種類
コロッセオのチケットにはいくつか種類があり、見学できる範囲や、有効期限が異なります。
主なチケットの種類は、次のとおりです。
・24時間共通チケット(通常チケット): コロッセオ、フォロ・ロマーノ、パラティーノの丘に24時間以内に入場できる基本的なチケットです。ただし、コロッセオのアリーナ、地下、最上階には入場できません。
・フルエクスペリエンスチケット(アリーナ入場付き): 上記の共通チケットに加え、コロッセオのアリーナに入場できるチケットです。パラティーノの丘にある「SUPER Sites」と呼ばれる特別な展示エリアにも入場できます。有効期限は2日間です。
・フルエクスペリエンスチケット(アリーナ+地下入場付き): フルエクスペリエンスチケット(アリーナ入場付き)の内容に加え、コロッセオの地下にも入場できるチケットです。こちらも有効期限は2日間です。
上記の他にも、「ガイドツアー付きチケット」「夜間ガイドツアー付きチケット」「日本語オーディオガイド付きチケット」など、さまざまな種類のチケットがあります。
ご自身の希望に合わせて、選んでみてください!
チケットの購入方法
チケットは、以下の方法で購入できます。
・公式サイト(オンライン予約):コロッセオの公式サイト(英語)からオンラインで予約・購入する方法が最も確実です。事前に日時を指定して予約するため、当日券の売り切れを心配する必要がありません。
・現地窓口(当日券):コロッセオ周辺に窓口が新設され、当日券も購入可能になりました。ただし、当日券は空きがある場合のみの販売となり、売り切れている可能性が高いため、オンライン予約がおすすめです。
・ローマパス:ローマの公共機関(地下鉄・バス・トラム)乗り放題と、幾つかの観光施設の入場料が無料になるパスです。コロッセオも対象施設に含まれますが、ローマパス利用の場合でも、事前予約はオンラインで行う必要があるため注意しましょう。
2. コロッセオへの行き方
コロッセオへは、地下鉄とバスを利用するのが便利です。
それぞれの方法を詳しく解説しますので、コロッセオへのアクセスにお役立てください!
地下鉄でのアクセス
・最寄り駅:地下鉄B線「コロッセオ(Colosseo)」駅
・テルミニ駅からのアクセス:ローマの主要駅であるテルミニ駅からは、地下鉄B線でわずか2駅。所要時間も短く、非常に便利です。
・駅からのルート:コロッセオ駅の改札を出ると、目の前にコロッセオが立っているので、迷うことはありません。
地下鉄は、渋滞に巻き込まれる心配がなく時間通りに移動できるため、予定を立てやすいというメリットがあります。
特に、テルミニ駅など主要な駅からアクセスする場合は、地下鉄の利用がおすすめです。
バスでのアクセス
コロッセオ周辺には、複数のバス路線が乗り入れています。
主な路線番号は以下のとおりです。
・75番:ローマ市内を広くカバーする路線、テルミニ駅からもアクセス可能
・81番:ヴェネツィア広場やサン・ジョバンニ地区などを経由する路線
・673番:市内中心部と郊外を結ぶ路線
・175番:テルミニ駅と市内中心部を結ぶ路線
・204番:テルミニ駅と市内北部を結ぶ路線
これらのバスを利用すれば、コロッセオ近くのバス停で下車することができます。
ただし、バスは時間帯や交通状況によって遅延する可能性があるため、時間に余裕を持って行動しましょう!
3. コロッセオの周辺観光スポット
コロッセオ周辺には、コロッセオと合わせて訪れたい、おすすめの観光スポットが多数存在します。
今回は、その中から3か所をご紹介します!
コンスタンティヌス凱旋門
コロッセオのすぐ隣にあるコンスタンティヌス凱旋門は、315年にコンスタンティヌス帝が勝利を記念して建てた門です。
高さ21メートル、幅25.7メートル、奥行き7.4メートルを誇り、パリの凱旋門のモデルの一つとも言われています。
緻密な彫刻など美しい装飾は必見!コロッセオと合わせて、古代ローマの建築技術の高さを感じられるでしょう。
アクセス:コロッセオのすぐ隣
フォロ・ロマーノ
コロッセオに隣接するフォロ・ロマーノは、古代ローマ帝国の政治・経済・宗教の中心地として栄えた広場です。
神殿や劇場、凱旋門などの遺跡が点在し、当時の繁栄を伝えています。散策すれば、古代ローマの活気を感じられるでしょう!
アクセス:コロッセオのすぐ隣。コロッセオ、フォロ・ロマーノ、パラティーノの丘は共通チケットで入場可能。
真実の口
サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の外壁にある「真実の口」は、海神オケアノスの顔を模した石の彫刻です。
「嘘つきが手を入れると抜けなくなる」という伝説があり、映画『ローマの休日』で世界的に有名になりました。現在は、記念撮影スポットとして人気です。
最寄り駅はチルコ・マッシモ駅と、コロッセオから少し離れてはいますが、ローマ感を味わえるおすすめのスポットです。
世界遺産コロッセオの観光にネットは不可欠!

イタリアが誇る世界遺産「コロッセオ」を存分に満喫するには、現地で安定してつながるインターネットが不可欠です。
オンラインチケットの提示にはネットが必要ですし、初めての場所でも地図アプリがあれば安心してコロッセオに向かえます。
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コロッセオ観光の3つの注意点

1. 予約時間に遅れると入場できない可能性がある
コロッセオは人気観光スポットのため、スムーズな入場と混雑緩和を目的に入場時間指定の予約制となっています。
特に、予約時間から15分以上遅れると、入場できない可能性が高まります。万が一遅れた場合でも、状況次第では入場できる可能性もありますが、基本的には予約時間通りに到着するよう心がけましょう。
2. 入場制限がかかる可能性がある
コロッセオではセキュリティ上の理由から、同時にコロッセオ内に滞在できる人数が3,000人に制限されています。そのため、事前に予約をしていたとしても、すでに3,000人が入場している場合は、入場を待つ可能性があります。
このような入場制限は、特に繁忙期や週末、祝日など、多くの人が訪れる時期に発生しやすいため、注意しましょう。
3. コロッセオに行く服装や持ち物
コロッセオ入場時には、セキュリティチェックとして手荷物検査が実施されます。スムーズな入場のために、以下の点に注意しましょう。
✅ 大きな荷物(スーツケース、大型リュックなど)は持ち込み禁止です。
✅ コロッセオ周辺に荷物預かり所はありません。 大きな荷物はテルミニ駅やホテルなどに預けてから向かいましょう。
✅ 液体、瓶類、ガラス類の持ち込みも制限される場合があります。 飲み物は必要最低限にするか、現地で購入するのがおすすめです。
また、コロッセオの敷地内は広く、舗装されていない場所や階段なども多いため、歩きやすい服装がおすすめです!
・歩きやすい靴:長時間歩いても疲れにくいスニーカーやウォーキングシューズなどが最適です。ヒールのある靴やサンダルなどは避けましょう。
・動きやすい服装:遺跡内を自由に歩き回るため、動きやすい服装がおすすめです。
・季節に合わせた服装:夏場は日差しが強く、気温も高くなるため、帽子、サングラス、日焼け止めなどの暑さ対策をしっかりと行いましょう。冬場は寒くなるため、防寒対策が必須です。
関連記事:イタリア旅行の服装は? 季節別のおすすめや注意点を徹底解説
さあ、イタリアの世界遺産コロッセオへ行こう!

イタリアの世界遺産「コロッセオ」に焦点を当てて、その歴史や構造、観光のポイントまで解説しました。
コロッセオを観光予定の方は、特に「チケットを事前予約すること」をお忘れなく!入場日の1ヶ月前ごろから予約可能ですので、公式ウェブサイトを確認しましょう。
ぜひ、この機会にイタリアを訪れ、世界遺産コロッセオを体感する旅に出かけてみてはいかがでしょうか?
イタリア旅行に役立つHolalfyブログをまとめましたので、旅のご準備にご活用ください!
イタリア旅行に便利なHolaflyブログ記事 |
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・イタリア旅行の持ち物21選!チェックリスト付き ・イタリアの気候は日本と同じ!? ベストシーズンと最適な服装 ・イタリア旅行費用は総額いくら?内訳や節約術を解説 |
イタリアの世界遺産コロッセオに関するよくある質問
イタリアのコロッセオは世界何遺産?
イタリアのコロッセオは、世界文化遺産です。
コロッセオはいつ世界遺産になった?
コロッセオは1980年に、「ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂」の一部として世界遺産に登録されました。
世界遺産コロッセオはイタリアのどこにある?
世界遺産コロッセオは、イタリアの首都ローマにあります。