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韓国の世界遺産16ヶ所一覧!歴史的背景や人気ランキングも紹介

韓国の世界遺産を全16ヶ所一覧で紹介!仏教寺院、王宮、古墳群、自然遺産まで、それぞれの見どころやアクセス情報、人気ランキングをわかりやすく解説。

韓国旅行を計画しているけれど、どの世界遺産を訪れればいいのかわからない…。

そんなお悩みはありませんか?

本記事では、韓国の世界遺産16ヶ所を一覧で紹介し、それぞれの見どころやアクセス情報を解説します。

歴史や文化を感じながら、思い出に残る旅の計画を立てましょう!




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韓国・水原の世界遺産「華城」にある華虹門。石造のアーチとその下を流れる滝のような水路が印象的で、伝統建築と自然が美しく調和している夕暮れの風景。

韓国の世界遺産一覧表

韓国にはユネスコに登録された16ヶ所の世界遺産があります。

文化遺産と自然遺産に分かれており、それぞれ異なる魅力があります。

まずは、全体像を把握できるように、一覧表をご紹介します。

名称分類所在地
石窟庵と仏国寺文化遺産慶州
海印寺大蔵経板殿文化遺産陜川
宗廟文化遺産ソウル
昌徳宮文化遺産ソウル
華城文化遺産水原
慶州歴史遺跡地区文化遺産慶州
高敞、和順、江華の支石墓群文化遺産高敞、和順、江華
済州火山島と溶岩洞窟群自然遺産済州
朝鮮王陵文化遺産ソウル、九里、南楊州ほか
河回村と良洞村文化遺産安東、慶州
南漢山城文化遺産広州(京畿道)
百済歴史地域文化遺産公州、扶余、益山
山寺文化遺産安東、栄州
韓国新儒学学院文化遺産安東、栄州
韓国の干潟自然遺産新安、宝城、順天、莞島
伽耶古墳群文化遺産咸安、金海、昌原、高霊

それでは、ここからはそれぞれの世界遺産について、見どころやおすすめポイントを詳しく見ていきましょう!


石窟庵と仏国寺

韓国・慶州にある仏国寺(ブルグクサ)の秋の風景。紅葉したカエデの葉が美しく彩り、伝統的な韓国の寺院建築が青空の下に映える。石造りの階段と木造の建物が歴史を感じさせる韓国の世界遺産。
出典:Shutterstock

韓国仏教の魅力を体感したいなら、まず訪れてほしいのが慶州の「石窟庵(ソックラム)と仏国寺(プルグクサ)」。

どちらも8世紀の新羅時代に建立されたお寺で、韓国の仏教芸術の粋を今に伝えています。

石窟庵では、岩をくり抜いた空間に鎮座する釈迦如来坐像がとにかく圧倒的。

その繊細な彫刻と荘厳な雰囲気には、思わず息をのむことでしょう。

一方の仏国寺は、色彩豊かな建築と自然が調和し、境内を歩くだけで心が穏やかになります。

春は桜、秋は紅葉と四季折々の風景が楽しめて、写真映えスポットとしても人気です。

基本情報
所在地慶尚北道 慶州市 仏国路 385
アクセス慶州バスターミナルから市内バス10番・11番・700番で約30分。仏国寺から石窟庵へは12番バスで約20分
営業時間9:00~18:00(最終受付17:00)※季節により異なる
休業日なし
料金無料(駐車場利用時は別途料金あり)

海印寺大蔵経板殿

韓国の伝統的な寺院の軒下装飾「丹青(ダンチョン)」。極彩色で描かれた仏像や僧侶の絵が柱や梁に施されており、精緻な模様が寺院建築の美しさを引き立てている。
出典:Shutterstock

海印寺大蔵経板殿(ヘインサ・テジャンギョンパンジョン)は、韓国南部・慶尚南道の山中に位置する古刹・海印寺の中でも、特に注目される世界遺産です。

ここには、世界でも類を見ない約8万枚の木版仏典「高麗大蔵経」が、数百年にわたって大切に保存されています。

特筆すべきは、それらを納める「大蔵経板殿」の建築技術。通気性と湿気対策が計算された構造は、今なおその保存力を発揮しており、虫害や風雨にも耐えてきました。

山あいの静かな環境も相まって、訪れると自然と心が落ち着き、歴史の深さと人々の知恵に感動できる場所です。

基本情報
所在地慶尚南道 陜川郡 伽耶面 忠義里 10
アクセス大邱西部市外バスターミナルから海印寺行きバスで約90分。バス停から徒歩約20分
営業時間8:30~18:00(3~10月)、8:30~17:00(11~2月)※最終受付は各1時間前
休業日なし
料金大人3,000ウォン、中高生1,500ウォン、子供700ウォン

宗廟

宗廟(チョンミョ)の赤い回廊。まっすぐに続く柱と屋根が神聖で厳かな雰囲気を醸し出している。
出典:Shutterstock

ソウルの真ん中にありながら、喧騒を忘れさせてくれる厳かな場所。それが「宗廟(チョンミョ)」です。

ここは朝鮮王朝の歴代王と王妃を祀った霊廟で、王室の伝統儀式が今も行われている特別な場所。

建物はとてもシンプルで無駄がなく、逆にその端正な美しさが際立ちます。敷地内は広々としていて、歩くだけでも心が落ち着きます。

世界的にも珍しい儒教の宗廟としてユネスコに登録されており、韓国の文化精神や美学を感じたい人にぴったりです。

歴史好きはもちろん、静かな場所が好きな方にもおすすめ。

基本情報
所在地ソウル特別市 鍾路区 鍾路 157
アクセス地下鉄1号線「鍾路3街駅」から徒歩約10分
営業時間9:00~18:00(最終受付17:00)※季節により異なる
休業日なし
料金大人1,000ウォン、中高生500ウォン、小学生以下無料

昌徳宮

春の昌徳宮(チャンドックン)を訪れる韓服姿の女性。満開の桜と伝統建築が調和する華やかな風景。
出典:Shutterstock

ソウル中心部にある昌徳宮(チャンドックン)は、朝鮮王朝の第3代王・太宗が1405年に築いた王宮。

五大王宮の中でも特に保存状態が良く、美しい建築として知られています。

ユネスコ世界文化遺産にも登録されており、最大の見どころは王族専用の庭園「秘苑(ピウォン)」。

自然の地形を活かした設計で、桜や紅葉など四季折々の風景が楽しめます。

玉座のある仁政殿や寝殿などの建物も見応えがあり、日本語ガイドツアーを利用すればより深く楽しめます。

歴史好きも自然好きも満足できる、ソウル観光では外せないスポットです。

基本情報
所在地ソウル特別市 鐘路区 栗谷路 99
アクセス地下鉄3号線「安国駅」3番出口から徒歩約5分
営業時間2〜5月・9〜10月:9:00~18:00(最終受付17:00)、6〜8月:9:00~18:30(最終受付17:30)、11〜1月:9:00~17:30(最終受付16:30)
休業日月曜日
料金一般観覧:大人3,000ウォン秘苑(ピウォン)、観覧:大人5,000ウォン(ガイドツアー制)

華城

夕暮れ時の水原華城(スウォンファソン)の眺望。韓国の歴史的な城郭と街並みが一望できる。
出典:Shutterstock

ちょっとアクティブに観光したい人にぴったりなのが、水原市にある華城(ファソン)。

水原市に位置する18世紀の城郭で、朝鮮王朝第22代王・正祖が父の墓を守るために築いた要塞です。

特徴的なのは、当時としては画期的だった西洋の築城技術と、韓国伝統の様式が融合した独特の構造。城壁は全長5.7kmにわたり、市街地と自然が織り交ざる風景を囲んでいます。

なかでも「東将台」や「西将台」などの要所からの眺めは見逃せません。ウォーキングやハイキングを楽しみながら、随所に点在する門や砲台、櫓などを巡れば、まるで時代を超えた探検気分。

夜間には一部がライトアップされるため、昼とはまた違った幻想的な雰囲気を味わうこともできます。

歴史好きはもちろん、身体を動かす観光が好きな方にもぴったりのアクティブな世界遺産です。

基本情報
所在地京畿道 水原市 八達区 南昌洞 68-5
アクセスソウル駅から地下鉄1号線で水原駅へ(約1時間)、水原駅からバスまたはタクシーで約15分
営業時間9:00~18:00
休業日年中無休
料金城郭観覧:無料華城行宮:大人1,500ウォン、13~18歳1,000ウォン、12歳以下700ウォン

慶州歴史遺跡地区

韓国・慶州の月精橋(ウォルジョンギョ)。朝の静かな時間に、伝統的な木造の橋が川面に映り、美しいシンメトリーを作り出している。
出典:Shutterstock

かつての新羅王国の首都・慶州は、その街全体がまるで“屋外博物館”のような歴史都市です。

世界遺産に登録されている慶州歴史遺跡地区には、仏教寺院、王族の古墳、天文台、石塔など多様な文化財が集まり、新羅時代の繁栄ぶりを今に伝えています。

なかでも「大陵苑」は広大な公園の中に複数の古墳が整備されており、緑に包まれながらゆったり散策できる癒しのスポット。

国宝級の出土品を展示する博物館も近く、歴史への理解を深めるのにぴったりです。

また、夜は一部の施設がライトアップされるため、昼とは違った幻想的な雰囲気も楽しめます。

日帰りでも十分に見どころが多く、韓国の古代史に興味がある方なら一日中いても飽きないエリアです。

基本情報
所在地慶尚北道 慶州市 太宗路 757(大陵苑ほか)
アクセス釜山からKTXで新慶州駅へ(約30分)、駅からバスまたはタクシーで約20分
営業時間各施設により異なる(例:大陵苑は9:00〜22:00)
休業日各施設により異なる
料金多くの遺跡は無料一部施設(大陵苑など)入場料あり:大人3,000ウォンなど

高敞、和順、江華の支石墓群

江華島(カンファド)にある支石墓(ドルメン)。青空の下、古代の墓制文化を今に伝える遺跡。
出典:Shutterstock

韓国の先史時代にタイムスリップしたような感覚を味わいたいなら、この支石墓群は外せません。

「コインドル」と呼ばれる巨石を用いたお墓は、紀元前1000年頃の青銅器時代に築かれたもので、現代に残る数はなんと1000基以上。

高敞(コチャン)和順(ファスン)、江華(カンファ)という3つの地域に点在しており、それぞれに異なる形や配置が見られます。

特に高敞では、広大な野原に点在するコインドル群が圧巻。和順では儀式に使われたと考えられる遺構、江華では海辺の風景と一緒に古代遺跡を楽しめるロケーションが魅力です。

考古学好きはもちろん、「古代の人は何を思い、どう暮らしていたのか」と想像するのが好きな人にとっても、好奇心を刺激してくれるスポットです。

基本情報
所在地高敞(全羅北道 高敞郡)、和順(全羅南道 和順郡)、江華(仁川広域市 江華郡)
アクセス高敞:全州からバスで約1時間30分、和順:光州からバスで約1時間+徒歩またはタクシー、江華:ソウルから3000番バスで約2時間
営業時間屋外のため24時間自由見学可
休業日なし
料金無料

済州火山島と溶岩洞窟群

雪が残る冬の漢拏山(ハルラサン)の火口。済州島の象徴とも言える壮大な自然風景が広がる。
出典:Shutterstock

韓国最南端の済州島(チェジュ島)にあるこの世界自然遺産は、火山活動が生み出した壮大な自然の芸術を楽しめる特別な場所です。

済州島自体が約200万年前に海底火山の噴火で誕生した島で、その成り立ちを今に伝えるのがこの火山島と溶岩洞窟群です。

エリア内には、韓国最高峰である漢拏山(ハルラサン)、美しい朝日が見られる城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)、そして全長7.4kmにも及ぶ溶岩トンネル万丈窟(マンジャングル)など、見どころが盛りだくさん。

溶岩が流れてできたトンネル内の模様や地形は、まるで自然が作った地下美術館のようです。

豊かな植生や独自の生態系も魅力のひとつで、ハイキングや洞窟探検、写真撮影など、アクティブに自然と触れ合いたい人にぴったり。

地球の歴史と生命の営みを肌で感じられる、まさに“自然の教科書”のようなスポットです。

基本情報
所在地済州特別自治道 済州市および周辺地域
アクセス空港から万丈窟まで車で約1時間/漢拏山登山口へは済州市外バスターミナルからバスで約40分
営業時間万丈窟:9:00〜18:00(最終入場17:00)、漢拏山:日の出〜16:00(コースによる)
休業日万丈窟:第1水曜日、漢拏山:天候により入山規制あり
料金万丈窟:大人4,000ウォン、子ども2,000ウォン、漢拏山:入山無料(管理区域は一部有料の場合あり)

朝鮮王陵(チョソンワンヌン)

韓国の東九陵(トングルン)にある王陵群。芝に覆われた墓丘と石像が整然と並ぶ静かな史跡。
出典:Shutterstock

朝鮮王陵(チョソンワンヌン)は、朝鮮王朝(1392~1897年)の歴代国王と王妃が眠る場所で、韓国各地に点在する40基の王陵群から構成されています。

これらの王陵は、風水に基づいた地形選びと、儒教の思想を反映した厳かな造りが特徴です。

一歩足を踏み入れると、静かな森の中に整然と並ぶ古墳と石像が広がり、まるで神聖な空気に包まれるような感覚に。

ソウルや京畿道など都心からアクセスしやすい場所も多く、歴史と自然の両方を楽しめるスポットとして、静かに人気を集めています。

基本情報
所在地東九陵(京畿道 九里市)、宣陵(ソウル市)など全国に点在
アクセス東九陵:九里駅からタクシーで約5分、宣陵:地下鉄「宣陵駅」から徒歩約5分
営業時間通常 6:00〜18:30(冬期は短縮)
休業日月曜日
料金大人1,000ウォン、中高生500ウォン、6歳以下・65歳以上は無料

河回村と良洞村

慶州の良洞民俗村(ヤンドンミンソクマウル)の伝統家屋と自然豊かな風景。韓国の古き良き村の暮らしが残るエリア。
出典:Shutterstock

朝鮮時代の伝統的な村落が今なお現役の集落として残る、貴重な世界遺産「河回村(ハフェマウル)」と「良洞村(ヤンドンマウル)」。

両村ともに両班(ヤンバン)と呼ばれる上流階級の住宅と、庶民の茅葺き屋根の家々が共存し、社会階層を含めた当時の暮らしぶりがそのまま保存されています。

河回村は儒教文化が色濃く残り、伝統的な仮面劇や民俗祭りが今も継承されている地域。村を流れる洛東江と周囲の断崖との景観美も魅力です。

一方、良洞村は山と川に囲まれた地形を活かし、風水に基づいた村づくりが行われたとされ、韓国儒学の聖地とも呼ばれています。

どちらも韓服レンタルや民宿体験、伝統料理などを通して文化を体感できる“生きた博物館”のような場所。

歴史や建築に興味がある方はもちろん、ゆったりした時間を過ごしたい旅にもぴったりです。

基本情報河回村良洞村
所在地慶尚北道 安東市 豊川面 河回南村ギル63慶尚北道 慶州市 江東面 良洞村
アクセス安東駅からバスで約50分。市内バス246番を利用。慶州駅からバスで約40分。市内バス203番を利用。
営業時間夏期(4~9月):9:00~18:00(最終受付17:30)、冬期(10~3月):9:00~17:00(最終受付16:30)9:00~18:00(最終受付17:30)
休業日年中無休年中無休
入場料大人:5,000ウォン、学生:2,500ウォン大人:4,000ウォン、学生:2,000ウォン

南漢山城(ナムハンサンソン)

秋色に染まる南漢山城(ナムハンサンソン)の石垣と伝統的建築。歴史を感じさせる静かな山城の風景。
出典:Shutterstock

ソウル郊外に位置する南漢山城(ナムハンサンソン)は、17世紀に建てられた山岳要塞で、朝鮮王朝時代には非常時の避難所や軍事拠点として重要な役割を果たしました。

山の尾根に沿って築かれた城壁は全長約12kmにおよび、今もその多くが現存しています。

現在はハイキングコースとしても人気があり、自然の中で歴史を感じながら歩けるのが魅力。

ルートによってはしっかり登山になるため、少し体力は必要ですが、その分山頂や東将台からの眺望はまさに絶景。

特に秋の紅葉シーズンは、鮮やかな赤や黄に染まる山々が眼下に広がり、多くのハイカーで賑わいます。

歴史好きな方はもちろん、自然派の方やアクティブな旅をしたい方にもおすすめの世界遺産です。

基本情報
所在地京畿道 広州市 南漢山城面 南漢山城路 731
アクセス地下鉄8号線「山城(サンソン)駅」2番出口から9番または52番バスで終点下車。
営業時間常時開放(行宮は4~10月:10:00~18:00、11~3月:10:00~17:00)
休業日年中無休(行宮は月曜日休館)
入場料無料(行宮は大人:2,000ウォン)

百済歴史地域

韓国の伝統建築を再現した五重塔。色鮮やかな丹青(ダンチョン)で装飾された建物が青空の下に美しく映え、百済建築様式を感じさせる風格が漂う。
出典:Shutterstock

百済(ヒャクサイ)は、朝鮮半島南西部で紀元前18年から660年まで続いた古代王朝で、日本や中国とも交流があったことで知られています。

その百済の都があった公州、扶余、益山に残る遺跡群が「百済歴史地域」として世界遺産に登録されています。

公州では「武寧王陵(ムリョンワンヌン)」が有名で、保存状態の良い王の遺体や副葬品が出土し、当時の高度な文化が垣間見えます。

扶余にある「定林寺址(チョンリムサジ)」では、五重石塔や寺院跡が当時の仏教建築を物語り、益山では王都時代の都市計画の面影を感じることができます。

韓国古代史に興味のある方はもちろん、歴史ある街をゆったり歩きたい人にもおすすめのエリアです。

基本情報
所在地公州市、扶余郡、益山市(全羅北道)
アクセスソウルから公州までバスで約2時間。扶余へは公州からバスで約1時間。
営業時間各遺跡により異なる(例:武寧王陵は9:00~18:00)
休業日各遺跡により異なる(例:武寧王陵は月曜日休館)
入場料各遺跡により異なる(例:武寧王陵は大人:1,500ウォン)

山寺(サンサ)

海印寺(ヘインサ)の金色の仏像と伝統的な寺院建築。背後には緑豊かな山々が広がり、静けさと荘厳さが漂う。
出典:Shutterstock

山寺(サンサ)は、韓国各地の山間に点在する伝統的な仏教寺院群の総称で、そのうち通度寺(トンドサ)、海印寺(ヘインサ)、鳳停寺(ポンジョンサ)など7ヶ所が世界遺産に登録されています。

これらの寺院は、ただの宗教施設ではなく、自然と調和しながら“瞑想と修行の場”として発展してきた神聖な空間です。

建築様式も見応えがあり、山の地形をそのまま活かした配置や、韓国伝統建築の繊細な意匠、彩色された仏像や装飾が訪れる人を魅了します。

また、多くの山寺では「テンプルステイ」や茶礼体験、朝のお経体験など、実際に仏教文化に触れられるプログラムが用意されており、観光以上の“気づき”が得られる時間を過ごすことができます。

喧騒から離れて心を整えたい方、静かな自然の中でゆったり過ごしたい方には、これ以上ない癒しの世界遺産です。

基本情報
所在地韓国各地(例:通度寺:慶尚南道 梁山市、浮石寺:慶尚北道 栄州市、鳳停寺:慶尚北道 安東市)
アクセス各寺院により異なるが、主要都市からバスや車でアクセス可能。
営業時間各寺院により異なるが、一般的に日の出から日没まで。
休業日年中無休。
入場料各寺院により異なるが、一般的に大人:3,000〜5,000ウォン。

韓国新儒学学院

韓国・慶州の玉山書院(オクサン書院)の伝統的な建築。緑豊かな山々に囲まれた静寂な空間で、色鮮やかな丹青装飾が施された建物が特徴的。かつて儒学教育の場として使用された歴史的な名所。
出典:Shutterstock

韓国新儒学学院は、「書院(ソウォン)」と呼ばれる朝鮮時代の儒学教育機関群で、地域の学者や士大夫(ヤンバン)が学び、議論を交わした“知の拠点”です。

その中でも、安東の陶山書院や栄州の紹修書院は特に有名で、どちらも静かな山間に建てられ、自然との共生を重視した構造が魅力です。

建物は木造の講堂や書庫、宿泊所などが質素ながら整然と配置され、儒教の精神性や美意識が随所に感じられます。

敷地内には儒学者の祠堂や石碑も多く、書院を訪れることで当時の学問と生活の関わりをリアルに想像することができます。

現在は博物館として公開されている場所も多く、静かに学びの空気を感じられるスポットとして、歴史好きや文化体験を重視する旅行者にじわじわと人気が広がっています。

基本情報
所在地韓国各地(例:紹修書院:慶尚北道 栄州市、陶山書院:慶尚北道 安東市)
アクセス各書院により異なるが、主要都市からバスや車でアクセス可能。
営業時間各書院により異なるが、一般的に9:00〜18:00。
休業日各書院により異なるが、一般的に月曜日休館。
入場料各書院により異なるが、一般的に大人:3,000〜5,000ウォン。

韓国の干潟

韓国の干潟「韓国のゲッポル」。干潟に沿って曲がりくねる水路と沈む夕日が幻想的な景観を生み出している。
出典:Shutterstock

韓国西部の海岸線に広がる干潟は、地球規模で見ても貴重な生態系が残る自然遺産で、2021年にユネスコ世界自然遺産に登録されました。

干潟は海と陸が交わる場所として、渡り鳥や貝類、甲殻類など多くの生き物たちにとって重要な命のゆりかごです。

特に新安(シナン)宝城(ポソン)順天(スンチョン)莞島(ワンド)などに広がる干潟地帯では、春と秋になると数万羽の渡り鳥が羽を休めにやってきます。

その様子を観察できるバードウォッチングツアーや、干潟の仕組みを学べるガイド付きエコツアーなども充実しており、自然と触れ合いながら学びを深められるのが魅力です。

都会の喧騒を離れて、潮の香りと風を感じながら、ゆったりと過ごす時間は格別。

環境保護の大切さを実感できるだけでなく、自然の美しさや生命のつながりを体感できる、心癒されるスポットです。

基本情報
所在地韓国西部の海岸線(例:セマングム干潟:全羅北道)
アクセス主要都市からバスや車でアクセス可能
営業時間常時開放
休業日年中無休
入場料無料

伽耶古墳群

韓国・伽耶古墳群の草に覆われた円形の墳墓。ユネスコ世界遺産にも登録された、古代伽耶連邦の歴史を伝える貴重な遺跡
出典:Shutterstock

伽耶(カヤ)古墳群は、5~6世紀に朝鮮半島の南部で栄えた「伽耶」という小さな国々の連合が残したお墓の集まりです。

2023年に新しく世界遺産に登録されたばかりで、注目を集めているスポット。

古墳は、韓国南部の咸安(ハマン)や金海(キメ)、昌原(チャンウォン)、高霊(コリョン)などの地域に広がっていて、並び方や中にある副葬品から、当時の暮らしぶりや文化が見えてきます。

中でも注目なのが、日本と古くからつながりがあったことを示す遺物が見つかっていること。

伽耶は鉄の文化で有名で、出土した金属の道具からは、高い技術と他国との交流の跡が感じられます。

今も発掘が続いていて、新しい発見があるたびにニュースになる“今も進化中”の遺跡。

歴史や考古学が好きな人にはたまらない、ワクワクするような場所です。

基本情報
所在地韓国南部(例:金海市、咸安郡)
アクセス主要都市からバスや車でアクセス可能。例:釜山から金海市まで車で約1時間。
営業時間各遺跡により異なるが、一般的に9:00〜18:00。
休業日各遺跡により異なるが、一般的に月曜日休館。
入場料各遺跡により異なるが、一般的に大人:3,000〜5,000ウォン。

韓国で人気のある世界遺産ランキング10選

夕焼けに染まる華城(ファソン)とその城郭。春の花々が咲き誇り、市街地と歴史的建造物のコントラストが美しい。
出典:Shutterstock

韓国にはたくさんの魅力的な世界遺産がありますが、その中でも特に多くの人が訪れている、人気の高いスポットをランキング形式でご紹介します!

 「どこから行こうか迷っている…」という方は、まずはこのランキングを参考にしてみてくださいね。

順位世界遺産名特徴
1位昌徳宮美しい庭園「秘苑」が有名。ソウル中心部でアクセスも◎
2位石窟庵と仏国寺仏教芸術の傑作が並ぶ、慶州を代表する名刹
3位宗廟朝鮮王朝の王と王妃を祀る、儒教文化の象徴
4位海印寺大蔵経板殿世界最古の木版仏典を守る、山あいの古刹
5位華城城郭を歩いて巡れる、水原のランドマーク
6位南漢山城ソウル近郊の山城。自然と歴史が楽しめる
7位慶州歴史遺跡地区古代新羅の都。見どころ満載の歴史エリア
8位河回村と良洞村昔の暮らしがそのまま残る、伝統的な村落
9位韓国の干潟多様な生き物が集まる、自然の宝庫
10位伽耶古墳群古代王国「伽耶」の謎に迫る新スポット

人気のスポットは観光設備も整っていて、初めての方でも楽しみやすいのが特徴です。

気になる場所を見つけたら、旅のプランにぜひ入れてみてください!


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まとめ

韓国・水原の世界遺産「華城」にある華虹門を背景にしたHolaflyの韓国eSIM広告。滝のような水流と伝統建築が美しく調和し、右下にはQRコードと「データ無制限 韓国eSIM」の案内が表示されている

韓国には、歴史や文化、そして自然の魅力がつまった世界遺産が全国に広がっています。

お寺や王宮、古いお墓や伝統的な村など、さまざまなタイプのスポットがあり、どれも韓国ならではのストーリーが感じられる場所ばかり。

今回ご紹介した16か所の世界遺産の中から、自分の旅のテーマや気になるエリアにあわせて、ぴったりの場所を見つけてみてください。

ぜひ、世界遺産をめぐる旅で、韓国の深い魅力にふれてみてくださいね!



韓国の世界遺産についてよくある質問

1. 韓国の世界遺産はしょぼいですか?

そんなことはありません!韓国の世界遺産は、歴史的にも文化的にも非常に価値の高いものばかりです。

たとえば、仏教建築の最高峰である石窟庵と仏国寺や、王宮建築と庭園美が融合した昌徳宮などは、世界中から高い評価を受けています。

一見地味に感じるかもしれませんが、じっくり見れば見るほど味わい深く、歴史や文化への理解が深まるスポットが多いのが特徴です。


2. 韓国の世界記録遺産は何ですか?

韓国には世界遺産(World Heritage)とは別に、ユネスコの「世界記録遺産(Memory of the World)」もいくつか登録されています。

代表的なものには、8万枚以上の木版からなる「高麗大蔵経」、朝鮮王朝の実録である「朝鮮王朝実録」、訓民正音(ハングルの創製に関する文書)などがあります。

これらは韓国の歴史・文化・学問の深さを物語る貴重な記録です。


3. 韓国の世界遺産はいくつありますか?

2024年現在、韓国には合計で 16件の世界遺産 が登録されています。

そのうち文化遺産が14件、自然遺産が2件です。地域もソウルや慶州などの有名都市から地方の村や自然地帯まで幅広く、さまざまな魅力が詰まっています。

旅行先に応じて、自分にぴったりの世界遺産を探してみてください。


4. 韓国5大王宮は何ですか?

韓国の「5大王宮」は、朝鮮王朝時代に建てられた主要な王宮を指します。以下の5つが該当します:

  • 景福宮(キョンボックン):ソウル最大の王宮、観光の定番スポット
  • 昌徳宮(チャンドックン):世界遺産にも登録された庭園美が魅力
  • 昌慶宮(チャンギョングン):昌徳宮のすぐ隣に位置、緑豊かな王宮
  • 徳寿宮(トクスグン):西洋建築と韓国伝統建築の調和がユニーク
  • 慶熙宮(キョンヒグン):都心の静かな穴場スポット

どの宮殿も歴史的背景が異なり、それぞれに違った魅力があります。王宮巡りを楽しむ旅行プランもおすすめです!

Sasha Kiyokawa

Sasha Kiyokawa

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こんにちは!Holaflyでコンテンツを担当しているSashaです。 eSIMや海外旅行に関する情報を、わかりやすく・楽しくお届けしています!旅のワクワクがもっと広がるように、「これ知っててよかった!」と思える実用的なヒントを発信中!Holaflyを通して、あなたの海外旅行がもっと快適で自由なものになりますように✈️ Hey there! I’m Sasha and I create content at Holafly If you’re into eSIMs or planning an overseas trip, I’ve got tips to make your travels way easier (and way more fun)! I’m all about sharing those “wish I knew that earlier!” travel hacks — so you can explore the world stress-free and stay connected wherever you go! Let’s make your next trip the best one yet ✈️

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