海外データローミングとは?基本情報と料金目安を解説!
今更聞けない海外データローミングサービスの基本情報、使い方と大手キャリア3社からの利用料金を紹介。
目次
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海外旅行の際のスマホの通信手段はもうお決まりですか?
海外旅行が初めての方でも、「海外ローミング」と「高額請求」という言葉を合わせて聞いたことがあるでしょう。
大半の人は、とにかくデータローミングの利用は避けるべきことと覚えさせられていたのではないでしょうか。
ただ、実際に「海外ローミング」とは何なのか?と疑問が残っていませんか?
「データローミング」とは、国内契約先のキャリアと海外渡航先のキャリアの提携により、渡航先のネットワークに利用し、日本にいる時と同じように、データ通信が可能になる仕組みのことです。
この記事では、海外ローミングを使う方法、携帯キャリア別の料金目安を解説します。
そして、新しく導入された、海外旅行でデータローミング以外に使える注目の「海外eSIM」も紹介します。
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目次
データローミングの基本情報
海外ローミングには、3つの種類があります。
- 地上ローミング:地上でのスマートフォンの使用
- 航空機ローミング:飛行中の航空機内でのスマートフォンの使用
- 船舶ローミング:クルーズ船、フェリー、ボートなど、船内でのスマートフォンの使用
今回は、地上ローミングの利用について解説します。
スマートフォン端末には、あらかじめローミング機能が設定されていて、携帯電話会社との契約プラン内容によりローミングサ―ビスを利用できます。
契約先の携帯キャリアが海外ローミングサービスを提供している場合、渡航先では提携を結んでいる現地携帯キャリアの回線に接続してデータ通信が行えます。
端末の設定でデータローミングをオンにするだけで、お気に入りのアプリの利用はもちろん、電話の発着信、SMSの送受信ができます。
ただ、ローミングサービスを利用できる国は限られています。
渡航予定の国は、ローミングサービスの対象国であるかどうかなど、契約先キャリアより海外ローミングサービスの詳細をよく調べる必要があります。
国際データローミングを使う際の注意点
多くのスマホでは、海外で国際電話やインターネットを利用するには、スマホのシステム設定からぞれぞれのローミング機能を有効(オン)にするだけで、普段通りスマホが使えることがあります。
また、スマホによっては、渡航先に到着したと同時にローミング機能が自動的オンになることもあります。
ただ、簡単にできる操作だからこそ注意が必要です。
ローミングをオンにしたまま海外でスマホを利用すると、1日あたりにパケット通信料が発生するので、高額な利用料金になってしまいます。
高額請求を防止したいなら、契約先キャリアより海外旅行用のデータ通信プラン(ローミングサービス)を事前に申し込むことをおすすめします。
キャリアにより、定額制プランまたはパケットし放題プランを提供しているので、スマホの使い方に合わせて選択できます。
以下は、国際ローミングを使う際のその他の注意点をまとめたリストです。
- 渡航先の国と契約中の携帯プランにより料金・データ容量は変動する
- ローミング機能は自動的にオンになる場合があるので注意を
- 渡航先の国に入国した時点でスマホは接続可能な電波に自動で繋がる
- キャリアにより、ローミングサービスを事前に申し込みをし、ご希望の料金プランを選択しないと、従量課金制のパケット通信が行われる、またはパケットし放題プランが自動的に適用され、想定外の高額請求が発生する
- 1日あたりのデータ量に上限が設定されていればと、その値を超えたとき、通信速度は低速化または停止するため、チャージする必要がある
海外ローミングサービスの料金プラン
データローミングの料金設定は様々な理由により決められます。
契約先のキャリア、滞在先の国・地域、利用になるサービスなど。
日本の3大携帯キャリアは通常、国・地域ごとに海外ローミングプランの料金を設定しています。
中には、渡航先の国・地域により、料金が割引の対象、またはデータ量を増量するキャンペーンなどを実施するをキャリアもあります。
ソフトバンク社を例にして挙げると、ソフトバンクは、一定のギガ数を定額で利用できる「海外あんしん定額」というプランを「定額国L」と「定額国S」、地域別に分かれ料金とデータ使用量が設定されています。
携帯キャリア4社別海外ローミングの料金表
日本の主要4携帯キャリアはいずれも海外で利用できる複数の定額制プランを提供しています。
プランを選ぶ決め手は、個々のスマホの使い方と旅行日数によります。
参考までに、各キャリアによるいくつかのデータローミング用プランの1日ごとの料金を以下の表にまとめました。
携帯 キャリア ・ プラン | 1日 あたりの 料金 | 備考 |
楽天モバイル ――― 海外2GB無料 ・利用期間 最大30日間 ・2GB以降 1GBあたり チャージ可能 | 0円 (チャージ料金:500円) | ・データ量は 契約中のプラン より差し引かれる ・指定73の国・地域で利用可能 ・適用条件:Rakuten最強プラン/ Rakuten最強プラン (データタイプ)を契約中 |
NTTドコモ ――― 「世界そのままギガ」 ・最大30日間利用 ・契約プランの データ容量を 海外で使用 | 980円 | ・対象国200以上の国と地域 ・事前申し込み必要 |
NTTドコモ ――― 「世界ギガし放題」 ・データ無制限 (24.4MB以降) | 2,980円 | 対象国・地域を確認する必要がある |
au by KDDI ――― 「au海外放題」 ・データ使い放題 ・利用期間 30日間まで | 800円・1000円(事前予約) | ・ 対象国は要確認 ・ 適用条件:au/povo1.0契約者でデータチャージに加入済み ・ 事前予約で割引対象 ・ 予約は「海外スマホ利用アプリ」 ・ 料金は国ごとで異なり、確認が必須 |
ソフトバンク ――― 「海外 あんしん 定額・ 定額国L 3GB」 ・定額料金プラン ・利用期間3日間まで | 980円 | ・ 対象国・地域を確認する必要がある ・ 事前申し込み必須 ・ 適用条件:「世界対応ケータイ」、対象料金プランへの加入 ・ Y!Mobile/LINEMO契約者に適用 (条件あり) |
ソフトバンク ――― 「海外 あんしん 定額・定額国S 1MB」 ・定額料金プラン ・利用期間3日間まで | 1,980円 | ・対象国・地域を確認する必要がある ・事前申し込み必須 ・適用条件:「世界対応ケータイ」へ加入 ・Y!Mobile/LINEMO契約者に適用 (条件あり) |
ソフトバンク ――― 「海外パケットし放題」 ・データ無制限 (10MB以降) | 2,980円 | ・対象国・地域を確認する必要がある ・適用条件:「世界対応ケータイ」へ加入 ・Y!Mobile/LINEMO契約者に適用 (条件あり) |
国際ローミングサービスを利用するには?
まずは、契約中の携帯電話会社に問い合わせ、国際ローミングサービスが利用できるか確認しましょう。
そしてご希望の海外用料金プランを申し込み、端末内で必要な設定をし、渡航先でデータ通信ができる状態にしましょう。
ローミングサービスを利用するための準備は各携帯電話会社により異なります。今回は、ドコモ「世界そのままギガ」を例にして挙げます。
ステップ1.「世界そのままギガ」を利用するには、「WORLD WING」というローミングサービスに事前に申し込みをしていることが条件です。
My docomoからサービスに加入済みか確認しましょう。
そうでなければ、申し込みをしましょう。
次に、利用するプランを選びます。
今回は、定額制プラン「世界そのままギガ」を契約した場合のiPhoneでの設定手順を見ていきます。
ステップ2.まずは、「データローミング」をオンにし、Wi-Fiと機内モードはオフにした状態にしましょう。
次に、設定画面から「モバイル通信」>「通信のオプション」の順に選択し「データローミング」をオンにして完了。
海外ローミングを使用する際のアドバイス
出国前
必ず契約先のキャリアに問い合わせ、契約中のプランはローミングサービスの対象であるか確認しましょう。
そして、利用可能なローミング用プランを調べ、希望のものを渡航前に申し込みしましょう。
もし、渡航先の国でローミングが利用できない場合は、海外旅行用eSIMを検討してみてください。
海外用プランへの加入手続きを済ませたら、目的地で問題なくデータ通信ができるように、携帯端末の設定画面でデータローミング機能がオンにできる状態であることを確認しましょう。
渡航先にて
データの消費量を確認しながらスマホを利用しましょう。
データ通信量に上限がある海外用プランに加入した場合、データ使用量を節約して、ギガ不足を回避しましょう。
データ容量を節約するには、動画の視聴を控えたり、アプリの自動アップデート・ダウンロードの設定をオフにしましょう。
海外ローミング以外に利用できるネット通信サービス
ローミングサービスの高額請求を回避したいなら、レンタルWi-Fi、海外プリペイドSIM・eSIM、フリーWi-Fiの手段があります。
どの手段がふさわしいのかは、ご自身のスマホの利用スタイルや旅行の目的が決め手となります。
今回は新しいSIM規格の「eSIM」を紹介します。
eSIMとは何か、簡潔に言いますと、デジタルSIMのことです。
eSIMに対応している最新のスマートフォン端末は、端末内にSIM機能が搭載されています。
これにより、SIMチップの入れ替え作業が不要になりました。
この新SIM規格のおかげで、海外の旅行先で簡単にデータプランの契約ができるようになりました。
eSIMは、1台のスマートフォンに複数のSIMプロファイル(契約者情報)をインストールできる機能が備わっているのが強みです。
これで、電話帳にある連絡先はすべてそのまま保有できるので、高額請求が発生する国際ローミングサービスに頼らなくても、契約中のSIMを差し替えることなく、データ通信が楽しめます。
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海外eSIMを提供する会社は、ネット上で様々あります。
こちらでおすすめするものは、Holaflyのデータ無制限eSIMです。
Holaflyのオンラインストアでは、180以上の目的地で利用できるeSIMデータプランを提供しています。
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Holaflyの旅行者向けeSIMプランのメリット
- 場所を問わずデータ専用eSIMをいつでも購入できる
- 180か国以上の国でデータ通信サービスを利用できる
- 5分以内にeSIMの購入と開通が完結できる
- 現地キャリアの安定したネットワークに接続
- 1日単位から使用日数を自由に選べる
- プランは1日460円/480円から利用可能
- 24時間年中無休、日本語対応のカスタマーサポートを提供
旅行中の不安を1つ減らしてくれる優れもの、海外eSIM。
面倒な購入手続きや会員登録は一切不要なHolafly eSIMを是非お試しください!
ちなみに、アメリカeSIMは、データ無制限を一日単位でご自由にカスタマイズできるプランを用意していますよ。
Holafly eSIMの使い方
以下で、Holafly eSIMの設定方法を説明した動画をご覧になれます。
Holaflyのような海外eSIM専門サイトから提供されるeSIMを渡航先で利用するには、スマホのシステム設定より「データローミング」機能をオンにするという指示があります。
これは、渡航先の広範囲のエリアで電波が拾えるようにするためです。
この時、モバイルデータの主回線が海外eSIMプランに設定されていれば、海外ローミングの利用料金が発生することはありませんので、安心してネット通信が出来ます。
海外ローミングと海外eSIM、どれがおすすめ?
特徴 | 海外データeSIM | 海外ローミング |
リーズナブルな価格設定 | ◎ | ✕ |
高品質な通信サービス | 〇 | 〇 |
データ通信量が無制限 | 〇 | △ |
追加料金 | ✕ | △ |
テザリングオプション | △ | △ |
インストール・設定は簡単 | 〇 | 〇 |
国際データローミングと海外eSIMプランは、どちらもサクッと申し込み・設定が出来てすぐに使えるのが便利なところです。
海外eSIMの場合、選択したプランの内容により、海外でも無制限データが利用できたり、テザリング機能も利用できるものがあります。
大きく異なる点は価格になります。
リーズナブルに利用できるのは海外eSIMのほうです。
また、海外ローミングの定額制プランの中には、契約中のデータプランからデータ通信量を差し引かれるため、帰国後の残データ容量が少ないことがあります。
定額制プランの一日ごとの料金は、手が出しやすい額であっても、帰国後にスマホが使えないととても得するとは言い難い。
そんな事態を回避したいなら、別途で利用できる海外eSIMのようなデータプランの契約が向いています。
まとめ:海外ローミングの高額請求を避けたいならeSIMを使おう
ここまで、海外ローミングの基本情報、注意すべき点、ローミングプランの料金を解説しました。また、海外で使えるローミング以外の通信手段「eSIM」も紹介しました。
渡航先では手間なくスマホを利用したいが、ローミングサービスの高額になりがちな利用料はなるべく避けたいという方は、HolaflyのeSIMがおすすめです。
ネット接続サービスの中でも旅行に最適な理由を以下でまとめました。
- 契約中のSIMと連絡帳はそのまま保有
- LINEで登録している番号は継続して利用できる
- eSIMの購入と設定はすべてオンライン上で可能
- メリット豊富、安価で利用できるデータプランが選べる
eSIMなら、SIMカードやレンタルWiFiとは異なり、送料の支払いは不要、待ち時間もありません。Holafly eSIMを利用して、旅行先で快適なネット接続を体験してみてはいかがですか?
データローミングについてよくある質問
ユーザーが海外でスマートフォンの利用ができるように、契約先の携帯電話会社が他国の携帯電話会社と提携を結び、渡航先で現地の携帯キャリアの回線を利用してデータ通信を行えるサービスのことです。
日本の主要キャリアの多くは、海外ローミングプランを事前に申し込むと、定額制の料金プランが利用できます。海外ローミングプランに加入しないで、ローミング機能をオンにしたまま渡航すると、課金が従量制となりで高額な通信料になりますので、注意しましょう。
ローミングの料金設定は契約先の携帯キャリアと渡航先の国によります。各携帯キャリアの定額制ローミングプランは国・地域別で料金が設定されていることが多いです。
はい、あります。両方とも、提携先の通信事業者の通信綱を借りて、エリア圏外で通信サービスを可能にする仕組みです。
国内ローミングの例として挙げられるのが、格安SIMです。自社回線を持たない格安SIMは、大手キャリアと提携を結ぶことで、「パートナー回線」によるローミングでその回線の一部を借りて、自社回線でカバーしていないエリアでサービスを提供する。
ほとんどのキャリアでは、海外ローミングに対象しているプランを契約中であれば、海外ローミングサービスの加入を申し込み、データ通信はもちろん、通話やメールが利用できます。
はい。携帯端末の設定画面からいつでもローミングの設定をオン/オフにできるので、思わぬ高額請求を回避できます。
まずは、渡航先でローミングサービスが利用できるか契約先のキャリアと確認することです。次に、スマートフォン端末の「モバイルデータ通信」から「通信オプション」をタップし、「データローミング」がオンになっているか確認。これで渡航先に到着したら端末はインターネットに接続します。
eSIMは高額になりがちなローミングサービスの代わりに使える海外でデータ通信を行う手段です。SIMチップの挿入が不要になったeSIMを利用するには、eSIMに対応したスマートフォン機種が必要です。