eSIMとSIMカードを比較!その違いは?メリット・デメリット、使い方を解説
この記事では、eSIMとSIMカードの違い、それぞれのメリット・デメリット、使い方などを分かりやすく解説しています。
目次
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✅ eSIMとSIMカードの違いが分からない ✅ SIMカードと比べたeSIMのメリット・デメリットを知りたい ✅ eSIMの使い方を知りたい |
SIMカードの電子版であるeSIMをご存じですか?
日本では、2020年から政府が普及を推奨しはじめ、2021年から大手キャリア4社が一斉にeSIMサービスを開始しています。
eSIMを耳したことはあるけれど、いまいち良く分からないという方や、詳しく知りたいという方のために、SIMカードと比較しながら分かりやすく解説します。
eSIMの特徴から、SIMカードとの違い、メリット・デメリット、使い方まで網羅していますので、ぜひ最後までお読みください!
目次
eSIMとは?SIMカードとの違いは?
まずは、eSIMについて簡単に説明します。
◆ スマートフォン・タブレットに内蔵された電子的なSIMチップ ◆ SIMの識別情報をQRコードでダウンロードでき、カードの差し替えが不要 ◆ 利用には、eSIMに対応した機種が必要 |
eSIMは、SIMカードと同じように、スマホでのネット通信や通話を可能にしてくれます。
違いはただ一つ。eSIMの場合、プラスチックのSIMカードをスマホに挿入する必要がありません。
では、どうやってモバイル通信が可能になるのでしょうか?
SIM契約者情報をQRコードで読み取り、スマホ内のICチップに書き込むことで、通信が可能になります!
物理的なカードの挿入が不要のため、スマホの使い方はより便利になり、いろんな場面で活躍します。
次に、SIMカードと比べてどんなメリットがeSIMにあるのか見てみましょう。
SIMカードと比べたeSIMのメリット・デメリット
eSIMは、SIMカードと比べて、トレイを開けて交換する手間や紛失の心配がありません。
そのため、キャリアの変更手続きが簡単にできたり、「デュアルSIM」機能でeSIM+SIMカードの併用ができ、複数回線の契約も可能にしてくれます。
逆に、eSIMの弱点は、通常、eSIMを他の端末に移し替えできないため、機種変更の際に、契約手続きを一からやり直すことになる点です。
また、現時点でeSIMに対応しているスマホは、ハイスペックなモデルが中心です。
💡eSIMに対応している端末は、こちらの「eSIM対応機種のリスト」で覧いただけます。
以下の表で、両者のメリット・デメリットをまとめました。
メリット 😀 | デメリット 🫤 | |
eSIM ➡ | ● オンラインで契約 ● 設定は数分で完了 ● 即日利用可能 ● 複数回線の利用が可能 ● 乗り換えが簡単 | ● eSIM対応機種が必要 ● 機種変更時に不便 ● QRコードの表示に別端末が必要 ※iOS17は、写真フォルダから読み取り可能 |
SIMカード ➡ | ● 多くのスマートフォンが対応 ● 多くのキャリア・格安SIMが対応 | ● 契約には、実店舗に行く手間がかかる ● オンラインで契約する場合、配送に時間がかかる ● 紛失・破損のリスクあり |
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eSIM・SIMカードの使い方と注意点
SIMカードとeSIMの使い方、そして注意点を順番にご紹介します。
SIMカードの使い方
SIMカードの使い方は、以下の通り、カードを挿入するという手間はかかりますが、シンプルです。
SIMカードが手元に届いたら → スマホ端末に挿す → 自動的に契約先キャリアのネットワークに接続 / 必要であればシステム設定画面から設定を行う |
⚠ SIMカードを使う時の注意点
SIMカードを使う際の注意点は、カードのサイズ。
SIMカードには、Nano SIM、MicroSIM、標準SIM(Mini SIM)の3種類があります。
お使いのスマートフォンの発売時期により、1種類以上のSIMカードを利用できる場合があります。
最新のスマホの多くは、NanoSIMを使用し、旧型のスマホは標準SIMまたはMicroSIMを使用しています。
eSIMの使い方
eSIMの使い方も、以下の通り簡単です。
カードを挿入する代わりにSIM情報(プロファイル)をダウンロードして、スマホの画面上で設定すれば、モバイル通信に接続できます。
eSIMを初めて使用される方のために、携帯キャリアの新規eSIMの申し込から設定までの大まかな流れをご紹介します:
1⃣ 携帯キャリアのサイトから希望のeSIMプランを選択 👆 |
2⃣ 契約手続きに必要な本人確認を行い、支払い方法を選択 🏦 |
3⃣ メールにeSIMの利用開始案内が届いたら、eSIMプロファイルをダウンロードする ⬇️ |
4⃣ スマホの設定画面からモバイル通信プランを設定したら完了 🔚 |
4番目のステップは、iOSとAndroid端末によって設定手順が若干異なります。
iOS:「設定」 >「モバイル通信」 > 「モバイル通信プランを変更」の順に選択し、携帯端末のカメラでeSIMのQRコードを読み取ると設定は完了です。 |
Android:「設定」>「ネットワークとインターネット」>「eSIMの追加」> 画面に表示される手順に従う > 「2つの番号を使用」の順に選択し > QRコードを読み取ると設定は完了です。 |
より詳しくは、iOS端末での設定手順に関する記事や、eSIM設定ガイドページをご覧ください。
⚠ eSIMを使う時の注意点
eSIMを使う際の注意点は、eSIMに対応したSIMフリー・ロック解除済みのスマホが必要なことです。事前に確認しましょう!
eSIMとSIMカードどちらが良い?
ここまで、eSIMとSIMカードの違いやそれぞれのメリットやデメリットを見てきました。
カードの挿入・交換が不要になったことで、様々なメリットが得られることが分かりました。
これからますます普及が予想されるeSIM。いずれはSIMカードよりもeSIMが主流になります。
すでにeSIM対応スマホをお持ちの方は、eSIMに切り替えると、より便利にスマホを使えるようになりますよ。
特に海外旅行のシーンで、その便利さを実感できます。オンラインで買ってすぐに使えるeSIMなら、異国の地でも快適なモバイル通信を利用できるようになります。
海外旅行にはeSIMがおすすめ
この記事を読んでいらっしゃる方の中には、海外旅行先でインターネットを使うためのSIMを探しているという方もいらっしゃるでしょう。
SIMカードの購入・受け取りには時間と手間がかかり、紛失・破損のリスクもあります。そしてeSIMのメリットを考慮すると、海外旅行にはeSIMがおすすめです。
海外で使えるeSIMには、2つのタイプがあります。
・海外旅行用eSIM
・現地eSIM
⚠ eSIMのタイプによって、互換性のある携帯機種が異なりますので、購入する前に全ての要件を満たしていることをご確認ください。
海外旅行用eSIM
海外旅行用のeSIMは、海外旅行用のeSIMを専門に取り扱うオンラインストアや、旅行者用eSIMを提供している現地携帯キャリアのサイトから購入できます。
最近では国内の通販サイトでも、eSIMプランを見つけることができますが、選択肢はまだ少ないようです。
海外のeSIM専門サイトの方が、対象となる国や種類が多く、選びやすいです。
ヨーロッパ発のHolafly(オラフライ)は、そんなeSIM専門サイトの一つ。
海外旅行、留学、出張に便利なeSIMを170以上の国・地域を対象に提供しています。
大きな特徴は、以下の4つです。
(1)無制限プラン:ほとんどの国・地域で、インターネットを制限なく使えます。
(2)お手頃価格:データ容量が無制限なのに、料金が安い!
(3)プリペイド式:後日の追加請求の心配がありません。
(4)日本語でのサポート:24時間のカスタマーサポートを利用できて、安心です。
<利用方法> 海外旅行用のeSIMを利用するための大まかな流れをご紹介します。
1⃣ 海外eSIM販売サイトでeSIMプランを選択 ✅ |
2⃣ メールアドレスなど必要事項を入力して購入 💳 |
3⃣ アプリやメールに届くQRコードで、eSIMの識別情報をスマホにダウンロード ⬇️ |
4⃣ スマホの設定から購入したeSIMプランをデータ通信の主回線に設定してオンにすれば完了 🔚 |
↑ 本人確認のステップもなく、本当に手軽に購入できることが分かります。
現地eSIM
旅行先でeSIMを購入したい場合は、携帯キャリアの店舗に行き、eSIMを申し込む流れになります。
現地のeSIMは、通常、居住者が対象のため、3か月以内の旅行の場合は、海外旅行用のeSIMを選びましょう。
まとめ
スマートフォンで電話やインターネットを利用するために欠かせない、SIM。
30年ほど前に誕生してからそのサイズはどんどん小さくなり、ここ数年の間に、カードとしての形さえもなくなったeSIMが急速に普及し始めました。
過渡期の今、eSIMとSIMカードを比較した今回の記事が、どちらを選べばよいか悩んでいる方のお役に立てば幸いです。
仕事用とプライベート用、普段用と海外旅行用など、2回線以上を1台で使い分けたい方には、eSIMはとても便利です。
eSIMに対応したスマホをお持ちであれば、海外旅行に行く予定のある方は、ぜひオラフライのeSIMをご検討ください!
eSIMの使い方に関するQ&A
はい。eSIM対応機種には、「デュアルSIM」というSIMカードとeSIMを併用して、複数回線を利用できる機能があります。
どちらが良いかは、ご自身のスマホの使用スタイルやシーンによります。
例えば、海外旅行では、カードが嵩張ることのないeSIMが断然便利です。
キャリア乗り換えを頻繁にする人なら、eSIMだと手続きが手軽になります。
eSIM対応端末をお持ちでない方は、SIMカードでも何の不便もなくスマホを使えます。
スマホに物理的なSIMの挿入が不要な点です。
eSIMに切り替えるデメリットは、通常、1つのeSIMにつき利用できるスマホは1台のみである点です。SIMカードのように差し替えて、複数のスマホで使いまわすということはできません。eSIMの転送機能も登場していますが、一般的に、機種変更をすると、ゼロからeSIMの申し込みを行うことになります。