中国でLINE(ライン)は使える?利用方法5選と渡航前の準備
中国本土ではLINEは現地回線や一般Wi-Fiで使えませんが、対応eSIMなどなら利用できます。
中国本土でも、ネット規制に対応した通信手段を準備すればLINEを利用できます。現地SIMやホテルの一般的なWi-Fiは規制の影響を受けるため、そのままではメッセージや通話を使えない点に注意が必要です。
この記事では、eSIM・VPN・国際ローミングなど5つの方法を、料金と手軽さから比較します。利用時の注意点やWeChatとの使い分け、つながらない場合の確認方法も解説するため、旅行でも出張でも自分に合う準備が分かります。
手軽に準備したい方には、別途VPNアプリを契約・設定せず、普段のLINE設定をそのまま使えるHolaflyの中国eSIMが便利です。出発前に通信の不安を解消して、大切な人とつながったまま中国での時間を思いきり楽しみましょう。
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中国でLINEが使えない理由|グレートファイアウォールとは
中国でLINEが使えないのは、グレートファイアウォール(金盾)と呼ばれる検閲システムがあるためです。 国外のサービスへの通信を、国の境界で技術的に遮断する仕組みになっています。
遮断の方法は主に4つです。
- DNSブロック: アクセス先のIPアドレスを返さず、接続先を見つけられなくする
- IPブロック: 特定のIPアドレスへの通信を直接遮断する
- キーワード検閲: 通信内容に特定の語句が含まれていると遮断する
- DPI: 暗号化された通信も解析し、規制対象かどうかを判定する
ブロックされているのはLINEだけではありません。Google(Gmail・マップ・YouTube)、X、Instagram、Facebookなど、日本で日常的に使うサービスの多くが対象です。背景には、情報統制と国内アプリの育成という2つの狙いがあるとされています。
なお、これらは「使ってはいけないアプリ」ではありません。中国国内の回線から技術的に接続できない状態になっているだけで、旅行者がアクセスを試みたこと自体を罰する制度ではないのです。
LINE以外のサービスも含め、中国で利用できる通信手段を比較したい方は、中国のインターネット事情と接続方法も確認しておきましょう。
中国でLINEを使う方法5選
中国でLINEを使う方法は、主に5つあります。手軽さと料金のバランスを比べてみてください。
| 方法 | 手軽さ | 料金の目安 |
|---|---|---|
| 海外旅行用eSIM | 設定は日本で完結 | 3日間1,990円〜 |
| VPN | 事前準備が必要 | 月500〜1,900円 |
| 国際ローミング | 申し込むだけ | 1日980〜2,980円 |
| レンタルWi-Fi | 受け取り・返却が必要 | 1日1,000円前後 |
| 香港SIM | SIM差し替えが必要 | 10日間1,500〜3,000円 |
短期の旅行なら海外旅行用eSIM、長期滞在や出張が多いならVPNという選び分けが基本です。
海外旅行用eSIMを使う方法
中国で使える海外eSIMなら、日本にいるうちに設定を済ませておくだけで、現地に着いた瞬間からLINEが使えます。 SIMカードの差し替えもVPNの設定も必要ありません。
ローミング型のeSIMは、中国国内の基地局につながりながらも、通信そのものは香港や日本のサーバーを経由します。中国の規制の外側を通るため、LINEもGoogleもそのまま使えるのです。eSIMにVPN機能が入っているわけではなく、通信経路の違いで規制を回避しています。
中国向けeSIMを選ぶ際は、料金やデータ容量だけでなく、VPNなしでLINEなどの規制対象サービスを利用できるかも確認しましょう。サービスごとの違いは、中国で使えるeSIMの選び方で比較しています。
VPNを使う方法
中国でVPNを使う場合、アプリのダウンロードと設定は必ず日本にいるうちに済ませてください。 中国国内では公式アプリストアからVPNアプリを入手できないため、現地に着いてからでは手遅れになります。
もう一つ気をつけたいのが、無料VPNです。規制側に検知されやすく、つながらなくなるケースが少なくありません。トラブル時にサポートを受けられない点も不安要素です。中国で確実に使いたいなら、規制対策を継続している有料サービスを選びましょう。
国際ローミングを使う方法
契約中のキャリアの海外パケット定額プランに申し込めば、日本のスマホと電話番号をそのまま中国で使えます。日本の回線を経由する形になるため、LINEも普段どおり利用可能です。
手続きが簡単な反面、料金は割高になりがち。1日あたり980〜2,980円ほどかかるため、滞在が数日を超えると他の方法よりコストがかさみます。
国際ローミングを選ぶ方は、出発前にデータローミングの仕組みと設定上の注意点を確認し、契約中のプランの適用条件もチェックしておきましょう。
レンタルWi-Fiルーターを使う方法
1台のルーターを複数人で共有できるため、家族やグループでの旅行に向いています。空港カウンターや宅配で受け取れる手軽さもメリットです。
ただし、ルーター本体とモバイルバッテリーの両方を持ち歩く必要があります。返却の手間もかかるので、身軽に動きたい人には向きません。
香港SIMを使う方法
香港は中国本土と違い、国外サービスへのネット規制がありません。香港の通信会社が発行するSIMカードに差し替えれば、香港経由の回線でLINEにアクセスできます。
日本のショップやオンラインで比較的安く購入できるのも利点です。ただしSIMロックを解除していない端末では使えないため、事前に自分のスマホの対応状況を確認しておく必要があります。
香港SIM以外の選択肢も含めて比較したい方は、中国で使えるSIMカードの選び方で、料金や購入方法も確認できます。
中国でVPNを使うのは違法?
2017年以降、政府の認可を受けていないVPNの使用は法律上制限されていますが、個人利用が刑事罰の対象になっているわけではありません。取り締まりの主な対象は、無許可でVPNを販売・提供する業者です。
2026年1月に公表された新しい草案でも、規制対象は「作る側・売る側・提供する側」で、使う側を罰する条文は含まれていません。実際、旅行者が個人的にVPNを使って摘発される可能性は極めて低いのが現状です。
とはいえ、グレーゾーンであることに変わりはありません。常時監視されているわけではないものの、政治的な投稿や商業目的での利用は避けておくのが無難です。心配であれば、VPNを使わずに済む海外eSIMを選ぶという判断もあります。
中国で利用できるVPNの候補や渡航前の設定、接続時の注意点を詳しく比較したい方は、中国で使えるVPNの選び方と注意点も参考にしてください。
LINE個人情報の中国アクセス問題(2021年)|不安な場合の対処法は2つ
LINEの中国アクセス問題は、すでに解決済みです。2021年2月にアクセスは遮断され、LINEは中国での開発・保守・監視業務を終了して撤退しています。
問題が起きたのは、2018年8月から2021年2月までの間です。LINEが開発を委託していた上海の企業で、技術者が日本のサーバーの個人情報を閲覧できる状態になっていました。対象は氏名・電話番号・メールアドレスと、トーク内容の一部。実際のアクセスは、確認されているだけで32回です。
押さえておきたいのは、外部からの不正アクセス(ハッキング)ではないという点。委託先の権限管理が適切でなかったことが問題視され、総務省から行政指導を受けました。
それでも気になる方は、LINEの設定を見直しておくと備えになります。
- ログイン通知: 自分以外の端末からログインがあったときに通知が届く
- ログイン中の端末:現在ログインしている端末を確認し、身に覚えのない端末を遠隔でログアウトできる
どちらも設定から数分で有効化できます。海外では盗難のリスクも上がるため、出発前に済ませておくと役立ちます。
中国滞在中の連絡はWeChat(微信)が定番
中国滞在中に現地の人とやり取りするなら、WeChat(微信)を入れておくのが定番です。中国国内で圧倒的に使われているメッセージアプリで、日本のLINEに近い立ち位置にあります。
WeChatが便利なのは、連絡手段としてだけではありません。店舗での支払いや交通機関の利用にも使われており、現地では生活インフラのような存在です。数日の旅行でも、入れておいて損はありません。
仕事で中国とやり取りするなら、DingTalk(釘釘)も選択肢に入ります。ビジネス向けのツールで、中国企業とのやり取りで指定されることがあります。
WeChat以外の地図・決済・交通アプリも事前にそろえておきたい方は、中国旅行で役立つアプリも確認しておきましょう。
中国旅行前にLINEを使うための準備チェックリスト
中国旅行の出発前にやっておくことは3つです。
- 通信手段の確保: 日本にいるうちにeSIMの設定を済ませ
- トーク履歴のバックアップ: 万一のトラブルに備えて保存しておく
- 連絡手段の共有: 同行者や家族と、つながらない場合の代替手段を決めておく
なかでも重要なのが通信手段です。eSIMを初めて使う方は、海外でeSIMを切り替える方法を参考に、日本でインストールを済ませ、現地で回線を切り替える手順を確認しておきましょう。
Holaflyの中国eSIMは、公式にLINEの利用に対応。設定はそのままで、登録している相手にメッセージも通話も送れます。接続先は中国移動(CMCC)の回線なので、主要都市でも安定してつながります。
まとめ|中国でもLINEは使える
中国でLINEを使うために押さえておきたいのは、次の3つです。
- 一番手軽な方法: 日本で設定を済ませられる海外eSIM
- VPNを使うなら: アプリのダウンロードは日本にいるうちに
- 現地の連絡手段: WeChatも入れておくと支払いにも使える
規制があると聞くと身構えてしまいますが、準備さえしておけば中国でも日本と変わらずLINEを使えます。中国旅行の注意点もまとめているので、荷造りの前にチェックしてみてください。
中国でLINEを使うときによくある質問
中国でLINEを使うのにVPNは必要ですか?
必ずしもVPNアプリは必要ありません。Holaflyの中国eSIMはVPNが内蔵・設定済みで、別途VPNを契約・設定せずにLINEを利用できます。現地SIMや一般的なWi-Fiを使う場合は、対応状況を事前に確認してください。
中国のホテルWi-FiやフリーWi-FiでLINEは使えますか?
中国本土の一般的なホテルWi-FiやフリーWi-Fiでは、LINEは基本的に利用できません。利用するには、中国の規制に対応したeSIMや特別回線付きのWi-Fiなどを渡航前に準備してください。
中国でLINE通話・ビデオ通話はできますか?
はい、LINEに接続できる通信環境があり、相手もLINEとインターネットを利用できれば、音声・ビデオ通話が可能です。Holaflyの中国eSIMは通常の電話やSMSには対応しませんが、LINE通話は利用できます。
日本から中国にいる人へLINEを送れますか?
はい、日本から送信できます。ただし、中国にいる相手もLINEへ接続できる通信環境が必要です。相手が一般的な現地回線やWi-Fiだけを使う場合は受信できない可能性があるため、別の連絡手段も事前に共有してください。
中国でLINEにつながらないときはどうすればいいですか?
まず、HolaflyのeSIMがモバイルデータ回線に選択され、データローミングとLINEのモバイルデータ通信がオンになっているか確認してください。設定後もつながらない場合は、24時間対応のカスタマーサポートへご連絡ください。