ニューヨークの交通手段|地下鉄・バスの乗り方と料金、空港アクセス
市内観光は地下鉄・バスが基本。荷物が多いときはタクシーも選択肢です。
ニューヨーク市内の観光は地下鉄を中心に、目的地に応じてバスや徒歩を組み合わせると便利です。荷物が多いときは、タクシーや配車サービスも候補になります。
地下鉄・バスでは、対応するクレジットカードやスマートフォンなどをかざすOMNYで支払えます。ただし、空港アクセスやフェリーなどは料金・支払い方法が異なります。
各交通手段の乗り方と料金、空港から市内への行き方を押さえて、自分の旅に合う移動方法を選びましょう。移動の準備を整えて、気になる街角や憧れの景色を訪ねてみてください。
本記事では、ニューヨークのクイーンズで生まれ育ったHolaflyの英語コンテンツライター、Mahnoor Bangushのアドバイスも紹介します。
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空港からニューヨーク市内へのアクセス
ニューヨークを訪れる際に利用する主な空港は、ジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)、ラガーディア空港(LGA)、ニューアーク・リバティー国際空港(EWR)の3つです。
公共交通機関は費用を抑えたいときに、タクシーや配車サービスは荷物が多いときに便利です。空港ごとに接続する路線が異なるため、ホテルの最寄り駅と合わせて選びましょう。
以下の料金は米ドル表記です。所要時間は目的地や待ち時間、道路状況によって変わります。
JFK空港から市内へ
JFK空港からは、AirTrainで鉄道や地下鉄に乗り継ぐ方法と、タクシー・配車サービスで直接向かう方法があります。
- AirTrain+ロングアイランド鉄道(LIRR): AirTrainでジャマイカ駅へ向かい、LIRRに乗り換えると、マンハッタンのペン駅やグランド・セントラル・マディソン駅へ行けます。AirTrainは8.75ドル。対象区間でCityTicketを利用する場合、LIRRはオフピーク時5.25ドル、ピーク時7.25ドルで、合計14〜16ドルです。LIRRの乗車券は別途購入します。
- AirTrain+地下鉄: ジャマイカ駅またはハワード・ビーチ駅で地下鉄に乗り換えます。AirTrainの8.75ドルと地下鉄の3ドルで、合計11.75ドルです。目的地によっては複数回の乗り換えが必要になります。
- タクシー・配車サービス: JFK空港とマンハッタン間のイエローキャブは、基本運賃70ドルに追加料金、有料道路料金、チップなどが加わります。UberやLyftは同じ定額制ではないため、予約前にアプリの見積もりを確認してください。
運賃とルートは、MTAのJFK空港アクセス案内で確認できます。
ラガーディア空港から市内へ
ラガーディア空港から公共交通機関で移動する場合は、バスを利用します。目的地に合わせて、M60-SBSまたはQ70を選びましょう。
- M60-SBS: マンハッタン北部の125丁目方面へ向かうバスです。運賃は3ドルで、途中で地下鉄に乗り換えられます。所要時間は道路状況によって変わります。
- Q70 LaGuardia Link: ターミナルB・Cから無料で乗れるバスです。ジャクソン・ハイツ–ルーズベルト・アベニュー駅/74丁目–ブロードウェイ駅で地下鉄に接続します。地下鉄に乗り継ぐ場合は、別途3ドルが必要です。ターミナルAからは空港内シャトルでターミナルBへ移動します。
- タクシー・配車サービス: ホテルまで直接移動したい場合に便利です。イエローキャブはメーター制で、空港関連の追加料金などがかかります。配車サービスも利用できますが、料金・所要時間ともに混雑状況によって変わります。
利用するターミナルと接続路線は、MTAのラガーディア空港アクセス案内で確認してください。
ニューアーク空港から市内へ
ニュージャージー州にあるニューアーク空港からマンハッタンへは、AirTrainとNJ TRANSITを組み合わせて移動できます。
- AirTrain+NJ TRANSIT: AirTrainでニューアーク・リバティー国際空港駅へ向かい、NJ TRANSITでニューヨーク・ペン駅へ移動します。大人片道はAirTrainを含め17.25ドルです。空港駅からニューヨーク・ペン駅までの列車移動は約30分ですが、ターミナルからの移動と待ち時間も見込んでください。
- NJ TRANSIT+PATH: ロウアー・マンハッタン方面へ向かう場合は、NJ TRANSITでニューアーク・ペン駅まで移動し、PATHに乗り換える方法もあります。PATHは空港駅から直接出ていません。また、ニューアーク・ペン駅とニューヨーク・ペン駅は別の駅なので、降車駅を確認しましょう。
- タクシー・配車サービス: 荷物が多い場合などに便利です。料金には有料道路料金や追加料金が加わることがあるため、乗車前に確認してください。道路が混雑すると移動時間も長くなります。
乗車券と接続については、NJ TRANSITの空港アクセス案内を確認しましょう。
ニューヨーク市内の主な交通手段
市内観光の中心となるのは地下鉄とバスです。水辺の景色を楽しむならフェリー、郊外へ足を延ばすなら近郊鉄道も利用できます。
クイーンズ出身のMahnoorも、ニューヨークには地下鉄やMTAのバスに加え、コネチカット州やロングアイランドなどへ向かう鉄道があると紹介しています。
地下鉄
ニューヨークの地下鉄は、市内を広く移動する際に便利な交通手段です。MTA(Metropolitan Transportation Authority)が運営し、472駅を持つ地下鉄網は24時間運行しています。ただし、すべての路線が一日中同じ経路・間隔で走るわけではありません。
基本運賃は1回3ドルです。改札では、OMNYの読み取り機に対応するタッチ決済カード、スマートフォン、またはOMNYカードをかざして入場します。OMNYを利用するためのアカウント登録は必須ではありません。
スマートフォンで支払う場合は、対応する決済カードをウォレットに設定しておきましょう。物理カードを使う場合、支払いのためにスマートフォンのデータ通信を用意する必要はありません。
地下鉄では、行き先に加えて各駅停車(Local)と急行(Express)の違いにも注意が必要です。同じホームでも、目的の駅に止まらない列車があります。
週末や夜間は工事で運行経路が変わることもあるため、出発前にMTAの運行情報を確認してください。Mahnoorも、混雑を避けたい旅行者には平日の朝夕の通勤時間帯を外すことを勧めています。

バス
バスは、地下鉄の駅から離れた場所へ行くときや、地上の景色を見ながら移動したいときに便利です。ただし、渋滞によって到着時間が変わります。
ローカルバスとSelect Bus Service(SBS)の基本運賃は3ドル、急行バスは7.25ドルです。運行時間や本数は路線によって異なります。
ローカルバスでは、前方のドアから乗り、OMNYの読み取り機にカードやスマートフォンをかざして支払います。
SBSは、専用レーンなどを活用して停車時間や移動時間の短縮を図るバスです。OMNYを使う場合は、乗車後に車内の読み取り機へかざします。MetroCardや現金で利用する場合は、乗車前に停留所の機械で支払い、発行された乗車証明を携帯してください。
バスの現在地や到着予定は、MTA Bus Timeで確認できます。停留所の6桁のコードを「511123」へSMSで送る方法もありますが、日本の電話番号やデータ通信専用eSIMでは利用できない場合があるため、旅行中はWebでの確認が便利です。
フェリー
フェリーは、移動しながらニューヨークの水辺の景色を楽しめる交通手段です。ただし、運航事業者によって料金や乗り場が異なります。
NYC Ferryには、イースト・リバー、ロッカウェイ、アストリアなどを結ぶ路線があります。通常の片道券は4.50ドルで、地下鉄・バスの運賃とは別です。チケットと時刻表はNYC Ferry公式サイトで確認できます。
ガバナーズ島へのアクセスは、運航事業者や季節によって異なります。NYC Ferryの季節運航と島への通年のアクセスを混同しないよう、訪問日の運航情報を確認してください。
一方、マンハッタンとスタテン島を結ぶスタテン・アイランド・フェリーは無料です。24時間運航し、片道約25分で移動できます。航路からは自由の女神やマンハッタンの景色を楽しめますが、自由の女神がある島には停まりません。
フェリーの運航間隔は一律ではありません。出発前に、利用する航路の時刻表を確認しましょう。

近郊鉄道
ニューヨーク周辺へ日帰り旅行をするなら、LIRR、メトロノース鉄道、PATHが選択肢になります。地下鉄とは運賃体系や乗車券が異なる点に注意してください。
ロングアイランド鉄道(LIRR)は、マンハッタンなどとロングアイランドを結びます。ファイアー・アイランド方面へ向かう際にも利用できますが、目的地によって駅からの地上交通やフェリーへの乗り継ぎが必要です。
メトロノース鉄道は、ニューヨーク市北部の郊外やコネチカット州方面への移動に便利です。スリーピー・ホロウなど、マンハッタンとは違った雰囲気の街を訪れる際にも利用できます。
PATHは、ニュージャージー州とマンハッタンのミッドタウン、ロウアー・マンハッタンを結ぶ鉄道です。ニューアーク空港への移動に組み込むこともできますが、空港へ直接乗り入れているわけではありません。
利用する路線によって運行時間や本数が異なります。郊外へ出かける際は、行きだけでなく帰りの列車も確認しておきましょう。
徒歩・自転車・タクシー
近い距離なら徒歩、荷物が多い場合や目的地まで直接移動したい場合はタクシーなど、公共交通機関以外も組み合わせると便利です。
徒歩で散策するなら、マンハッタンのウェスト・ビレッジやソーホーが候補になります。ウェスト・ビレッジでは細い通りや歴史ある建物、カフェ巡りを、ソーホーでは買い物や鋳鉄建築の街並みを楽しめます。
ブルックリンのウィリアムズバーグやブルックリン・ハイツも、街歩きに向いています。カフェに立ち寄ったり、マンハッタンの景色を眺めたりしながら散策してみましょう。
自転車を利用するなら、シェアサイクルのCiti Bikeがあります。アプリなどで自転車を借り、利用後は返却可能なドックへ戻します。返却時は、正常にロックされたことを確認してください。
タクシーや配車サービスについて、MahnoorはCurb、Arro、Uber、Lyftを挙げています。アプリごとに利用条件や料金が異なるため、手配する前に見積もりを確認しましょう。
イエローキャブでは、現金だけでなくクレジットカードやデビットカードでも支払えます。

ニューヨークの乗車券・運賃とOMNYの使い方
地下鉄・バスは、利用するたびに運賃を支払うのが基本です。OMNYでは一定期間の支払額に上限が設けられているため、観光で何度も乗る場合にも使いやすくなっています。
ただし、OMNYの地下鉄・バス向け運賃上限が、空港アクセスやフェリー、近郊鉄道などにそのまま適用されるわけではありません。
1回ごとに支払う方法
地下鉄・バスでは、主に次の方法で支払えます。
- タッチ決済対応のカード・スマートフォン: OMNYの読み取り機にかざして支払います。専用アプリのダウンロードやアカウント登録は必須ではありません。
- OMNYカード: 対応する券売機や販売店で購入し、残高をチャージして使うカードです。タッチ決済対応のカードやスマートフォンを使わない場合の選択肢になります。
- 残高のあるMetroCard: 販売・チャージは2025年12月31日に終了しました。手元に残高のあるカードがある場合は、利用終了に関する最新案内を確認してください。残高の移行は、MTAの案内に従って手続きします。
地下鉄、ローカルバス、SBSの基本運賃は3ドルです。同じカードや端末を使うと、地下鉄とバス、またはバス同士の対象となる乗り継ぎが、原則2時間以内に1回無料になります。急行バスへの乗り継ぎなどでは差額がかかる場合があります。
運賃や乗り継ぎ条件は、MTAの地下鉄・バス運賃案内で確認できます。
OMNYの7日間の運賃上限
OMNYでは、地下鉄・ローカルバス・SBSの対象運賃について、最初の利用から7日間の支払額に35ドルの上限があります。上限に達すると、その7日間の残りは対象の交通機関を追加料金なしで利用できます。
あらかじめ7日間の乗り放題券を購入する必要はありません。利用するたびに支払い、上限に達した時点で追加の請求がなくなる仕組みです。
運賃上限を適用するには、毎回同じカード、または同じ端末で支払うことが大切です。 同じクレジットカードでも、物理カードとスマートフォン内のカードは別の支払い手段として扱われます。途中で使い分けると利用額が合算されないため、旅行中に使う方法を決めておきましょう。
急行バスを含む場合は、別の7日間上限が適用されます。詳しい条件は、OMNYの運賃上限に関する案内で確認してください。
ニューヨークの公共交通機関を利用するコツ
乗る前に運行情報と行き先を確認しておくと、現地での乗り間違いや迷う時間を減らせます。Mahnoorのアドバイスも参考に、次のポイントを押さえておきましょう。
- 地下鉄・バスの運行情報はMTAで確認する: MTAの公式アプリやWebサイトで、遅延や経路変更を確認できます。LIRR・メトロノース鉄道の時刻検索や乗車券購入にはTrainTimeが便利です。
- UptownとDowntownを確認する: マンハッタンでは、Uptownは主に北方面、Downtownは主に南方面を示します。これだけで判断せず、路線名・終点・停車駅も確認してください。
- 地図を見るときは通路の端へ移動する: 改札や階段の前で立ち止まらず、人の流れを妨げない場所で確認しましょう。
- 降りる人を先に通す: 地下鉄やバスでは、降車する人を待ってから乗り込みます。
- 周囲の状況に注意する: 車内やホームで不安を感じたときは、無理に乗り込まず、駅員のいる場所などへ移動しましょう。
- 深夜は待ち時間と移動経路を確認する: 地下鉄は24時間運行していますが、時間帯によって本数や運行経路が変わります。
- 混雑を避けるなら平日の朝夕を外す: スーツケースを持って移動する日は、時間に余裕を持たせておくと安心です。
- 郊外へ行く日は帰りの列車も調べる: PATHや近郊鉄道は、利用する路線の公式情報で時刻と乗り場を確認してください。
地下鉄や夜間の移動に不安がある方は、ニューヨークの治安と旅行中の注意点も確認しておきましょう。
ニューヨークでの移動に備えてHolaflyで通信環境を準備
旅行中にデータ通信を使えると、地図や運行情報を確認したり、配車アプリを利用したりできます。通信手段をまだ決めていない方は、アメリカ旅行でスマホを使う方法と通信手段の比較も参考にしてください。
Mahnoorも、初めて訪れる旅行者にとって、道に迷ったときや列車の運行が急に変わったときに、移動ルートを調べ直せる通信環境が役立つと話しています。
Holaflyのアメリカ向けeSIMは、旅行日数に合わせてデータ無制限のプランを選べます。Google マップでの経路検索や、Uber・Lyftなどの利用に備えたい方の選択肢です。
ただし、地下鉄のトンネル内など、場所によっては通信できない場合があります。乗車前に行き先や乗り換えを確認し、必要な情報は保存しておきましょう。
利用前には、eSIM対応機種と利用条件を確認してください。対応端末でSIMロックなどの条件を満たしていれば、物理SIMを差し替えずに利用できます。通信環境のある出発前にインストールを済ませ、現地到着後に案内に沿って有効化しましょう。
長期滞在や複数の国への旅行を予定している方は、Holaflyの月額eSIMプランも確認できます。利用できる機能や契約条件は、プランごとに確認してください。
ニューヨークでの移動ルートとあわせて、通信環境も出発前に準備しておきましょう。旅行日数に合わせたプランは、Holaflyのアメリカ向けeSIMで確認できます。


