アメリカの入国審査で聞かれること|英語の回答例と話せないときの対処法
よくある質問への短い回答を準備すれば、英語に自信がなくても落ち着いて対応しやすくなります。
アメリカの入国審査では、渡航目的、滞在期間、滞在先、出国予定などを聞かれる可能性があります。質問の内容や順番は一律ではないため、自分の旅程に沿った答えを準備しておくことが大切です。
ESTAの承認やビザの所持だけで入国が保証されるわけではありません。聞かれたことに事実を簡潔に答え、英語が分からない場合は、分かったふりをせずに聞き返しましょう。
本記事では、よくある質問と英語の回答例、必要書類、到着後の流れを整理しています。別室で追加確認を受ける場合や、MPCの利用条件、乗り継ぎ時の注意点も確認できます。
自分の答えと必要な資料を出発前にそろえて、不安を減らし、楽しいアメリカ旅行へ一歩踏み出しましょう。
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アメリカの入国審査で聞かれることと英語の回答例
アメリカの入国審査では、渡航目的や滞在先、出国予定などを確認される可能性があります。質問の内容や順番は一律ではありません。以下の英語例を参考に、聞かれた内容へ簡潔に答えましょう。
| 質問例 | 回答例 |
|---|---|
| 渡航目的 What is the purpose of your visit? (渡航の目的は何ですか?) | Sightseeing. (観光です) |
| 滞在期間 How long will you be staying? (どのくらい滞在しますか?) | For five days. (5日間です) |
| 滞在先 Where will you be staying? (どこに滞在しますか?) | At the ABC Hotel in Los Angeles. (ロサンゼルスのABCホテルです) At my friend’s house in Seattle. (シアトルの友人宅です) |
| 同行者 Who are you traveling with? (誰と旅行していますか?) | With my family.(家族と一緒です) |
| 過去のアメリカ渡航歴 Have you been to the United States before? (以前、アメリカに来たことがありますか?) | Yes, I have. (はい、あります) No, this is my first visit. (いいえ、今回が初めてです) |
| 出国予定日 When will you leave the United States? (いつアメリカを出国しますか?) | On September 20. (9月20日です) |
| 帰国便・次の目的地への航空券 Do you have a return or onward ticket? (帰国便または次の目的地への航空券を持っていますか?) | Yes. Here it is. (はい、こちらです) |
渡航目的が観光以外の場合は、実際の目的に合わせて答えます。
- 商用の会議:For business meetings.
- 友人への訪問:To visit a friend.
- 家族への訪問:To visit my family.
回答例をそのまま暗記する必要はありません。ホテル名、都市名、滞在日数、出国日、同行者を自分の旅程に置き換えてください。最初は短く事実を答え、追加で聞かれたら必要な情報を補いましょう。
英語が話せない・聞き取れないときの対応
英語が話せない、または質問を聞き取れないときは、分かったふりをせず、短い英語で聞き返しましょう。
| 困っている状況 | 伝える英語 |
|---|---|
| 英語が分からない | I’m sorry, I don’t understand. (すみません、分かりません) |
| もう一度聞きたい | Could you say that again? (もう一度言っていただけますか?) |
| 話す速度が速い | Could you speak more slowly? (もう少しゆっくり話していただけますか?) |
| 英語が得意ではない | I don’t speak English well. (英語が得意ではありません) |
質問を聞き取れないまま、推測で「Yes」「No」と答えるのは避けてください。質問を理解できたら、実際の旅程に沿って簡潔に答えましょう。
口頭で説明しにくい場合に備え、渡航目的・滞在先・滞在日数・出国日を英語で紙にメモしておくと、説明を補えます。紙のメモは補助用であり、審査や質問への回答に代わるものではありません。
それでも意思疎通が難しい場合は、「Is there anyone who speaks Japanese?(日本語を話せる方はいますか?)」と入国審査官に伝えてください。ただし、日本語で対応できる職員や通訳がいるとは限りません。
アメリカの入国審査は厳しい?確認される点と注意点
アメリカの入国審査が、すべての旅行者に一律に厳しいとはいえません。
質問や確認の内容は渡航目的や滞在予定によって異なり、ESTAの承認やビザの所持だけで入国が保証されるわけではありません。到着時に、米国税関・国境警備局(CBP)の審査官が入国の可否を判断します。
質問には実際の旅程に沿って簡潔に答え、確認を求められた場合は予約情報や書類を提示しましょう。
別室で追加の確認を受ける場合
別室へ案内されても、その時点で入国拒否が決まったわけではありません。通常の審査で情報を確認しきれない場合などに、別の場所で詳しい確認を受けることがあります。
別室へ案内された場合は、次のように対応しましょう。
- 審査官の案内に従う
- 質問が分からなければ聞き返す
- 事実を簡潔に答え、求められた書類を提示する
確認の理由や内容は旅行者によって異なります。理由を推測せず、聞かれたことへ順番に対応しましょう。
出発前に準備する書類と滞在情報
出発前に、パスポート、有効なESTAまたはビザ、帰国便・宿泊先の情報を確認しましょう。予約資料は、入国審査で求められたときにすぐ提示できる状態にしておきます。
パスポート・ESTA・ビザの確認
日本国籍者は、90日以内の観光・認められた商用・乗り継ぎで条件を満たせば、ビザなしで渡航できます。その場合は、ICチップ入りのパスポート(eパスポート)と、承認済みのESTA(エスタ)が必要です。
出発前に、次の3点を確認してください。
- パスポート:アメリカからの出国予定日まで有効であることを確認します。残りの有効期間が90日未満の場合、認められる滞在期間も短くなるため、渡航前の更新を検討しましょう。
- ESTA:渡航の72時間以上前の申請が推奨されています。承認状況、有効期限、登録したパスポートが今回使用するものと一致しているかを確認してください。新しいパスポートを取得した場合は、ESTAも再申請します。
- ビザ:90日を超える滞在や、就労、学校で単位を取得する留学など、ビザなし渡航の対象外となる目的では、目的に合うビザが必要です。ESTAが承認されなかった場合も、ビザを申請します。
特定の国への渡航・滞在歴や複数国籍などにより、ESTAを利用できない場合があります。該当する可能性がある人は、渡航前に米国国務省の最新条件(英語)を確認してください。
帰国便・宿泊先・旅程を確認できる資料
ESTAを利用して空路でビザなし渡航する場合は、帰国便または米国から出国して次の目的地へ向かう航空券が必要です。
米国からカナダやメキシコなど周辺の国・地域へ向かう旅程には条件があるため、該当する場合はESTAの公式案内(英語)を確認してください。
滞在予定を説明できるよう、次の資料も確認できる状態にしておきましょう。
| 準備する資料 | 確認する内容 |
|---|---|
| 帰国便・次の目的地までの航空券 | 出発日、便名、行き先 |
| 宿泊先の予約確認書 | 名称、住所、宿泊日 |
| 旅程表・メモ | 滞在日数、訪問都市、移動予定 |
知人宅に泊まる場合は、相手の氏名と滞在先の住所を確認しておきます。宿泊先の予約確認書や旅程表は一律の提出書類ではなく、求められたときに渡航目的や滞在予定を説明するための資料です。
予約資料は、インターネットに接続できなくても見られるよう、PDFやスクリーンショットでスマートフォンに保存し、必要に応じて印刷した控えも用意しておきましょう。
書類以外の準備もまとめて確認したい方は、アメリカ旅行の持ち物チェックリストも参考にしてください。
アメリカ到着後の入国審査の流れ
多くの空港では、「入国審査→預けた荷物の受け取り→税関」の順に進みます。ただし、シアトル・タコマ国際空港のように荷物の受け取りが先になる空港もあるため、現地の案内表示と係員の指示を優先してください。
- 入国審査場へ進む
「Immigration」や「Passport Control」などの案内に従い、指定された列に並びます。並んでいる間にパスポートを用意しておきましょう。 - 入国審査を受ける
入国審査官にパスポートを提示し、質問に答えます。資料の提示、写真撮影、指紋採取を求められた場合は、指示に従ってください。 - 預けた荷物を受け取る
「Baggage Claim」の案内に従い、到着便の番号を確認して荷物を受け取ります。預けた荷物がない場合は、案内に従って税関へ進んでください。 - 税関を通って出口または乗り継ぎ先へ進む
税関申告が必要なものは正確に申告し、検査を求められた場合は係員の指示に従います。その後は、「Exit」または「Connecting Flights」の案内に従って進みましょう。
※カナダの一部空港など、出発前に米国の入国審査を済ませた空港から到着する場合は、米国到着後の流れが異なります。現地の案内表示と係員の指示に従ってください。
MPCを利用する場合の条件と流れ
MPC(Mobile Passport Control)は、対象者が入国審査に必要な情報を事前に送信できる無料の公式アプリです。利用できる人と場所は限られており、パスポートやESTAなどの必要書類に代わるものではありません。
MPCの利用対象と対応空港を確認する
日本のパスポートと承認済みのESTAを使い、ビザ免除プログラム(VWP)で入国する旅行者は、アメリカへの再訪者であることがMPCの利用条件です。初めてアメリカへ入国する人は、この対象区分ではMPCを利用できません。
MPCは、ホノルル、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨークのJFKなど、主な空港に対応しています。対象地点は変更・追加される可能性があるため、渡航前にCBP公式ページの最新一覧で利用空港を確認してください。
MPCの手続きと、利用後の入国審査・質問
MPCで情報を送信した後も、パスポートを提示して入国審査を受けます。審査官から質問や追加の確認を求められる場合もあります。
基本的な流れは次のとおりです。
- 公式アプリをダウンロードする
米国税関・国境警備局(CBP)が提供するMPCアプリを、App StoreまたはGoogle Playからダウンロードします。 - パスポート情報を登録する
パスポートを読み取り、アプリの案内に従って登録します。同行者をまとめる場合は、全員がMPCの利用条件を満たしていることを確認してください。1台の端末から、最大12人分を1回の送信にまとめられます。 - 空港を選び、入国情報を送信する
利用する空港を選び、顔写真を撮影して、表示される質問へ正確に回答します。送信時期はアプリの案内に従ってください。送信と受付結果の受信には、Wi-Fiまたはモバイルデータ通信が必要です。 - MPCの案内に従って入国審査を受ける
受付結果を確認したら、パスポートを用意し、「MPC」と表示された列へ進みます。質問、書類の提示、写真撮影などを求められた場合は、入国審査官の指示に従ってください。
受付結果を取得できない場合やMPCの案内が見つからない場合は、空港係員に確認し、案内された入国審査の列へ進みましょう。
入国審査の待ち時間と乗り継ぎの注意点
アメリカの入国審査にかかる時間は、空港や到着時間、当日の混雑状況によって変わります。 米国内で乗り継ぐ場合は、通常、最初に到着する空港で入国審査を受けるため、次の便まで余裕のある旅程を選びましょう。
必要な乗り継ぎ時間には、入国審査だけでなく、荷物の受け取り・再預け、保安検査、搭乗口までの移動も含まれます。たとえば、シアトル・タコマ国際空港は、国際線から乗り継ぐ場合に次の便まで3時間以上空けるよう案内しています。ただし、これはシアトル空港の目安であり、全米共通の基準ではありません。
予約前に、次の点を確認してください。
- 空港と航空会社が案内している乗り継ぎ時間
- 預け荷物の再預けと保安検査の要否
- 到着便と乗り継ぎ便のターミナル
- 同一予約か別予約か、乗り遅れた場合に受けられる対応
CBPの「Airport Wait Times」では、主要空港の過去の待ち時間を調べられます。当日の待ち時間や、次の搭乗口までに必要な総時間を保証するものではありません。乗り継ぎを計画する際の参考として利用しましょう。
次の便に間に合わない可能性がある場合は、入国手続き後に航空会社の係員へ相談してください。予約変更の可否や費用は、航空会社や航空券の条件によって異なります。



