ヨーロッパの食べ物おすすめ10選|現地を知る5人が紹介する料理
煮込み料理ならコシード、パスタならアマトリチャーナが、旅先で味わいたい一皿です。
ヨーロッパ旅行で食べたい料理には、スペインのコシードやフランスのキッシュ・ロレーヌ、ギリシャのスブラキなどがあります。
この記事で紹介するのは、ヨーロッパで暮らす、または暮らした経験のあるHolaflyのメンバー5人が選んだ10品。5か国の郷土料理を中心に、ロンドンで親しまれるピザ店も取り上げます。
味や材料、食べられる地域を知れば、旅先で注文したい一皿が見つかるはず。食費を含めたヨーロッパ旅行の予算も参考に、気になる料理を旅の楽しみに加えてみませんか。
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コシード(スペイン)

コシードは、肉やひよこ豆、野菜をじっくり煮込む料理です。 スペイン各地で親しまれ、なかでもマドリードを代表する郷土料理として知られています。
マドリードを拠点とするHolaflyのSEOマネージャー、Ana Fernándezは、コシードを街の食文化をよく表す料理として挙げています。マドリードでは、スープ、ひよこ豆と野菜、肉類を順に分けて提供する食べ方が一般的です。
アナによると、寒い季節の日曜日に、家族でゆっくり昼食を囲みながら食べる料理でもあるそう。提供する曜日を限定している店もあるため、訪問前にメニューを確認しましょう。
代々受け継がれてきた家庭の味は、伝統的な食堂や家族経営のレストランで味わえます。
カラコレス(スペイン)

カラコレスは、食用のカタツムリを使った料理です。 スペイン南部や東部で親しまれ、春から初夏にはバルや家庭の食卓に登場します。
バルでは、タパスと呼ばれる小皿料理として楽しめます。スープ仕立てやソース仕立てなどがあり、煮込んだ汁の味がなじむのが特徴です。
アナが紹介するのは、少し辛いトマトソースで煮込む食べ方。熱々の状態で土鍋に盛り付け、つまようじを使って一つずつ食べるそうです。
アンダルシア地方を旬の時期に訪れるなら、伝統的なタパスバルで探してみてください。
コーダ・アッラ・ヴァッチナーラ(イタリア)

コーダ・アッラ・ヴァッチナーラは、牛の尾を煮込んだローマの郷土料理です。 手頃な食材を工夫して使う、ラツィオ地方の庶民の料理文化から生まれました。
食肉処理場で働く人々の暮らしと結びつき、当時は価値が低いとされていた部位をおいしく食べる料理として、ローマで親しまれてきました。
じっくり煮込んだ牛尾は、やわらかく、とろりとした食感に。トマトやワイン、香味野菜、ハーブを使ったソースに肉のうまみが溶け込みます。松の実やレーズンを加えるレシピもあります。
ローマを拠点とするHolaflyのライター、Riccardo Ollmertにとっても、お気に入りの地元料理です。
味わうなら、テスタッチョやトラステヴェレ地区にある、トラットリアやオステリアと呼ばれる伝統的な食堂が候補になります。
アマトリチャーナ(イタリア)

アマトリチャーナは、トマトとグアンチャーレ、チーズを使ったパスタです。 ローマ在住のリッカルドも紹介する、ローマ料理の定番です。
発祥の地は、現在のラツィオ州にあるアマトリーチェ。羊飼いの食事に由来する「グリーチャ」というパスタに、トマトが加わって発展したとされています。
グアンチャーレと呼ばれる豚頬肉の加工品を炒めた香ばしさと、トマトの甘みが特徴です。唐辛子の辛みを加え、仕上げにペコリーノ・ロマーノというチーズを合わせます。
アマトリチャーナは、ローマやアマトリーチェの伝統的な食堂で味わえます。ローマでは、テスタッチョやトラステヴェレ地区の食堂も候補になります。
キッシュ・ロレーヌ(フランス)

キッシュ・ロレーヌは、卵やクリーム、ベーコンを使った、フランス北東部のロレーヌ地方の郷土料理です。
パリで生まれ育ったHolaflyのSEOマネージャー、Camille Norestが紹介する一品で、代表的な材料は次の4つです。
- タルト生地
- 卵
- クリーム
- 燻製ベーコン
バターを使ったサクッとしたタルト生地に、卵とクリームのまろやかな生地を流し込んで焼き上げます。燻製ベーコンの香りと塩気が、クリーミーな味わいを引き立てます。
カミーユによると、特別な日のごちそうというより、日常の食事として親しまれている料理だそうです。
ロレーヌ地方のパン屋や洋菓子店のほか、フランス各地のカフェやパン屋でも探せます。
ラタトゥイユ(フランス)

ラタトゥイユは、南フランスのニースを代表する野菜料理です。 ナスやズッキーニ、パプリカなどを使い、トマトやオリーブオイルと合わせて煮込みます。
プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地方で親しまれ、ニース風のものは「ラタトゥイユ・ニソワーズ」とも呼ばれます。
カミーユが魅力として挙げるのは、トマトやパプリカの甘み、ナスのうまみ、オリーブオイルやハーブの香り。野菜が旬を迎える夏に味わうのがおすすめだそうです。
プロヴァンスやコート・ダジュールを訪れるなら、家族経営のビストロや郷土料理を出すレストランで味わってみてください。
フィッシュ・アンド・チップス(イングランド)

フィッシュ・アンド・チップスは、揚げ魚とフライドポテトを組み合わせた、イギリスを代表する料理です。
衣を付けて魚を揚げる食文化は、ユダヤ系の移民によって伝えられたとされています。ロンドンでは1860年に専門店が開かれ、19世紀から働く人々の食事として親しまれてきました。
魅力は、サクッとした衣と、ほろりとほぐれる魚の身の組み合わせ。チップスは厚切りのフライドポテトのことで、中はやわらかく、塩やモルトビネガー(麦芽酢)をかけて味わいます。
ロンドン在住のHolaflyのコンテンツライター、Mahnoor Bangushがすすめるのは、ソーホー地区のポーランド・ストリートにあるGolden Unionです。
ICCOのピザ(イングランド)

ICCOは、1999年にロンドンで創業したピザ店です。 イングランドの郷土料理ではありませんが、地元で親しまれる食事としてマフヌールが紹介しています。
手頃な価格で楽しめる薄焼きのイタリアンピザが特徴。新鮮な生地に、トマトソースやチーズを中心としたシンプルな具材を合わせています。
ロンドンのフィッツロヴィア地区にあるグッジ・ストリート店のほか、カムデン店、ソーホー店があります。
ギロス(ギリシャ)

ギロスは、豚肉や鶏肉を縦型の回転式ロースターで焼き、薄く削ぎ切りにする料理です。 ギリシャで親しまれるストリートフードの一つです。
香辛料やハーブで味付けした肉に、野菜や、ヨーグルトにキュウリやニンニクを加えたソース「ザジキ」などを合わせます。肉のうまみに、野菜のさっぱりした味わいとソースの酸味が重なります。
ギリシャで数年間暮らしたHolaflyのライター、Katarina Mirkovic Arsicによると、皿盛りのギロスは地元で親しまれる定番の食事です。
ギロスは、アテネやテッサロニキをはじめ、ギリシャ各地で味わえます。
スブラキ(ギリシャ)

スブラキは、豚肉や鶏肉を串に刺して焼く料理です。 ギリシャでは古代にも肉の串焼きが食べられていました。
カタリナによると、大きな都市から小さな島まで各地で見かける、日常になじんだ食べ物です。アテネでは、串焼きを「カラマキ」と呼ぶこともあります。
カタリナが紹介するのは、肉をオリーブオイルやレモン、オレガノ、塩、コショウで味付けして炭火で焼く食べ方。肉のうまみをシンプルに楽しめる一品です。
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