ヨーロッパで安く海外旅行できる国8選|物価比較と旅先の選び方
ヨーロッパで物価が安い国はブルガリア・ルーマニア・トルコなど。航空券込みの総額で選びましょう。
ヨーロッパで安く海外旅行できる国を探すなら、ブルガリア・ルーマニア・トルコなどが候補です。チェコやポーランド、ハンガリー、ポルトガル、スペインも、観光の楽しみ方と予算に合わせて検討できます。
ただし、現地の物価が安くても、日本からの航空券や都市間の移動費が高ければ、旅行全体の出費は増えます。宿泊する都市や時期も含めて比較することが大切です。
この記事では、おすすめ8か国の魅力と物価の目安を紹介します。航空券・ホテルの比較方法や治安の確認方法も押さえて、予算に合う旅先を見つけましょう。
出発前からつながる安心感
読者限定|5%OFFクーポンプレゼント
クーポンコード:MYESIMNOW5
ヨーロッパで安く海外旅行できる国8選を比較
食費や宿泊費の安さを重視するなら、ブルガリアやルーマニアが候補です。観光で楽しみたいことも合わせて、予算に合う旅先を探してみましょう。
| 国 | 外食・宿泊の安さの目安 | 楽しめる観光 |
|---|---|---|
| ブルガリア | EU平均より約44%低い | ソフィアの街歩き、リラ修道院 |
| ルーマニア | EU平均より約41%低い | シギショアラなど歴史ある街並み |
| チェコ | EU平均より約31%低い | プラハの歴史地区や古城めぐり |
| ポルトガル | EU平均より約26%低い | リスボン・ポルトの街歩き、海沿いの景色 |
| トルコ | EU平均より約22%低い | イスタンブールのモスク、カッパドキア |
| ポーランド | EU平均より約20%低い | ワルシャワ・クラクフの古都めぐり |
| ハンガリー | EU平均より約18%低い | ブダペストのドナウ川沿いの街並み |
| スペイン | EU平均より約15%低い | マドリードの美術館や街歩き |
※安さの目安は、Eurostatの2025年の「レストラン・ホテル」の物価指数から算出し、四捨五入しています。国全体の価格水準を示すもので、個別のホテル料金や旅行総額が同じ割合で安くなるわけではありません。出典:Eurostatの物価比較統計
気になる国が見つかったら、日本からの航空券を含めて比較しましょう。現地の物価が安くても、航空券や移動費によって旅行総額は変わります。
ヨーロッパで物価が安い国|Eurostatの統計でわかる目安
EU統計局「Eurostat」の物価指数では、家計消費全体と、外食・宿泊などの項目別の価格水準を比較できます。
以下の12か国のうち、物価全体が最も低いのはトルコです。一方、外食・宿泊ではブルガリアとルーマニアが特に低い水準となっています。フランスやイタリアなども含めて見ると、国による違いが分かります。
| 国 | 物価全体 | 外食・宿泊 |
|---|---|---|
| トルコ | 60 | 78 |
| ブルガリア | 63 | 56 |
| ルーマニア | 65 | 59 |
| ポーランド | 73 | 81 |
| ハンガリー | 78 | 82 |
| クロアチア | 78 | 90 |
| ポルトガル | 87 | 74 |
| チェコ | 89 | 70 |
| スペイン | 92 | 85 |
| イタリア | 97 | 111 |
| フランス | 110 | 116 |
| スイス | 171 | 163 |
※EU平均=100。2025年の物価指数(2026年6月公表)を四捨五入しています。「物価全体」は家計最終消費支出、「外食・宿泊」はレストラン・ホテルなどの価格水準です。前の表と同じEurostatの統計に基づいています。
旅行先を比較するときは、滞在中の出費に関わる「外食・宿泊」の列にも注目しましょう。たとえば指数が70なら、その項目の価格水準がEU平均より約3割低いことを示します。
同じ国でも、物価全体と外食・宿泊の数値は異なります。チェコの場合、物価全体は89ですが、外食・宿泊は70です。
なお、この指数は厳密な順位付けを目的としたものではありません。僅かな数値の差よりも、おおまかな価格水準の違いを見るために使いましょう。
目的別に見るヨーロッパの安い国
物価の目安が分かったら、見たい景色や旅のスタイルと照らし合わせてみましょう。街並みや海を楽しむ旅、古都めぐり、現地での出費を抑える旅の3つに分けて紹介します。
街並みと海を楽しむならポルトガル・スペイン

ヨーロッパらしい街並みや海沿いの景色を楽しみたいなら、ポルトガルとスペインが候補です。どちらも外食・宿泊の物価指数がEU平均を下回っています。
代表的な見どころには、ポルトガルのポルト歴史地区や、スペイン・マドリードのプラド美術館があります。
外食・宿泊の指数は、ポルトガルが73.6、スペインが85.4です。ポルトガルはフランスやイタリアの約3分の2の水準で、スペインよりも約14%低くなっています。ただし、実際に予約するホテルや利用するレストランで、同じ差が出るとは限りません。
日本からの直行便を検討できるのは、スペインのマドリードです。アクセスを重視するならスペイン、現地の外食・宿泊の価格水準を重視するならポルトガルを候補にし、航空券込みで比べましょう。
どちらもユーロを使用するため、2か国を巡る場合も通貨を使い分ける必要がありません。
中欧の古都めぐりならチェコ・ハンガリー・ポーランド

プラハやブダペスト、クラクフのような歴史ある街並みを歩きたいなら、チェコ・ハンガリー・ポーランドが候補です。プラハとクラクフの歴史地区は、世界遺産に登録されています。
物価指数を見ると、割安な項目は国によって異なります。
- ハンガリー・ポーランド: 物価全体がEU平均より2割以上低い
- チェコ: 外食・宿泊の価格水準がEU平均より約3割低い
宿泊や食事の価格水準を重視するならチェコ、物価全体を参考にするならハンガリーやポーランドが候補になります。ただし、プラハ・ブダペスト・クラクフの宿泊料金は、旅行する日程と滞在エリアをそろえて比較しましょう。
3か国とも通貨はユーロではありません。チェコはコルナ、ハンガリーはフォリント、ポーランドはズウォティを使用します。周遊する場合は、国ごとに通貨が変わる点に注意してください。
独自通貨を使う国だから必ず安いというわけではなく、日本円での支払額は為替レートによっても変わります。
物価の安さを重視するならブルガリア・ルーマニア・トルコ

現地での出費を抑えたいなら、物価全体がEU平均の6割前後の水準にあるブルガリア・ルーマニア・トルコが候補です。
ブルガリアにはリラ修道院、ルーマニアにはシギショアラ歴史地区、トルコにはイスタンブール歴史地域があり、いずれも世界遺産に登録されています。
ただし、外食・宿泊の価格水準には違いがあります。
- ブルガリア・ルーマニア: EU平均の6割前後
- トルコ: EU平均の8割ほど
食費や宿泊費の価格水準を重視するなら、ブルガリアやルーマニアが有力です。ブルガリアは2026年1月1日にユーロを導入したため、ほかのユーロ圏の国と周遊する場合も通貨を使い分ける必要がありません。
トルコは、物価全体の指数だけで旅行予算を考えないことが大切です。たとえば、アヤソフィアの見学エリアの入場料金は25ユーロです。カッパドキアの気球ツアーなども組み込む場合は、観光費を別に計上しましょう。
施設やツアーの料金は、予約前に最新の案内を確認してください。
参考:EU理事会「The euro」、DEM Museumsの料金案内
予算以外の魅力も含めて旅先を比較したい方は、「ヨーロッパ旅行のおすすめ国と観光スポット」も参考にしてください。
ヨーロッパの安い国を選ぶ3つのポイント
ヨーロッパで安く海外旅行するには、現地の物価に加えて、航空券・ホテル代、旅程の組みやすさ、治安の3点を確認しましょう。
航空券とホテルは同じ日程・条件で比べる
候補国を比較するときは、出発日と宿泊数をそろえて航空券・ホテル代を調べるのが基本です。
次の手順なら、条件の違いによる比較のずれを減らせます。
- 候補の国ごとに、到着する都市を1つ決める
- 同じ出発日・帰国日で、その都市までの往復航空券を検索する
- 同じ泊数・人数・客室条件でホテルを検索する
- 預け荷物、空港からの移動、都市間交通などの費用を加える
- 合計金額と移動時間を比較する
ホテルは、中心部からの距離や朝食の有無、キャンセル条件もそろえましょう。「1室の料金」と「1人当たりの料金」を混同しないことも大切です。
一見安い航空券でも、預け荷物の追加料金や、長い乗り継ぎに伴う食事・宿泊費で出費が増えることがあります。航空券の表示価格だけで判断せず、目的地に到着するまでにかかる費用を確認してください。
航空券とホテルがセットになった格安ツアーも選択肢です。燃油サーチャージ、空港税、空港送迎などが含まれているかを確認し、同じ日程で個人手配した場合と比べましょう。
旅行全体の予算を立てたい方は、「ヨーロッパ旅行の日数別予算と費用内訳」も参考にしてください。
旅行時期も調整できるなら、候補日の前後で航空券とホテル料金を比較すると選択肢が広がります。出発時期を検討する際は、「ヨーロッパ旅行の安い時期」も確認してみましょう。
直行便のある都市を入口に旅程を組む
今回紹介した国では、トルコ・ポーランド・スペインなどに日本からの直行便があります。以下の都市を旅の起点にすると、乗り継ぎの負担を減らせます。
| 入口の都市 | 日本側の出発空港 |
|---|---|
| イスタンブール(トルコ) | 成田・羽田・関西 |
| ワルシャワ(ポーランド) | 成田 |
| マドリード(スペイン) | 成田 |
※運航日・便数・路線は変更される場合があります。予約時に航空会社の最新情報をご確認ください。
直行便があることと、航空券が安いことは別です。経由便も含めて、料金と移動時間のバランスを比べましょう。
ワルシャワを起点にクラクフやプラハを巡ったり、マドリードからリスボンやポルトへ足を延ばしたりする旅程も考えられます。ただし、ワルシャワへの直行便でクラクフに到着するわけではないため、その先の都市間交通費も必要です。
費用を抑えたい場合は、訪問国や宿泊都市を増やしすぎない方法もあります。1か国をじっくり巡る旅と、複数国を周遊する旅で、移動費と観光に使える時間を比べてみてください。
直行便がない都市へ行く場合は、乗り継ぎの回数と待ち時間も確認しましょう。具体的な日程を考える際は、「ヨーロッパ周遊のモデルコースと計画の立て方」が参考になります。
治安は外務省の危険情報で確かめる
旅行先の安全情報は、外務省の「海外安全ホームページ」で確認しましょう。同じ国でも、地域によって状況が異なります。
たとえば、2026年9月30日に確認したトルコの危険情報では、イスタンブール県はレベル1「十分注意してください」、シリアとの国境地帯はレベル4「退避してください。渡航は止めてください」とされています。
渡航を検討する際は、トルコの危険・スポット・広域情報で、訪問予定地の最新状況を確認してください。具体的な犯罪手口や旅行中の注意点は、「トルコの観光地別の治安と防犯対策」でも紹介しています。
危険レベルの意味は、次のとおりです。
| 危険レベル | 外務省の案内 |
|---|---|
| レベル1 | 十分注意してください |
| レベル2 | 不要不急の渡航は止めてください |
| レベル3 | 渡航は止めてください |
| レベル4 | 退避してください。渡航は止めてください |
レベル1の地域でも、安全が保証されているわけではありません。スリやひったくりへの対策、貴重品の管理などは、どの国でも必要です。
出発前には、外務省の「たびレジ」にも登録しておきましょう。滞在先の安全情報や緊急時の連絡を、日本大使館などからメールで受け取れます。
ヨーロッパの安い国を周遊するときのネット準備
ヨーロッパで複数の国を巡るなら、訪問国に対応した通信手段を用意しておくと便利です。移動中に地図や乗り換えを調べたり、宿泊先へ連絡したりする際に役立ちます。
通信手段のひとつが、スマホにインストールして使う「eSIM(イーシム)」です。利用するには、スマホがeSIMに対応していることや、SIMロックが解除されていることなどを確認する必要があります。購入前に「eSIM対応機種一覧と確認方法」で、お使いの端末を確認しておきましょう。
HolaflyのヨーロッパeSIMは、33か国に対応しています。この記事で紹介した8か国のうち、次の7か国で利用できます。
- ポルトガル
- スペイン
- チェコ
- ハンガリー
- ポーランド
- ブルガリア
- ルーマニア
データ通信は無制限で、テザリングは1日当たり1GBまで利用できます。対応国間を周遊する場合、国ごとに別のeSIMを用意する必要はありません。
トルコはヨーロッパeSIMの対象外です。 旅程に含める場合は、HolaflyのトルコeSIMを別途確認してください。
出発前に購入・インストールを済ませ、到着後は案内に沿って回線を切り替えましょう。通信速度やつながりやすさは、利用する地域や現地ネットワークの状況によって異なります。
旅行日数に合う料金と対応国を確認して、通信費も予算に組み込んでおくと準備が進めやすくなります。
ヨーロッパで安く海外旅行するためのよくある質問
ヨーロッパで安く海外旅行できる国はどこですか?
ブルガリア・ルーマニア・トルコなどが候補です。チェコやポーランド、ハンガリーも検討できます。ただし、物価の安さだけで決めず、日本からの航空券・宿泊費・現地交通費を含めた総額で比較しましょう。
日本から航空券が安いヨーロッパの国はどこですか?
最も安く行ける国は、出発空港・日程・経由地によって変わります。候補国の往復航空券を同じ日程で検索し、直行便と経由便を比較しましょう。預け荷物や空港から市内への移動費も含めて判断することが大切です。
安さと治安の両方を考えて旅行先を選ぶには?
まず物価と航空券から候補を絞り、外務省の海外安全ホームページで訪問都市・地域の危険情報を確認しましょう。国全体を一律に「安全」と判断せず、宿泊エリアや移動経路も含めて旅程を検討してください。
ヨーロッパ旅行の費用を抑えるにはどうすればよいですか?
旅行日程の前後で航空券とホテル料金を比較し、訪問都市を増やしすぎないことがポイントです。食事はスーパーや持ち帰りを組み合わせ、観光は街歩きなども楽しみましょう。通信費や手荷物料金も含めて予算を立ててください。