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日本人のアジア旅行は韓国・台湾・シンガポールが圧倒!上位3カ国が約70%を占める結果に 

韓国・台湾・シンガポールに人気が集中する日本人のアジア旅行。旅先選びの傾向やスマホ・eSIMの利用実態を、Holaflyの独自調査から紹介します。

Chie-photo
海外旅行を想起させる日本のパスポートを手に持つ様子

はじめに

日本では有効なパスポートを持つ人が5人に1人に満たず、海外旅行者は少数派であるものの、決して見過ごせない存在です。この層の実態と、日本人の旅行全体の傾向をより深く知るため、2026年3月に一連の調査を実施しました。本調査では、アジアで人気の渡航先、旅行の計画方法、そして旅先での通信手段に求めるものを中心に分析しています。

アンケート結果を見ると、回答者の約25%は「旅行そのものをしたことがない」と答えています。さらに、国内旅行の経験はあっても海外には行ったことがないという層を加えると、調査対象の約60%が海外旅行の未経験者という結果になりました。これは、回答者の60.2%が「海外旅行はしない」と答えた別の設問の結果ともほぼ一致しています。

その一方で、回答者の約28%が「今後2年以内に訪れたいアジアの目的地」を選んでいます。また調査対象全体を見ると、潜在的な旅行者層の存在もはっきりと確認できました。過去3年間は海外に行っていないものの、アジアの渡航先に関心を示した層が約12%を占めています。海外旅行は、日本の回答者の間で決して一般的とは言えないものの、海外への関心を持つ層が一定数いることがデータから見て取れます。

近い将来のアジア旅行に関心を持つ層では、行きたい目的地が特定の国に大きく集中しています。韓国・台湾・シンガポールの3カ国だけで、選ばれた目的地の約70%を占めており、旅行意欲のある日本人回答者が、魅力的でありながら現実的に行きやすい近場のアジアに特に惹かれている様子が伺えます。この傾向は、実際の渡航行動にも表れています。直近で海外旅行をした層が最も多く訪れたアジアの目的地も韓国(35.3%)で、台湾(15.6%)、シンガポール(12.7%)と続きました。さらに、同じ顔ぶれはeSIMの利用者層にも見られます。フォローアップ調査では、海外でeSIMを利用した渡航先の上位が韓国(45%)、台湾(33%)、シンガポール(20%)となりました。これらを総合すると、韓国・台湾・シンガポールは「行きたい」という関心の高さだけでなく、実際の渡航行動や現地での通信利用の面でも存在感を示していると言えます。

また、目的地のイメージに関する設問で好みを示した回答者を見ると、アジアの国ごとに異なるイメージが結びついていることも分かりました。韓国は「活気とエネルギー」を感じさせる旅先として最も際立ち、台湾は「文化遺産や歴史」と強く結びついています。インドネシアは「安らぎとリラックス」、シンガポールは「ロマンス」のイメージが定着しています。こうした連想からは、旅先の魅力が、その土地でどのような体験ができそうかというイメージによっても形づくられていることが示唆されました。

日本人が求める海外旅行のスタイルは、単なる「豪華さ」だけではなく、実用的で「レジャー」を中心としたものになっているようです。過度な時間や手間、費用をかけずに、しっかりと非日常を味わえる旅が支持されています。好まれるスタイルは快適さとコストのバランスが取れたもので、楽しく、無理がなく、お金をかけるだけの価値があると感じられる旅に、最も強い魅力を感じていると言えそうです。

こうした実用本位の姿勢は、旅先での通信環境へのこだわりにも表れています。いまや安定したインターネット接続は海外旅行に欠かせない要素であり、旅行者は料金、対応エリア、接続の安定性、そして使いやすさを重視しています。海外旅行の経験がある回答者の間では、eSIMの認知度は比較的高く、約74%が「使ったことがある」または「どのようなものか知っている」と回答しました。一方で、実際に海外旅行でeSIMを利用したことがある人は3人に1人に満たず、普及にはまだ伸びしろがあります。実際に利用した人の多くは、特に利便性や開通のしやすさ、通信品質の面で良い体験だったと評価しています。

空港でスーツケースを持ち、スマートフォンを確認する旅行者

主な調査結果

  • 日本の旅行者にとって、アジアの近場エリアは非常に大きな魅力を持っています。特に韓国、台湾、シンガポールが人気で、「近さ」と「アクセスの良さ」が大きなメリットとなっています。
  • 全体的な傾向として、日本の旅行者は限られた休暇の中で、現実的かつ無理なく行ける目的地を好むようです。長距離移動の負担がなく、リフレッシュできる近隣諸国が、今のニーズに合致しています。
  • 海外旅行の目的は、圧倒的に「レジャー(休暇・観光)」に集中しています。仕事や移住ではなく、日常を離れてリフレッシュし、観光や新しい体験を楽しむことが主な目的となっています。
  • 旅行のスタイルについては、豪華さよりも「バランス」が重視されています。贅沢を極めることよりも、快適さと価格の価値が見合った旅が好まれる傾向にあります。
  • 韓国は「活気があり、エネルギッシュ」というイメージが強い国のようです。ワクワクするようなアクティビティや、明るく賑やかな雰囲気の旅先として際立っています。
  • 台湾は「文化と歴史」が強く連想される国として挙げられています。文化的な深みや伝統、その土地ならではの個性を感じられる目的地として認識されています。
  • インドネシアは「安らぎとリラックス」のイメージが強く持たれているようです。心身を解き放ち、ゆったりとした時間を過ごす、穏やかな旅のイメージが定着しています。
  • アジアの国々の中で、シンガポールは最も「ロマンチック」なイメージの国として選ばれています。また、インドネシアも同様にロマンチックな感情を抱かせる旅先として高い評価を得ています。
  • 旅行の計画段階では、AIよりも既存のデジタル情報源が主役です。旅行情報サイトの重要性は依然として高く、AIは主流の習慣というよりも、一部の旅行者にとっての便利なツールとして普及し始めている段階のようです。
  • 旅行中、スマホは主に実用的なサポートのために使用されていることが伺えます。地図やメッセージ、情報検索アプリが頻繁に利用されており、旅の全行程において「スムーズで便利な体験」が重視されていることが分かります。
  • デジタルによるスムーズな旅行サポートへの関心も高まりつつあります。海外での手軽で柔軟な通信手段を確保することが、日本の旅行者にとって事前の準備段階からますます重要になっています。

調査方法

アジア圏における日本居住者の旅行行動と意識を明らかにするため、2026年3月にセルフ型アンケートツール「Freeasy」を活用した3つの調査を実施しました。

最初のスクリーニング調査を2026年3月2日に、第2回調査を3月4日から5日にかけて実施しました。各調査では、日本全国の15歳から99歳までの男女1,000名(計2,000名)を対象としており、海外旅行に積極的な層からそうでない層まで幅広く含まれています。これらの調査では、国際旅行の動向やアジア圏内での目的地選び、さらに旅行中のインターネット接続やモバイル機器の利用といった実用的な側面を網羅的に調査しました。

2回のスクリーニング調査では、一部の設問は、それ以前の回答で条件を満たした方のみを対象としているため、回答者数(n数)が他の設問より少なくなっています。また、設問全体の母数はより大きい場合でも、「特に好みはない」といった回答については、結果を見やすくするためにグラフ上では表示していないことがあります。その際も、必要に応じて該当する数値を本文中で補足しています。したがって、各割合は、グラフの凡例に示された回答者数、または本文中の説明と併せてご確認ください。

続いて3月6日には、スクリーニング結果に基づき、海外旅行でeSIMを利用した経験のある100名を対象とした追跡調査を実施しました。この調査では、旅行中の通信環境の確保や、より詳細な旅行習慣について深掘りした分析を行っています。

男女別などの属性間の比較については、データに基づき、統計的に有意な差が認められたデータのみを報告しています。

これら3つの調査を統合することで、日本人旅行者がアジア各地の目的地とどのように関わっているかを俯瞰するとともに、デジタル通信という現代の海外旅行に欠かせない実務面についても、詳細な分析を行なっています。

調査結果

スクリーニング調査(1)

Q1 過去3年間に渡航した国・地域はどこですか?(複数回答)

過去3年間に渡航した国・地域は韓国が最多76人。台湾48人、タイ・ヨーロッパ各36人、シンガポール34人と続く男女別棒グラフ。
※n=1,000(男性500名、女性500名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

海外旅行先、韓国・台湾・タイ・シンガポールが人気。アジア圏への渡航が主流に

過去3年以内に海外旅行の経験がある回答者のうち、最も多かった渡航先は「韓国(43.9%)」でした。次いで「台湾(27.7%)」、さらに「タイ」と「ヨーロッパ」が20.8%で同率となり、僅差で「シンガポール(19.7%)」が続いています。

その他の渡航先には、香港(17.3%)、中国(16.2%)、フィリピン(14.5%)、ベトナム(12.1%)、北米(12.1%)などが挙げられました。一方、調査対象全体の82.7%は「過去3年以内に海外旅行に行っていない」と回答しており、渡航を経験した層は依然として一部にとどまっている現状が浮き彫りになっています。

Q2 今後2年以内に、最も訪れたいアジアの目的地はどこですか?(単一回答) 

今後2年以内に最も訪れたいアジアの目的地は韓国が最多92人。台湾58人、シンガポール42人が続く男女別棒グラフ。
※n=1,000(男性500名、女性500名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

今後の旅行先としても、韓国・台湾・シンガポールが人気

今後2年以内にアジア圏への海外旅行を予定している回答者の間で、最も行きたい目的地として選ばれたのは「韓国(33.3%)」でした。2位には「台湾(21.0%)」、3位には「シンガポール(15.2%)」が続きました。その他の目的地としては、インドネシア(6.2%)、タイ(5.4%)、フィリピン(4.7%)、香港(4.0%)などが挙がっています。なお、調査対象者全体の72.4%は、現時点で「今後2年以内にアジア圏への海外旅行を予定していない」と回答しています。

【男女別の傾向】フィリピンへの関心に差
目的地選びにおける男女の好みを比較したところ、特定の国で違いが見られました。今後2年以内に「最も行きたいアジアの目的地」としてフィリピンを挙げた割合は、男性が7.3%だったのに対し、女性は2.2%にとどまりました。男性の方が、フィリピンへの渡航により高い関心を示していることが伺えます。

Q3 過去3年間で、最も頻繁に訪れたアジアの目的地はどこですか?(単一回答)

過去3年間で最も頻繁に訪れたアジアの目的地は韓国が最多61人。台湾27人、シンガポール22人が続く男女別棒グラフ。
※n=173(男性102名、女性71名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

日本人旅行者に最も選ばれているのは韓国、台湾、シンガポール

今回の調査対象となった旅行者グループにおいて、最も頻繁に訪れられているアジアの目的地は「韓国(35.3%)」でした。続いて「台湾(15.6%)」、3位に「シンガポール(12.7%)」がランクインしています。

それ以降は、タイ(6.9%)、フィリピン(5.8%)、ベトナム(4.6%)、香港(4.6%)、中国(4.1%)と続いており、中規模の利用層を形成しています。この結果から、旅行先が一部の非常にアクセスしやすく馴染みのある国々に集中しており、特に韓国が主要なハブとして際立っていることが分かります。

全体的なパターンとしては、近場のアジア諸国への強いこだわりが見られ、上位2〜3カ国を過ぎると割合が急激に下がる傾向にあります。

Q4 あなたが海外旅行をする際、その主な目的は何ですか?(単一回答)

海外旅行の主な目的は観光・レジャーが最多342人。友人や家族の訪問28人、出張・ビジネス18人が続く男女別棒グラフ。
※n=1,000(男性500名、女性500名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

海外旅行の目的は「観光・レジャー」が圧倒的。8割以上がリフレッシュを重視

海外旅行に行く人のうち、その目的として最も多かったのは「観光・レジャー」で、全体の85.9%にのぼりました。その他の理由としては「友人や家族への訪問(7.0%)」、「出張などのビジネス利用(4.5%)」と続いています。なお、調査対象者全体の60.2%は、現時点では海外旅行をしていないと回答しています。

【男女別の傾向】ビジネス目的の渡航に差
旅行の目的を男女別で比較すると、ビジネス(出張など)を目的とする割合は、男性が7.3%だったのに対し、女性は2.0%にとどまりました。男性の方が、仕事に関連した海外渡航の機会が多い現状が伺えます。

Q5 アジア旅行の際、どのような旅のスタイルを最も好みますか?(単一回答)

アジア旅行で好む旅のスタイルは快適さとコストのバランスが取れた旅が最多231人。低予算重視67人、目的地による57人が続く男女別棒グラフ。
※n=398(男性193名、女性205名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

「豪華さ」よりも「納得感」。日本の旅行者が選ぶのは、心地よさと予算の好バランス。

日本の旅行者の間では、極端な贅沢や過度な節約を避け、その中間にある「賢い選択」を支持する傾向が鮮明になっています。今回の調査では、全体の58.0%が「快適さと予算のバランス」を最も重視すると回答しました。「低予算重視(16.8%)」や「目的地による(14.3%)」がそれに続き、「高級感・ラグジュアリー派」はわずか6.5%にとどまっています。この結果から、多くの旅行者が「安さ」だけを求めるのではなく、実利的な「ほどよい心地よさ」という中間層を求めていることが分かります。

旅のスタイルにおける男女の傾向
旅の予算に対する考え方には、男女で興味深い違いが見られました。女性の63.4%が「快適さと予算のバランス」を最優先しているのに対し、男性は52.3%でした。一方で、男性は「低予算重視」と回答した割合が21.2%にのぼり、女性(12.7%)と比べてよりコストを抑えることに重点を置く傾向があるようです。

Q6 旅行の計画を立てる際、通常どこで情報を収集しますか?(単一回答)

旅行計画時の情報収集先は「情報収集は特にしない」が最多525人。旅行情報サイト274人、SNS107人が続く男女別棒グラフ。
※n=1,000(男性500名、女性500名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

旅の情報源は「旅行サイト」と「SNS」が主流。半数以上はこれまでの経験を重視

旅行の計画を立てる際、情報源として最も活用されているのは「旅行情報サイト(27.4%)」でした。次いで「SNS(10.7%)」、「友人や家族(8.0%)」が続いています。話題のAIツールについては、活用している人は1.0%にとどまっており、現時点ではまだ一般的な習慣にはなっていないようです。また、全体の52.5%は、事前のリサーチよりもこれまでの経験や習慣に基づいて旅を楽しんでいるという結果になりました。

情報収集における男女の差
情報収集の方法を男女別で見ると、SNSを参考にしている女性は12.8%にのぼり、男性の8.6%を上回りました。女性の方が、SNSを通じて最新のトレンドやリアルな情報をより積極的に取り入れている様子が伺えます。

Q7 「最も活気があり、エネルギッシュな旅」として、アジアのどの国を選びますか?(単一回答)

最も活気がありエネルギッシュな旅先は韓国が最多110人。シンガポール101人、台湾84人が続く男女別棒グラフ。
※n=1,000(男性500名、女性500名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

「エネルギッシュな旅先」として韓国・シンガポール・台湾がトップ3

元気をもらえるような、活気あふれる旅をしたい。そんな時の行き先として、最も多くの支持を集めたのは「韓国(22.2%)」でした。僅差で「シンガポール(20.4%)」が2位、3位には「台湾(17.0%)」がランクインしています。

その他には、タイ(10.3%)やベトナム(9.3%)も活気ある目的地として注目されています。一方で、回答者の50.5%は現時点で「このカテゴリーにおける特定の好みはない」としており、旅先に求めるイメージがまだ定まっていない層も一定数いるようです。

目的地イメージに見られる男女の差
旅先に求める「活気」のイメージには、男女で興味深い違いが現れました。

  • 女性:シンガポール(23.5%)や香港(6.5%)を「エネルギッシュな場所」として挙げる割合が男性を大きく上回りました。洗練された都市の賑わいや、華やかな雰囲気に惹かれる女性が多いことが分かります。
  • 男性:中国(4.7%)を活気ある目的地として選ぶ傾向が女性(0.8%)よりも高く、大規模な都市開発やダイナミックな勢いに魅力を感じる男性の視点が伺えます。

Q8 「文化遺産や歴史」を楽しむなら、下記の中でどの国を最も訪れたいですか?(単一回答)

文化遺産や歴史を楽しむ旅先は台湾が最多89人。中国85人、タイ78人、韓国62人が続く男女別棒グラフ。
※n=1,000(男性500名、女性500名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

「歴史と文化」を巡るなら?台湾、中国、タイが上位にランクイン

その土地ならではの文化や歴史を体感したい旅先として、最も多くの支持を集めたのは「台湾(18.0%)」でした。これに僅差で「中国(17.2%)」、3位に「タイ(15.8%)」が続いており、アジア特有の歴史的奥行きに魅力を感じる人が多いようです。

その他には、韓国(12.6%)、インドネシア(8.9%)、シンガポール(8.5%)、ベトナム(6.9%)などが挙がりました。なお、回答者の50.6%は、現時点で「このカテゴリーにおける特定の好みはない」と回答しています。

目的地イメージに見られる男女の差
歴史や文化という視点で見ると、特に女性において特定の地域を支持する傾向が見られました。

  • 台湾を「文化や歴史の旅先」として選んだ女性は21.2%にのぼり、男性(14.8%)を大きく上回りました。
  • 香港についても、歴史を感じる目的地として挙げた女性は8.4%で、男性(2.5%)と比較して高い関心を示していることが分かりました。

Q9 「安らぎやリラックス」を求めるなら、どの国を最も訪れたいですか?(単一回答)

安らぎやリラックスを求める旅先はインドネシア(バリ島など)が最多118人。シンガポール87人、台湾85人が続く男女別棒グラフ。
※n=1,000(男性500名、女性500名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

「心安らぐ旅先」トップはインドネシア。シンガポールや台湾も上位に

心身ともにリラックスし、安らぎを求める旅先として最も多くの支持を集めたのは「インドネシア(バリ島など)」で、24.0%にのぼりました。2位には「シンガポール(17.7%)」、3位には「台湾(17.3%)」が僅差で続いており、穏やかな時間を過ごせる場所として人気を集めています。

その他の地域では、タイ(12.8%)や韓国(12.4%)もリフレッシュの目的地として選ばれています。なお、回答者の50.9%は、現時点で「このカテゴリーにおける特定の好みはない」としています。

【男女別の傾向】女性は特にバリ島などのインドネシアを支持
癒やしの旅先に対するイメージを男女別で見ると、インドネシア(バリ島など)を「安らぎの旅先」として選んだ女性は28.3%にのぼり、男性(19.4%)を大きく上回りました。日常の喧騒から離れてゆったりと過ごしたい女性にとって、インドネシアは非常に魅力的な選択肢となっているようです。

Q10  「ロマンチックな目的地」として、どの国を最も訪れたいですか?(単一回答)

ロマンチックな目的地として訪れたい国はシンガポールが最多107人。インドネシア(バリ島など)88人、韓国47人が続く男女別棒グラフ。
※n=1,000(男性500名、女性500名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

「ロマンチックな旅」ならシンガポールとインドネシア。特に女性からの高い支持が明らかに

大切な人と過ごすロマンチックな旅先として、最も多くの票を集めたのは「シンガポール(24.3%)」でした。2位には「インドネシア(バリ島など)」が20.0%で続き、この2カ国がロマンチックなイメージにおいて他を大きく引き離す結果となりました。

その他の目的地では、韓国(10.7%)、台湾(10.0%)、香港(8.2%)、タイ(7.0%)、マカオ(6.8%)などが挙げられています。なお、回答者の56.0%は、現時点で「このカテゴリーにおける特定の好みはない」と回答しています。

目的地イメージに見られる男女の差
ロマンチックな旅先への期待感には、男女間で非常に大きな違いが見られました。

  • 女性:シンガポールをロマンチックな旅先として選んだ人は31.7%にのぼり、男性(16.7%)の約2倍という圧倒的な支持を得ています。洗練された夜景やモダンな雰囲気が、女性の心に響いているようです。
  • 男性:フィリピンをロマンチックな目的地として選ぶ傾向が女性(1.8%)より高く、9.3%となりました。リゾート地としての魅力など、男性独自の視点での期待感が伺えます。

スクリーニング調査(2)

Q1 旅行の計画やおすすめの検索に、AIツール(ChatGPTなど)を利用しますか?(単一回答)

旅行計画やおすすめ検索でAIツールを全く利用しない人が最多414人。旅行はしたことはない252人、まれに利用する130人が続く男女別棒グラフ。
※n=1,000(男性500名、女性500名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

日本の旅行者の5人に1人がAIを活用。新しい旅のスタイルとして浸透

日本の旅行者の間でも、AIを使った旅のプラン作りが着実に広まりつつあります。今回の調査では、回答者の20.4%が旅行の計画やおすすめ情報の収集に「少なくとも時々」はAIツールを活用していることが分かりました。その内訳を見ると、日常的に利用している層が8.5%、時々利用する層が11.9%、まれに利用する層が13.0%でした。一方で、最も多かったのは「AIツールは使わない」と答えた層で、41.4%にのぼりました。さらに25.2%は「これまで旅行をしたことがない」と回答しています。従来のリサーチ方法も依然として主流ではありますが、テクノロジーを賢く取り入れて旅をスマートにアップデートしようとする「デジタル活用層」が、確かな存在感を示しています。 

【男女別の傾向】AI活用と旅行経験における男女の違い 

  • AIツールの活用:AIを「まれに利用する」と答えた女性は16.6%にのぼり、男性(9.4%)を上回りました。
  • 旅行経験の有無:「これまでに一度も旅行をしたことがない」と回答した男性は28.4%だったのに対し、女性は22.0%でした。全体として、女性の方がよりアクティブに旅行を経験している傾向が伺えます。

Q2 旅行中、1日に平均で何時間スマホを使用しますか?(単一回答)

旅行中の1日あたり平均スマホ使用時間は2時間未満が最多366人。2時間以上5時間未満248人、5時間以上7時間未満85人が続く男女別棒グラフ。
※n=748(男性358名、女性390名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

海外旅行中、スマホは「賢く、効率的に」活用。半数以上が1日2時間以上利用
海外旅行において、スマートフォンはいまや欠かせない「旅のパートナー」となっています。今回の調査では、51%以上の人が海外滞在中に1日2時間以上スマホを利用していることが分かりました。

利用時間の内訳を見ると、48.9%が「2時間未満」と効率的に活用している一方で、51.1%は「2時間以上」利用しています。その内訳は、2時間から4時間が33.2%、5時間から7時間が11.4%、7時間以上が6.6%でした。スマホは多くの旅行者にとって旅の頼れる相棒となっているようですが、1日を通して長時間使い込む層は一部にとどまっています。

【男女別の傾向】女性は旅先でもスマホをフル活用
デジタルデバイスとの関わり方を男女別で見ると、女性の方がより長い時間スマホを活用している傾向があります。1日の利用時間が「5時間から7時間」に及ぶと答えた割合は、男性の9.2%に対し、女性は13.3%となりました。女性の方が、旅先での細かな情報収集や思い出のシェアにより多くの時間を割いている様子が伺えます。

Q3 海外旅行中、通常どのようにインターネットに接続しますか?最も利用する接続方法を選んでください。(単一回答)

海外旅行中のインターネット接続方法は「海外旅行をしたことがない」が最多336人。海外ではほとんど使用しない138人、国際ローミング95人が続く男女別棒グラフ。
※n=748(男性358名、女性390名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

海外でのネット接続は「いつものキャリア」か「レンタルWi-Fi」が主流。一方で“デジタルデトックス派”も?

海外旅行経験のある海外インターネット利用者の間で最も支持されたのは、国内キャリアの「海外ローミング(12.7%)」で、設定の手間がない手軽さが評価されていると考えられます。次いで、信頼と実績のある「レンタルWi-Fi(8.6%)」も根強い人気を誇ります。

また、無料Wi-Fi(7.0%)や現地のSIMカード(5.2%)、そして近年注目を集める「eSIM(3.2%)」など、自分に合ったスタイルを柔軟に選ぶ層も増えています。一方で興味深いのは、全体の18.4%が「あえてネット利用を控える」と答えた点です。スマホの画面越しではなく、目の前の景色や体験に集中したいという、旅への没入感を大切にする層が一定数存在することが分かりました。なお、回答者全体の44.9%は、まだ海外旅行の経験がないと回答しています。

【男女別の傾向】利便性重視の男性、旅の雰囲気に浸る女性
通信手段の選び方にも、男女それぞれのこだわりが見えてきました。

  • 男性:国内キャリアの「海外ローミング」を利用する人が16.8%にのぼり(女性は9.0%)、どこでもすぐに繋がる利便性を重視する傾向が伺えます。
  • 女性:一方で女性は、旅先でのネット利用を最小限に抑える人が21.3%(男性は15.4%)と多く、デジタルデバイスから少し離れて、旅の雰囲気をじっくり楽しむことを好む層の存在感がより鮮明です。

Q4 海外でのインターネット手段を選ぶ際、最も重視することは何ですか?2つまでお選びください。(複数回答)

海外でのインターネット手段選びで重視することは料金が最多111人。通信エリア102人、通信速度・安定性99人が続く男女別棒グラフ。
※n=274(男性139名、女性135名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

「安さ」と「品質」のどっちも譲れない!ネット選びで重視するのは、納得の価格と安定した通信環境

日本の旅行者は、海外でのインターネット接続手段を選ぶ際、コストパフォーマンスと質の高いデジタル体験の両方を非常にシビアにチェックしています。

最も重視されるポイントは「料金(40.5%)」でしたが、それに僅差で「利用可能な通信エリア(37.2%)」や「通信速度・安定性(36.1%)」といった通信の基本性能が続いています。また、21.5%の人が「専用アプリの使いやすさ」を、8.0%の人がデータ無制限プランの利便性を挙げています。さらに、6.9%は「特に重視する点はない」と回答しました。

この結果は、現代の旅行者が単に安いだけのサービスを求めているのではなく、手頃な価格でありながら、旅先でストレスなく使える信頼性とスムーズなパフォーマンスを賢く見極めていることを示しています。

※本設問は複数回答可のため、合計が100%を超えています。

Q5 海外旅行中、スマホを主にどんなことに使用しますか?(複数回答)

海外旅行中のスマホ用途は地図・ナビゲーションが最多246人。メッセージアプリ182人、SNS109人、動画視聴100人が続く男女別棒グラフ。
※n=412(男性194名、女性218名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

旅の必需品は「地図」と「メッセージアプリ」。実用性に加え、SNSや動画で旅をより豊かに
海外旅行中、スマートフォンは目的地での移動や周囲とのつながりを保つための、まさに「生命線」といえる役割を果たしています。

具体的な用途としては、「地図・ナビゲーション」が59.7%で最多となり、次いで「メッセージアプリ(44.2%)」が続きました。また、移動中や休憩時間の楽しみとして、「SNS(26.5%)」や「動画視聴(24.3%)」も一定の支持を集めています。このほか、「ゲーム(9.0%)」、「オンラインショッピング(7.8%)」、「仕事関連のタスク(5.6%)」が続き、「その他」も8.5%を占めました。

旅行者がデバイスを駆使することで、現地の移動という実用的な側面だけでなく、体験の共有といった社会的な側面からも、海外旅行の質を向上させている様子が伺えます。

※本設問は複数回答可のため、合計が100%を超えています。

【男女別の傾向】男性はデジタルエンタメやSNSにより積極的
スマホの用途を男女別に見ると、意外にも男性の方がデジタルエンタメやソーシャルプラットフォームをより活発に利用していることが分かりました。

  • SNSの利用:男性は32.0%がSNSを利用すると回答しており、女性(21.6%)を大きく上回っています。
  • ゲームの利用:海外旅行中に「ゲーム」を楽しむと答えた男性は12.9%にのぼり、女性(5.5%)の2倍以上の割合となりました。

男性旅行者にとって、スマホは実用ツールであると同時に、旅の合間のエンターテインメント拠点としての側面も強いようです。

Q6 旅行中によく使うアプリを次の中から選んでください。(複数回答)

旅行中によく使うアプリはLINEが最多148人。Googleマップ111人、Twitter(X)90人、Instagram82人が続く男女別棒グラフ。
※n=274(男性139名、女性135名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

旅の相棒は「LINE」と「Google マップ」。SNSも駆使して、海外でもリアルタイムの交流
海外旅行をより快適に、そして楽しく過ごすために、デジタルツールは欠かせない存在となっています。具体的にどのアプリが使われているかを調査したところ、最も多かったのは「LINE(54.0%)」でした。日本で使い慣れたコミュニケーション手段が、海外でもそのままメインとして活用されています。

続いて「Google マップ(40.5%)」、そして「Twitter (X)(32.9%)」がトップ3にランクイン。他にもInstagram(29.9%)、Yahoo! JAPAN(24.1%)、YouTube(21.9%)といったおなじみのサービスが並び、さらにはPayPay(16.8%)やLINE Pay(5.5%)などの決済ツールも旅をサポートしています。

これらの結果から、日本の旅行者が「人とのつながり」「リアルタイムのナビゲーション」「情報収集」をバランスよく組み合わせ、自分なりのスタイルで旅をアップデートしている様子が伺えます。

※本設問は複数回答可のため、合計が100%を超えています。

【男女別の傾向】男性は「リアルタイム性」、女性は「視覚的なシェア」を重視
アプリの使い分けにおいても、男女の好みがはっきりと分かれました。

  • 男性:情報の速報性や動画コンテンツを好む傾向にあります。「Twitter (X)」を利用する男性は38.8%(女性は26.7%)、「YouTube」は27.3%(女性は16.3%)と、女性を大きく上回る結果となりました。
  • 女性:視覚的な魅力やストーリー性を重視しています。「Instagram」を活用する女性は35.6%にのぼり、男性(24.5%)よりも高い利用率となっています。旅先の美しい景色や体験を、写真や動画を通じて共有することを楽しんでいるようです。

Q7 海外旅行中、1日にSNSをどのくらい利用しますか?(単一回答)

海外旅行中の1日あたりのSNS利用時間は1時間未満が最多133人。1〜3時間未満71人、全く利用しない・3時間以上が各35人の男女別棒グラフ。
※n=274(男性139名、女性135名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

旅の主役はあくまで「体験」。SNSは9割が利用しつつも、時間は「賢く、効率的に」が新常識

海外旅行中でも約9割の人がSNSを利用していますが、多くの旅行者は「現地の体験」を最優先にし、SNSとは程よい距離感を保っていることが分かりました。

利用時間の内訳を見ると、全体の半数近く(48.5%)が1日の利用時間を1時間未満に抑える「効率派」です。一方で、1〜3時間利用する層が25.9%、3時間以上利用する「アクティブ派」も12.8%存在します。なお、12.8%は「旅行中はSNSを利用しない」と回答しています。旅先での繋がりを維持しつつも、目の前の景色や文化に没頭することを大切にする、現代の旅行者らしいバランス感覚が伺えます。

【男女別の傾向】女性はSNSを通じた発信や共有により積極的
デジタル上でのコミュニケーションを男女別で見ると、女性の方がSNSに多くの時間を割く傾向にあります。

1日の利用時間が3時間以上に及ぶ「アクティブユーザー」の割合は、男性が8.6%だったのに対し、女性は17.0%と約2倍の結果になりました。女性にとってSNSは、旅の感動をリアルタイムで記録し、誰かと共有するための欠かせない手段となっているようです。

Q8 海外旅行中のモバイルデータ通信費用について、どの程度気になりますか?(単一回答)

海外旅行中のモバイルデータ通信費用は「やや気になる」が最多126人。非常に気になる90人、あまり気にならない43人が続く男女別棒グラフ。
※n=274(男性139名、女性135名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

「通信費」もしっかり抑えて賢く旅行。約8割が海外でのデータ費用を意識

海外旅行の準備において、通信コストの管理は日本の旅行者にとって非常に重要なトピックです。今回の調査では、78.8%もの人が海外でのモバイルデータ通信費用を「意識している」と回答しました。その内訳は、「やや気になる」が46.0%、「非常に気になる」が32.8%となっています。一方で、「あまり気にならない」が15.7%、「全く気にならない」と答えた人はわずか5.5%にとどまりました。多くの旅行者にとって、手頃で料金体系が分かりやすいデータプランを選ぶことは、旅の計画における「欠かせないステップ」となっていることが伺えます。

【男女別の傾向】女性はより「堅実派」。データ費用への意識に大きな差
費用に対する意識を男女別で見ると、女性の堅実な姿勢がより鮮明に現れました。通信費用を「非常に気になる」と答えた割合は、男性が24.5%だったのに対し、女性は41.5%にのぼりました。女性旅行者の方が、よりお得で価値のある通信手段を賢く見極めようとする傾向が強いようです。

Q9 海外旅行でeSIMを利用したことがありますか?(単一回答)

海外旅行でeSIMを知っているが利用したことはない人が最多181人。eSIMが何かわからない108人、1〜2回利用経験あり76人が続く男女別棒グラフ。
※n=412(男性194名、女性218名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

 

海外旅行の新常識「eSIM」。認知度は7割超え、3割がすでに利用経験あり!

日本の旅行者の間で、eSIM(イーシム)の存在感が急速に高まっています。今回の調査では、73.8%もの人がeSIMというサービスを「知っている」と回答しました。

実際に海外旅行でeSIMを利用したことがある人は約3人に1人(約30%)にのぼり、その内訳は「日常的に利用している」が11.4%、「1〜2回利用したことがある」が18.4%でした。一方で、43.9%は「(eSIMを)知ってはいるが、利用したことはない」と回答し、26.2%は「eSIMが何か知らない」としています。これらの回答結果から、eSIMは情報感度の高い旅行者を中心に着実な利用層を築きつつある一方で、認知を実際の利用につなげる余地はまだ大きく残されていることが分かります。

【男女別の傾向】認知度にはまだ伸びしろも
テクノロジーへの馴染み深さを男女別で見ると、興味深い差が見られました。「eSIMが何か知らない」と回答した割合は、男性が19.6%だったのに対し、女性は32.1%となりました。非常に便利なツールである一方で、特に女性層においては、今後さらに認知が広がることで利用者が増えていく余地が大きく残されています。

Q10 eSIMを利用したことがない理由は何ですか?(複数回答)

eSIMを利用したことがない理由は「特に理由はない・検討したことがない」が最多96人。仕組みがよくわからない28人、キャリアのローミングで十分25人が続く男女別棒グラフ。
※n=181(男性92名、女性89名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

普及が進むeSIM、さらなる拡大の兆し。5割以上が「導入に抵抗なし」と回答
eSIMのようなデジタル完結型の接続手段は、今後さらに普及する可能性を秘めています。今回の調査では、半数以上の旅行者(53.0%)がeSIMの利用に対して「特に理由はない・検討したことがない」と回答しました。

より具体的な理由を挙げた人は少数にとどまりました。「仕組みがよく分からない」が15.5%、「キャリアのローミングで十分」が13.8%、「設定・インストールが難しそう」が12.2%、「物理的なSIMカードの方が安心」が11.0%で、「その他」は1.7%でした。この結果から、この層がeSIMを利用していないのは、強い抵抗があるからというよりも、仕組みへの馴染みの薄さや習慣、あるいは試すきっかけがまだないことによるものだと考えられます。

※本設問は複数回答可のため、合計が100%を超えています。

【男女別の傾向】女性は「まずは仕組みを知りたい」と前向き
調査結果は、今後の普及に向けた「正しい情報の提供」が重要であることも示唆しています。「(eSIMの)仕組みがよく分からない」と回答した女性は21.3%にのぼり、男性(9.8%)を大きく上回りました。女性層への分かりやすい情報提供が、利便性や具体的な使い方の理解を促し、さらなる利用拡大のカギとなりそうです。

フォローアップ調査

Q1 通常のSIMカードやポケットWi-FiではなくeSIMを選んだ主な理由として、特に当てはまるものを最大2つ選んでください。(複数回答)

eSIMを選んだ理由は追加機器不要とすぐに利用開始できるが各32人で最多。SIM紛失の心配がない、価格が安いが各24人と続く男女別棒グラフ。
※n=100(男性56名、女性44名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

利便性と効率性の高さが、eSIMへの移行を後押し
海外旅行時において、旅行者はeSIMがもたらす実用的な利点を理由に、ますますこの技術を取り入れるようになっています。主な理由として最も多く挙げられたのは、「ポケットWi-Fiなどの追加機器を持ち歩かずに済むこと」と「配送不要ですぐ利用を開始できること」で、いずれも回答者の32.0%が選択しました。次いで、「安い価格」と「物理的なSIMカードを紛失する心配がないこと」がそれぞれ24.0%、「デュアルSIM機能で日本の電話番号を維持できること」が12.0%となりました。このほか、「SNSや友人・知人からのおすすめ」(6.0%)や「理由は覚えていない」(9.0%)も挙げられています。

これらの結果から、旅行者がシームレスで効率的、かつコストパフォーマンスに優れたデジタルソリューションを重視していることが伺えます。

なお、本設問は複数回答形式であり、回答者は当てはまる理由を2つまで選択できるため、合計割合は100%を超えています。

Q2 これまで(最も頻繁に)利用したeSIMの開通手続きは、どのような印象でしたか?(単一回答)

eSIMの開通手続きの印象は「まあ簡単」が最多55人。とても簡単25人、やや難しかった11人が続く男女別棒グラフ。
※n=100(男性56名、女性44名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

eSIMの開通手続きは、大多数の旅行者にとって手軽で使いやすいものに
eSIMの開通プロセスは、多くの利用者にとってスムーズな体験として受け止められており、80%が設定は簡単だったと回答しました。このうち、25%は「とても簡単・ほぼ自動で設定できた」と答え、55%は提供された案内を確認するだけで問題なく開通できたとしています。一方で、一部の利用者は設定にやや手間取ったようで、11%は「やや難しかった」、9%は「サポートデスクへの問い合わせが必要だった」と回答しています。全体として見ると、eSIMの開通は多くの利用者にとって無理なく行えるものですが、一部の旅行者にとっては分かりやすい案内やサポートが引き続き重要であることが伺えます。

Q3 海外旅行でeSIMを使う場合、どのタイプのデータプランを最も好みますか?(単一回答)

海外旅行でeSIMを使う場合に好むデータプランは容量固定が最多46人。使い放題33人、従量制11人が続く男女別棒グラフ。
※n=100(男性56名、女性44名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

予測しやすさと柔軟性のあるデータプランが、旅行者のeSIM選択を後押し
日本人旅行者は、海外旅行中において、分かりやすい価値と安心感を提供するデータプランを強く好む傾向が見られます。最も人気が高かったのは固定容量プランで、46%の回答者が、利用量を管理しやすく予測しやすい点を評価して選択しました。無制限プランも33%の旅行者から支持を集めており、データ容量を気にせず常時接続できる安心感が重視されています。さらに、11%のユーザーは従量課金型の柔軟性を評価し、10%はできるだけ競争力のある価格を重視していました。これらの結果から、旅行者がデジタル接続において、信頼性とコントロールのしやすさの両立を求めていることが伺えます。

Q4 直近の旅行でeSIMを利用した際の通信品質(速度・電波)に、どの程度満足しましたか?(単一回答)

直近の旅行でeSIMの通信品質に満足した人が最多50人。非常に満足28人、やや不満14人が続く男女別棒グラフ。
※n=100(男性56名、女性44名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

eSIMの満足度は驚きの「78%」!スピードも電波も、旅先でストレスフリーな体験

実際にeSIMを利用した日本人旅行者の満足度は非常に高く、全体の78%が通信速度や電波強度について「満足」と回答しました。その内訳は、28%が「非常に満足・ほぼどこでも使えた」、50%が「満足・都市部は良いが地方では遅かった」と回答しました。

一方で、接続に問題を感じた層も一部おり、14%が「やや不満」、6%が「不満」と回答し、2%は「わからない」としています。全体として見ると、eSIMの通信品質は多くの利用者にとって良好ですが、対応エリアや安定性は場所によって差が出ることもあるようです。

Q5 eSIMサービスを選ぶ際、Webサイトやカスタマーサポートが日本語対応であることはどの程度重要ですか?(単一回答)

eSIMサービス選びで日本語対応は「ある程度重要」が最多45人。非常に重要44人、重要ではない11人の男女別棒グラフ。
※n=100(男性56名、女性44名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

「やっぱり日本語が安心」89%が回答。サポート体制がeSIM選びの決め手に

eSIMサービスを選ぶ際、日本語によるサポート体制は非常に高く評価されています。今回の調査では、回答者の89%が日本語のウェブサイトやカスタマーサポートを「重視している」と回答しました。

その内訳を見ると、44%が日本語サポートを「非常に重要」として挙げており、45%がスムーズな利用のために「ある程度重要」と感じています。一方で、英語でのサービス利用に抵抗がない人は11%にとどまりました。

大多数の旅行者が、日本語での「分かりやすく確実なコミュニケーション」を求めているというこの結果は、海外という慣れない環境において、言語の壁を感じさせないサポート体制がユーザーの安心感と信頼を勝ち取るための決定的な要素であることを示しています。

Q6 これまでにeSIMを利用したことのある国・地域を教えてください。(複数回答)

これまでにeSIMを利用したことのある国・地域は韓国が最多45人。台湾33人、シンガポール20人、タイ17人が続く男女別棒グラフ。
※n=100(男性56名、女性44名)。オフホワイト=全体、水色=男性、青=女性。数値は回答者数(人)を示します。

韓国・台湾旅行は「eSIM」が新常識?アジアの主要スポットで利用集中

日本の旅行者は、特にアジアの人気エリアを中心に、さまざまな渡航先でeSIMを利用しているようです。今回の調査で、eSIMの利用経験が最も多かった渡航先は「韓国(45%)」、次いで「台湾(33%)」という結果になりました。

さらに、シンガポール(20%)、タイ(17%)、ベトナム(14%)、中国(14%)といったアジアの主要都市に加え、北米(13%)への旅行時にも活用されています。

物理的なカードの差し替えが不要な「デジタル完結型」の接続は、アジアのトラベルハブを軽快に巡る現代の旅行者にとって、非常に相性の良い選択肢となっているようです。

※本設問は複数回答可のため、合計が100%を超えています。

まとめ


日本人が「これからの海外旅行」に求めるのは、スマートさと軽やかさ


2026年の調査結果から見えてきたのは、日本人のアジア旅行に対する「明快で一貫したこだわり」です。アクセスの良さ、クオリティの高さ、そして現代のライフスタイルに無理なくフィットすることを、多くの旅行者が重視しています。

今回の調査を締めくくる、3つの大きなポイントをまとめました。

1. 「贅沢」よりも「心の充実」を。

韓国、台湾、シンガポールといった目的地が根強い人気を誇っているのは、そこが単なる「憧れの地」であるだけでなく、「現実的に手が届き、かつ質の高い体験ができる場所」だからです。

現代の旅行者は、従来の豪華主義的なラグジュアリーよりも、自分をリフレッシュさせ、知的好奇心を満たしてくれるような「バランスの良い旅」に真の価値を見出しています。

2. スマホは「旅のパートナー」から「不可欠な存在」へ。

旅行のあらゆる場面でデジタル活用が進んでいます。地図、連絡手段、リアルタイムの情報収集など、スマートフォンは単なるツールを超えた存在になりました。

特にLINE、Google マップ、Twitter (X) を自在に使いこなすことで、旅先での「予定に縛られない柔軟さ」や「その瞬間の楽しみ」を最大化しようとする、スマートな旅行者像が浮き彫りになっています。

3. eSIMとAIが切り拓く、ストレスフリーな未来。

eSIMの普及は、海外での接続をよりスムーズにし、旅の「面倒」を解消しつつあります。また、AIを使った旅行プラン作りも、感度の高い層を中心に新たなスタンダードとして芽生え始めています。eSIM利用者の満足度の高さは、今後のさらなるデジタル化と、便利なデジタルツールに支えられた旅の未来を予感させるものです。

総じて、2026年の日本人旅行者には、「テクノロジーに支えられた、心を満たすスムーズな旅」が求められていると言えるでしょう。海外へ行くことを特別なイベントとして構えるのではなく、自分のライフスタイルを豊かにする「心地よい日常の延長」として捉える。そんな洗練された旅行者たちをサポートすることが、これからの旅行業界における最大の鍵となるでしょう。

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ちえ Chie

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Editor

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